dairy '05.12.



今月 2005.11. 2005.10. 2005.09.

2005.12.31.(sat)
大晦日です。2005年も今日でおしまい。振り返ってみると今年は本当にいろんなことがあったなあと思います。(まあ毎年そう感じているんですが) 4月には新しい楽器を購入し、北は山形から南は宮崎まで様々な土地で演奏し、セッションやライブでたくさんの人と出会い、…今年はより自分の中で音楽が大きなウエイトをしめてきた実感があります。2006年も精力的にがんばっていきます。
みなさま今年は大変お世話になりました。2006年も伊東里栄子、鳥尾さんともども、どうぞよろしくお願いします。


photo by bucchii

今年はどこで年越しかな?


2005.12.28.(wed)
今日は鳥尾さんの仕事納め。阿佐ヶ谷マンハッタンでサックスのジムと演奏です。阿佐ヶ谷へ前にスタジオでリハをしてからいったのですが、途中で道に迷ってしまいスタートぎりぎりに。今日の車はナビなしだったので甘かったですね。すっかり便利なものに慣れていて油断してしまっていました。前回同様ジムの選曲は難しかったですが、今回は少し鳥尾さん向きに選んでくれたのかな? リハで練習したジムの激ムズカシイ曲が本番なかったのは少し残念な気もしましたが…。次回2月15日のジムと鳥尾さんのマンハッタンライブでリベンジだ!

photo by 黙阿弥さん

1月8日三鷹ウナマスライブで幕を開けた酉年の鳥尾さんライブも今日で終了。数えてみたら今年は鳥尾さんで130本あまりの演奏をしてきました。東京、埼玉を始めとして足利、戸塚、伊勢崎、山形、新潟、宮崎…いろんなところに行かせて頂きました。みなさんどうもありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!


2005.12.27.(tue)
今日の驚き。今日ライブに向かう前に自宅から最寄のガソリンスタンドに給油にいったんですが、お店のおじさんに突如「サックスの高橋知己って知ってる?」と声をかけられました。えっ、先週ご一緒しましたが…、と話したらなんと知己さんとはご親戚にあたるそうで、いやあ驚きました。子どものころからお世話になってるスタンドでこんなところでつながるとは、やっぱり日本は狭いですねえ。
今日は国立はっぽんでOMYリユニオン、ということで久しぶりに光井さんはっぽんに登場。なのでたくさんのお客様がきてくれました。1stステージはOMYリユニオン、久しぶりに五人そろってはっぽんのステージに立ちました。なつかしのFUNKYナンバーのオンパレード。二部は光井さんが今軽音楽部の現役生ドラムの槇尾、ピアノの長嶺さん、ベース松岡くんと結成しているバンド「営繕チャンプルー」(このバンド名には由来があって、光井さんが軽音の学生をバイトに雇ってやっている学校の机などの直す仕事が「学校営繕社」、で長嶺さんが沖縄出身ということでこうなったらしいです。)とっても渋い哀愁漂う演奏でした。

さらに今日の飛び入りゲストは恒例のボーカル清水さんにくわえて、一橋大の4年生ギターの岡本くん、はっぽんには登場のドラムのマルさん、前回も飛び入りパフォーマンスしてくれたファイアーノリ、そして学芸大のジャズ研の同期の圭介くんが遊びにきてくれてルート66を唄ってくれました。圭介くんには会うの自体久々、一緒に演奏するのにいたっては4年生の学祭以来4年ぶりとかじゃないかなあ。彼は今幼稚園の先生をしているのでステージで歌うのは卒部以来ということでしたが、とっても盛り上がりましたよ。写真は圭介くんと伊東。

さらにとっておきのゲストが。漫画家のさかもと未明さん。未明さんはもともと光井さんのところにギターを習いにいったそうですが今は唄をうたっていて、昨年の夏には未明さん企画の舞台(ミュージカル?)に鳥尾さんも参加させていただきました。今日うたってくれたのはTEA FOR TWOとMY FOOLISH HEART。最近喉を痛めたとおっしゃっていましたが、未明さん、とってもキュートでした。大盛り上がりのステージはOMYのお得意ナンバーtruble bQで幕を閉じました。みんな忘年モードだったのに運転で飲めなかったのがちょっと残念。でもとっても楽しかったです。年明けのはっぽんは1月11日。こちらもよろしくお願いします!

未明ちゃんを囲んで1

未明ちゃんを囲んで2

未明ちゃんを囲んで3
photo by Kobayashi-san


2005.12.26.(mon)
いつの間にかビッグイベントクリスマスもすぎてしまいました。この週末は何かとあわただしくてすっかり日記もサボってしまいました。
23日の金曜日は昼夜の二本立て。昼は立川ハーフトーン。ハーフトーンライブを昼にしてから5回目くらいですが、なかなかいいですね。この日は春ちゃんの大学時代のクラスメートの皆さんなどたくさんみにきてくれて盛り上がりました。夜は国分寺サンジェルマン8世。このサンジェルマン8世は軽音楽部でも何人もバイトしたりでお世話になってるカウンターパブということで鳥尾さんでここ1年半ほど月1回ペースで演奏していたのですが、最近はボーカルの大野めぐみさんにも手伝ってもらっているので今回からHPのスケジュールに載せました。普段のライブハウス以上にリラックスしたアットホームなライブで盛り上がっています。来月もやりますのでみなさま一度足を運んでみてください。
24日、クリスマスイブです。この日は青山の焼肉屋さんで演奏、メンバーはギターの太田雄二くんにテナーの石川くん、ドラムの岡部くん。お店は14日に演奏したカフェanoと同じ通りにあるので始まる前にお茶しにいったのですが、お客さんがたくさんいてにぎわっていました。チェコ料理をはじめてますます素敵なお店になりましたね。それにしてもクリスマスイブ、焼き肉屋もカップルだらけ…。この日一緒に演奏した岡部くん石川くんは名コンビで、話し始めるととまらない。スピーディーなテンポでポンポンと会話が行き来するのでみてて面白かったですね。人にもテンポってあるんだなあ〜と最近時折思います。これには土地柄も影響しているのじゃないかしら。九州出身の中島と安永はえらいのんびりしてるからなあ。
25日は川越スイートキャデラックでギター小山くんと鳥尾さんで演奏。スイキャには今年の5月に初めて演奏に来て以来、ライブやセッションにしばしば遊びに来ています。アットホームなとても心の落ち着くお店です。演奏終了後は恒例(?)トランペットのナカジーを交えたセッション。あいかわらずナカジー渋い! 小山くんの後輩のドラマーさんにも混じってもらったり、楽器を交換(ギター・ドラム中島、ピアノ・ドラム小山、ベース安永、ギター伊東とか)したりして、なんでもありセッション。ちょっと危険なフリーセッションですが、楽しいですね。マスターをはじめ、つきあってくれたみなさんありがとうございます。
今日26日は吉祥寺サムタイムにライブを見に行きました。ピアノ山本剛さん、ベース香川裕史さん、ドラム村上寛さん、ボーカル中本マリさん。剛さん、やっぱり素敵でした。もちろん定番のMISTYあり、さらに今日の選曲はOn a clear day、What a difference day you made、、Nearness of youと、私たちのレパートリーと重なるものも多々有りとてもうれしかったです。香川さんのビートとても気持ちよかったなあ。この吉祥寺Sometimeはジャズ研に入って初めてはいったライブハウス、卒業演奏会もここを貸しきってやった思い出の場所です。2006年もまたいろいろ見にきたいな。


2005.12.22.(thu)
昨日、21日はメグ。メグはいつも鳥尾さんにんだけで演奏しているのですが、今回はパーカッションにマキオにはいってもらってJZ BLATの時の編成、でダンサーのカナエちゃんにきてもらって、なんと踊ってもらっちゃいました。さらにボーカルの大野めぐみさんにも入ってもらって、にぎやかなライブとなりました。この日は久しぶりにメグのマスター寺島靖国さんが鳥尾さんのライブにきてくれて、大いに盛り上がった一日です。これから1月にかけて、メグでちょっとした鳥尾さんのイベントが開催されそうです。こちらもお楽しみに。
今日はアケタで高橋知己さん、津村和彦さんと鳥尾さんで演奏。ベテランのお二人に引っ張ってもらって、緊張しながらも精一杯演奏しました。それにしてもお二人ともとてもやさしくて暖かい方で、そういうミュージシャンになっていきたいな。さらに今日はなんとも不思議な日で、かなり久しぶりに見に来てくれた方、先々週宮崎のライフタイムで出会った鹿児島在住の方、福岡在住のはずの春ちゃんの友達(先週から横浜に越してきたらしい)、シュガーヒルでであった草加在住の方、そしてもちろんいつも来てくださる方々…いろんな人が集まってくれて感慨深かったです。集まるといえば、ライブ終了後は吉祥寺で学芸大軽音楽部の同輩先輩の集まる忘年会へ。自分は運転なので飲めないのが残念でしたが、この雰囲気、ものすごく懐かしかったです。人間交差点だぁ。


2005.12.20.(tue)
今日は大宮JAMでテナーの大野洋子さんと演奏でした。それにしても年末は渋滞がひどいですね、多摩地区から大宮へ行くのに3時間もかかってすっかり疲れ気味。でも疲れをぶっとばすようなサプライズが。大野さんのお知り合いのボーカルの男性が遊びにいらっしゃったのですが、どうも最近どこかで見かけたような……とおもったら先週広島のSOHOに遊びに行ったときに飛び入りでうたってらした方でした。ボーカルの増田さん。広島では挨拶もしなかったので、まったくの偶然にこんな遠くはなれた場所でお会いしたわけです。本拠地は埼玉で広島へは毎月出張しているそうで。しかも大野さんと増田さん数年前に仕事の取引先の相手としてであったという、なんとも運命的(?)な方でした。

12日のSOHO。ベースのダン三浦さんも印象的でした。

今日のジャム。後藤さん撮影。
日本もせまいな…


2005.12.18.(sun)
金曜日は上板橋のイマジンというお店で演奏してきました。ギターの太田雄二くんとこちらのお店で二回目の演奏だったのですが、ドラムははじめましての北沢くん。ここのところはじめましてのミュージシャンにあう機会が多い気がします。なにしろ普段鳥尾さんばかりだからなあ。新しく人と出会えるのは素敵なことですね。演奏面でも刺激になります。
土曜日は草加のシュガーヒルで演奏。草加はギターの小山大介くんの実家があるそうで、小山くんがお母さんと一緒に遊びに来てくれました。お母さんとご挨拶しましたが、とてもやわらかい感じでお話なさる方で、やはり親子は似ているのだなあと。中島家といい、やっぱり親の影響を強くうけるんだなあ。きっと私も人からみたら両親に似てるんでしょうね(笑)
今日は足利の屋根裏でボーカルの杉浦みどりちゃんと演奏。栃木は寒かった。朝には雪がちらついたそうで、ところどころ路面が凍っていました。気をつけて運転しなきゃ。学芸大学の先輩でこの屋根裏と鳥尾さんをめぐり合わせてくれたサックスの石井祐二さんも遊びにきてくれて、鳥尾さん今年初のクリスマスソングもいり交えた楽しいライブでした。屋根裏は常連の方たちが写真やらビデオやらとってくださるので、なんだか田舎に里帰りしてきたみたいな気分もします。さっそく石川さんが撮った写真を送ってくださいました。ありがとうございます。
ところで今日朝テレビをつけたら新婚さんいらっしゃいをやってました。たぶんまじまじとみたのは初めてなんですが、あの番組おもしろいですね。16歳のゴスロリ妻とか、仕事中のだんなに30分おきに電話してでないとメール60通の妻(だんなはそれがうれしいらしい)とか。人にはいろんな愛の形があるのだなあと。誰かが「人を愛することは、誰かの人生を知ることである」(たしか灰谷健次郎さんだと思いましたが)といってましたが、少し感激しました。


宮崎から帰って以来忙しく演奏の日々が続いています。なんとか旅のまとめをしたいのですが、なかなか時間がとれずに、想いの流れるまま今回もっともお世話になった中島家について語ってみました。とりとめのない文で申し訳ないですが。ライフタイムとドルフィーの写真も追加しました。


「宮崎の想い出 中島家」
知っての通り、中島と安永は福岡県で育ちました。安永の実家は福岡県の田舎町椎田に、中島の実家は宮崎県は木城町にあり、昨年の九州ツアーでは両家に宿泊させてもらいました。今回は宮崎のみの演奏だったので、のべ5日中島家にごやっかいになりました。
中島の母カエコさんは最近しばしばBBSに書き込みしてくださっていて、東京でもちょっとした噂の人物になりつつありますが、思い出してみると先にBBSに書き込みしてくれたのは父アキラさんでした。たしか去年の九州ツアーにでる前のころだったでしょうか、道中を心配した書き込みをしてくれた気がします。お二人とも出身は宮崎だそうで、中島が大学進学で東京に出てきた後に福岡から宮崎へ帰ってこられたので、実際にはこの木城のおうちでは中島は生活したことがないんですね。木城町は田んぼと畑に囲まれた田舎町です。はっきりいって、ど田舎です。生まれも育ちも東京のわたしには(たとえ陸の孤島武蔵村山市といえども)こういうところでの生活は想像できません。というか、なんというんだろう、人が温かいんですよね。ご近所(といっても家が少ないから近所の幅が広い気がする…)の方との接し方なんかにしても、ごく自然にでてくるふるまいが私には新鮮に感じられたりします。おおらかで温かいんです。
さて、肝心の中島家ですが、どえらい広い敷地の中に、築40年のおうちと、最近建てたおうちと音楽教室(カエコさんはヤマハの先生なんです)3つの建物があります。さらに畑、それから昔牛を飼ってたそうでその小屋の跡なのかな、直接姿は見ませんでしたが鳴き声がしたので今も鶏を飼っているのではないかと。こちらでカエコさんとアキラさん、それからカエコさんのお母さん、つまり弘恵のおばあちゃんの須奈子さんが暮らしています。3つの建物のうちの新しいおうちで私たちは寝泊りし、古いおうちのほうでご飯やお風呂を頂きました。この古いおうちがまたすごい、お風呂を薪で沸かすんです。これは初体験。風呂桶は普通のホーローなんだけど、入ってる最中にもばんばんカエコさんが薪を燃やしてくれるので、茹で上がるほど熱かったぁ。でも入っていると薪の香りがしてきて、素敵な体験でした。

前回は夏にきたので畑にはゴーヤややたらと細長い茄子がなっていたのを覚えています。(茄子といえば、アキラさん曰く、弘恵は茄子が好きで、弘恵の料理はなすびのやつしか食べたことがない、とか。いやいや弘恵は最近いろんなものを作ってくれますよ。どれもてんこ盛りの「おふくろの炊き出し」風ですが)今回はお土産にキャベツと、それからおばあちゃんにはみかんをいただきました。カエコさんは畑でつくるラディッシュがご自慢らしく、町の物産店にも出したそうです。最終日に春チャンと行った木城の温泉「ゆらら」の横にその物産店があり、そこには木城の人がつくった野菜がつくった人の名前がわかるように売られていました。どれも新鮮そうで、しかも安い! 武蔵村山もまだまだ畑があるから、こういうところがあったらいいなあ…なんて思いました。(なんだかこの文、小学生の作文みたいですが、向こうにいると、のんびりとそんな風に考えちゃうもんです。) 今年は柿が豊作だそうで、渋柿を一週間焼酎につけてつくるカエコさんお手製の「焼酎柿」をいただきましたが、これが甘くておいしい! 毎日食べても飽きません。庭の柿の木にはまだ上の方に柿が生っていて、昼間、残念ながら私と弘恵は昼寝していたのですが、中島家のみなさんと春ちゃんで木登りして採ってたらしいです。楽しそうだなあ。

前回も今回も、二人の実家に行くとお母さんがこれでもかとういうくらいもてなしてくれて本当に感謝しています。(実家住まいの私は普段から母にもてなされている…のかなあ…?) 今回は週末だったこともあって、前回以上にアキラさんと接触がもてましたね。まず到着した夜にはアキラさん主催のモツ鍋。カエコさん曰く、モツ鍋の作り方にはアキラサンのこだわりがあって、カエコさんには手を出させないそうです。まずはアキラさん、モツと野菜をいれて、お酒で煮ます。で、おしまい。えっ?と思いつつ食べてみると…モツ自身はたしかにおいしいですが、男の料理というか味がない…。その後にしょうゆやら塩やらを入れてみんなで調味して、おいしいモツ鍋ができあがりました。最後はちゃんぽんをいれるんですね。おいしかったです。モツ鍋だけでも満足なのにお刺身やらおきゅうと(これも噂には聞いていたけど初めてたべました。ところてんみたいな? 九州の味なんですね)やら、たくさん用意してくれていて、満腹満足。さらに朝食がすごかった。おかずがもりだくさん、旅館の朝、いや、夕飯みたいな。昨年の春ちゃんちの朝食もおかずがたくさんならんでいて、九州の朝はこんなに豪快なの?!と感激してます。

さらに今回は弘恵の弟のアキノブくんとご対面。大学生の彼は宮崎市内で一人暮らししているので前回は会えなかったんです。弘恵自身もあまり実家に帰ってないからあっていなかったようで、成長した姿に驚いてました。アキノブ君はカエコさん似、弘恵はどちらかというとアキラさん似でしょうか。二人を見てるとおもしろい。もう8年も一緒に暮らしてはいないけれど、やっぱり似てるんですよね。特にお母さんに対する態度とか、いろんなセリフに「これどっかで聞いたことあるよなあ」と笑ってしまいました。帰りがけにアキノブ君のアパートを覗きに行ったんですが部屋もなんか共通するものがありました。記念になるもの、思いの詰まったものの飾り方とか。もっとも、アキノブ君の部屋のほうがよっぽどきれいで片付いてましたが。春ちゃんにも弟がいるんですよね。一人っ子の私としてはうらやましいかぎりです。
宮崎を出発する前日の夜は、中島一家と鳥尾さんそろって飲み明かしました。気がつけば、その場にO型とB型しかいなかった。アキラさんと弘恵がO型であとはみんなB型。つまりカエコさんとアキラさんはB型女とO型男のご夫婦。これはB型女の私としては理想の組み合わせと感じるのですがいかがでしょうか。お二人はけんかするほど仲がいい…というか、一緒にいるとなんだかほのぼのしてきます。ほんとに面白いんです。実は安永家は全員B型、伊東家の母もB型ですが、父だけA型なんだよなあ…。この日はワイナリーの打ち上げがおわって12時くらいに帰宅したのですが、みんな待っていてくれてまたお刺身やら地鶏やら、ごちそうが…。もちろんビールと芋焼酎で。いろんな話をしました。アキラさんも翌朝5時おきで仕事なのに3時くらいまでつきあってくれました。アキラさん、ほんとによく飲まれます。芋焼酎のお湯割り。うちの春ちゃんも偉いのんべえでこの旅ではかなり長い時間アキラさんと飲んでいたので、アキラさんは春ちゃんがお嫁にでもきてくれたらうれしそう…(笑) 弘恵が寝て、アキラさんが寝て、いつしか中島家の掘りごたつにはB型だけが残りました。日があがるまで、いろんな話をしながら飲みました。飲まないのにずっとつきあってくれたカエコさん、お湯割りつくったりいろいろ気をまわしてくれたアキノブくん。ありがとうございます。

3日間、中島家のみなさんほんとにお世話になりました。一週間今回もたくさんの人に出会い、たくさんの思い出を共有しました。この想いを胸に、私たちは今日も演奏します。


2005.12.14.(wed)
無事宮崎から帰宅して、今日からは怒涛の師走ライブラッシュがはじまりました。旅の日記を充実させたいところですが時間がなかなかとれないので、とりあえず合間を見て書いたものをのせておきます。途中の写真はまとめ次第追加する予定。
今日は久々に渋谷のanoで演奏しました。もともとanoはチェコアートショップの下にオープンしたカフェでしたが、最近メニューもチェコ料理にリニューアル、スープやシチューとジャガイモのお好み焼きみたいなの(?)を頂きましたがどれもとてもおいしかったです。かわいい木のおもちゃなんかも飾られて素敵な雰囲気に変身していました。最近は雑誌などに取りげられることもあるそうで、これからが楽しみなお店です。演奏は鳥尾さん+小山大介くんのギターでしたが、小山くんのギターを作ってくれた石渡さんとお店の関係のギタリスト、ギタリスト率の多い客席に、小山くん緊張?興奮? 店のオーナーでNPO法人「街角で音楽を」の森さんが大学時代ジャズ研でベースを弾かれていたということなので、今日はついにステージにあがっていただきました。ブランクを感じさせない、アグレッシブな演奏に思わず興奮です。


2005.12.13.(tue)
今日は広島を9時過ぎに出発しました。東京まで約850kmの道のりをひたすら走ります。楽しみはサービスエリアの食事だけ…。そんなわけで今日も朝食はうどん、広島県の小谷SAで子いわしうどんを注文。こちらもまだまだ西の味でおだしがおいしい。さらに子いわしのてんぷらがものすごくおいしくてお勧めです。夕飯は恵那峡SA。前回の九州ツアーの帰りにこちらで食べた豚とろがおいしかったので、再び二人は焼肉定食を注文。ボリュームもあって目の前で焼いて食べるのは今回も満足の味だったようです。
今日も雪がふっていて、とくに岐阜のあたりがすごかった。また春ちゃんが嵐をよんだのか?とも思いましたが、意外に苦労もなく帰れました。でもやっぱり九州は遠いですね。今回も演奏3日移動4日、次からは飛行機でもいいんじゃないかなあ、なんて話してます。もっとも私は飛行機いまだに乗ったことがないのですが…


2005.12.12.(mon)
今日は宮崎を出発して広島へ向かいました。距離は550km程度なのでのんびり出発です。午前中には木城町の温泉にいってきました。やっぱり大きいお風呂はいいですね、癒されます。で中島家を出発したのが2時過ぎ。西のほうへ旅をするときには途中途中でうどんを食べると味の変化があっておもしろいですね。関東のしょうゆ味から関西のだし風味へ。そんなわけで今日は途中福岡の基山PAでごぼ天うどんを食べました。だしがきいてておいしかったです。九州出身の二人はやっぱりうどんといったらこの味なんだそうですね。

車は春ちゃんとわたしで交代で運転しながら広島を目指します。途中熊本や福岡の山のほうでちらちらと雪にみまわれました。行きでも山梨あたりで雪が降ってたけど、まさか九州でも降るなんて…。どうやら全国的に雪だったようですね。今回途中広島で一泊することにしたのは、広島在住の女性ベーシストのきよもんさんがきっかけでした。偶然私の高校時代の友人であるヒジカタが広島に転勤になったということで、久々の再開。高校時代毎日部活で顔をあわせてた仲なのにこんなところで会うなんて、また時の流れを感じてしまいました。

本当はきよもんと一緒にJiveというお店でピアニストのなかにし隆さんのライブを見るはずだったのですが、私たちの到着が遅れてライブがみれませんでした。残念だなあと思っていたら、なんと近くのSOHOというお店が0時15分から演奏しているとのこと。ぜひに、とお願いしてそちらに連れて行ってもらいました。お店に着いたときはすでにステージの途中だったのですが、なんとカウンターにベーシストの安カ川大樹さんが座っていらっしゃる。翌日広島で演奏があるそうで一人で飲みにきてらっしゃいました。もちろんその後飛び入り演奏。なんか得した気分でしたね。写真はサックス清水末寿さん、ピアノなかにし隆さん、ベース安カ川さん。

せっかく広島に来たのだから、とその後みなさんで広島焼きを食べにいきました。多分本格的な広島焼きを食べたのは初めてのことじゃないかなあ。焼きそば入り、ケチャップ味(?)のうどん入り、どちらもおいしかったです。もちろん今夜もビール。この旅、最後まで飲み続けでしたね。


2005.12.11.(sun)
今日は都農町にあるワイナリーで新しいスパークリングワインのお披露目パーティーで演奏しました。このワイナリーが山の上にあるのですが、海まで見渡せる絶好のロケーション。演奏は夜だったので夜景を臨む、屋外ステージ(屋根と囲いがあったのでステージからはあまり景色が見えませんでしたが、囲いがないと夜は寒くてしかたないですね)で演奏しました。パーティーの演奏ということを伺っていたのでBGMのような形になるのかなあと思っていたら、みなさん熱心に、大盛り上がりで聴いてくださって、こちらも刺激をうけてのびのびと楽しむことができました。昨年のツアーでも感じたことですが、本当に宮崎の人は熱いです。都農といい、昨年の日之影町といい、こんな田舎(ごめんなさい!)でなぜ?というくらい盛り上がります。すごく楽しかったです。
パーティー終了後はワイナリーの関係者の方々と打ち上げ。ワインと鍋を囲んで、これまた熱い宴会になりました。都農のワインは白ワインがおいしいそうなのですが、残念ながら完売してしまっているとのこと。でも今日の主役のスパークリングワインとロゼ、それからなんといっても私の好きな赤、これだけあればもう十分です。赤ワインはとてもフルーティーで飲みやすくておいしかったです。年が違うものをいくつか飲ませてもらいましたが、やっぱり味がちがうものですね。おもしろいなあ。こちらのワインはラベルのデザインなどもかわいくてとても素敵なんですが、東京には流通していないそうで、なんだかもったいない気もしましたね。都農は中島実家のある木城のとなりのとなり町、実はワイナリーの関係者の方と中島が遠い親戚にあたることが発覚したりして、おおいに盛り上がりました。
ワイナリーで盛り上がった後は中島家へ、宮崎最後の夜になる今日は、明け方まで中島家の方々とのみました。もちろん芋焼酎。九州の人はお酒つよいなあ…。ほんとにお世話になりました!




2005.12.10.(sat)
今日は宮崎市内のLIFE TIMEで演奏でした。LIFE TIMEは宮崎の老舗、そもそもマスターの草野さんに中島がCDを送ったことから昨年宮崎をまわることができました。前回の九州ツアーでは台風の去った最終日に演奏したしたのですが、これがまた嵐のような事態になったにもかかわらず、再び草野さんに声をかけていただいて今回の宮崎ツアーが実現しました。お店は宮崎市内で、私たちが泊まっている中島の実家のある木城町からは30qほどはなれているのですが、同じ宮崎とあって今日も中島の親族の方がいらしてくれました。お店の常連さんはもちろんのこと、今回の印象としては、学生さんが多かった。都内で演奏するときはお客さんの年齢層は少し高めの鳥尾さんですが、宮崎大学のJAZZ研が盛んだそうで、そちらの学生さんがたくさん集まってくれました。演奏終了後には普段ジャムセッションをするそうですが、今回は明日の準備もあって早々に楽器を片付けてしまってできなかったので少し残念でしたね。このLIFE TIMEは音響にとてもこだわっていらっしゃって、草野さんがこだわりの音を作ってくれます。ベースアンプも昨年のものからさらにパワーアップしたものになっていたのでそれを使わせていただきました。最近どちらかというとマイク撮りをしたり生音に近い音作りをしていたのですが、久々に思い切りアンプを使うと難しい反面、それに影響しあった表現が不意に生まれてきたりしておもしろいです。
演奏終了後は草野さんお手製のキムチの入ったチゲ鍋を囲んで打ち上げです。宮崎大のみなさんや昨年もきてくれた大学教授のヒューさんが参加してくださって今日もおいしくビールを頂きました。最近ほんとに飲みすぎですね。まあきっと明日も飲みますが。草野さんたちと音楽の話をたくさんしました。旅は普段会えない人とたくさん話ができてやはり素敵です。午前2時くらいにお店をでて二次会はラーメン屋さんに行ったのですが、駅から少し離れたところにもかかわらず通りには新宿かと思うほどの人。驚きました。宮崎も熱い街だなあ……。なんて思いながらホテルに到着したのは4時。明日はこのツアーの最後の演奏です。

ライフタイムカウンター。奥にステージが見えるかな

宮崎大ジャズ研部長の宮崎くん。翌日も運転やPAで手伝ってくれました。

ライフタイムのスタッフの直子さんが演奏中に書いてくれました

ライフタイムのいつもの席でくつろぐ草野さん。

ラーメン屋の草野さん。宮崎大の紘子ちゃんとツーショット

・・・・・・
中島撮影


2005.12.9.(fri)
今日はついに宮崎ツアー初のライブ、去年も演奏させていただいた高鍋のドルフィーというお店です。高鍋は中島実家の隣町とあって、親戚の方など顔見知りの方がたくさん集まってきてくれました。前回も感じたのですが音響がすごくやりやすくて面白いです。それにしても一番面白いのはお店のマスター伊作弘さん。店の名前のDOLPYはもちろんエリックドルフィーからきているもの(高鍋の名焼酎「百年の孤独」のラベルにはドルフィーの死ぬ間際の言葉が書かれているそうです)、伊作弘さんも昔サックスでフリージャズを演奏していたそうで、今夜も打ち上げの席で披露してくれました。コルトレーン風から2本吹きまでこなす見事な技。ギターで中島みゆきを弾き語りしたり、本当に芸達者な面白い方です。若いころからの写真を丁寧にアルバム「伊作弘の軌跡(現在volume10)」にしてとっていらっしゃって、これを見だすともう止まりません。若いころの伊作弘さんにまぎれて吉岡秀晃さんなどの九州出身のミュージシャンの若かりし日と、九州の熱いジャズシーンがあふれてきます。
打ち上げの席では、ついに宮崎名物、地鶏の炭焼きにありつけました。これがほんとにおいしいんです。今日ビールがすすみます。

伊作弘さんコルトレーン中

伊作弘さん中島みゆき熱唱中

秘儀、ローランド カーク


2005.12.8.(thu)
今朝は8時過ぎに京都を出発しました。せっかくだから冬の京都を満喫したいところですが、なにしろ今日中に宮崎まで、950kmはしりきらなくてはならないので、残念ながら今日とは素通りです。途中の楽しみはサービスエリアだけ…。どうしてサービスエリアでみる食べ物はあんなにおいしそうに見えるんでしょうか。まず吉備SAでうどんを、宮島SAでパンを、古賀SAでかしわめしのおにぎりを、宮元SAからは蜜がけコーンをつまみながら、ようやく12時間かけて宮崎は木城町の中島の実家へとたどりつきました。前回のツアー以来三人とも一年半ぶりの中島家、門を入ったとたんに思わず「ただいまぁ」と叫んでしまいました。家では中島両親がモツ鍋を準備して迎えてくれました。東京出身の私は初めてのモツ鍋体験。こんなに食べてばかりの一日なのに、最後のちゃんぽんまでぺろりといただきました。今日もビールと芋焼酎がうまいです!


2005.12.7.(wed)
今日鳥尾さんは九州へむけて旅立ちました。いつもどおり借りた車で。ひとまず今夜は京都に宿泊。東京から京都は6時間ほどでついてしまいました。今日は中央自動車道をつかってきたのですが、途中山間部では雪の降る場面も。諏訪湖SAで一休みしましたが、こちらもちょこちょこ雪が積もっていて。本格的な冬の到来ですね。明日はここから一気に宮崎へむかいます。


2005.12.6.(tue)
今日は高田馬場のgate oneにライブを見に行きました。ギター小山大介くん、ピアノ富永マキさん、ベース池尻洋史くん、ドラム矢嶋正義くん。偶然ベーシストの小杉敏さんがいらして、いろいろとお話をきかせてもらいました。小杉さんのベースが昔から大好きで、学生のころはちょくちょくライブを見に行っていたんです。最近は二年近く拝見していないのですが、また演奏を聴きに行こうと思います。
踊りましょう
明日九州へ出発します。


2005.12.5.(mon)
今日は中学校の同級生とカラオケに行きました。dairyにも何度か書きましたが、中学校時代の私のアイドルはTM Network。彼女とカラオケに行くときはいつもTMスペシャルです。今日もTM率80%くらいで、今日はどちらかというと普段あまり歌わない曲をいれてみようという傾向があったのですが、久々に聴くと(歌うと)あらためてすてきな曲を発見した感じです。昔の自分と同じ感覚をもちつつも、今聴くからこそ響いてくる音と言葉があるのだなあ、と。その曲を、歌詞をつくった彼らの年齢に近づいて、改めて感じるものがあるのですね。1984年の4月21日、TM Networkは金曜日のライオンでデビューしました。1994年の4月21日、TMNはNights of the Knifeで一度終了しました。2004年の4月21日、鳥尾さんはBE BOPをリリースしました。
Another meeting  季節は廻っていきます。


2005.12.4.(sun)
新しい帽子を買いました。今までほとんど帽子をかぶることはなかったのですが、最近一つ帽子を買ったのでよくかぶっています。中島と安永はしょっちゅ帽子をかぶって演奏しているので自分もそろえたほうがいいのかなあと、興味はあったのですがなかなか手をだしませんでした(それを言ったら二人は眼鏡もしてるからそっちもそろえたほうがいいんじゃないかという感じですが…)。が、先日大宮ジャムで帽子をかぶって演奏したらマスターに「いいねえ、ステージ栄えするよ」とほめられたので調子に乗ってその後もちょくちょくかぶってます。で、新しいのを購入。冬に帽子は防寒の面から見てもいいですね。今日はまたえらい寒い一日でした。奥多摩のほうでは雪が降るんじゃないかという予報でしたがどうだったんでしょうか。そんなわけで、夕飯は鍋。身も心も温まります。


2005.12.3.(sun)
日付は12月4日の午前8時、先ほど怒涛の4連日ライブを終えて帰宅しました。今日は渋谷JZ Bratで「steppin'JAZZ」というオールナイトのイベントで演奏してきました。9月にビバップスクエアというジャズで踊るイベントに出演しましたが、今日はそのビバップダンサーのbPを決めるバトルがメインのイベントで、全国からダンサーが集まる中、その特別企画として鳥尾さんで演奏しました。”踊れる”を意識した曲をさらにダンスを意識したアレンジで演奏したので、いつもとはちょこっと違う鳥尾さんがみられたかも。激しく踊るダンサーを目の当たりにして、いつも以上に勢いよくつっぱしりました。気持ちよかった!

私たちの演奏に合わせて踊る曲のリハーサル中のダンサーのみなさん。左前方はイギリスの伝説のダンサーJerry

dance battle final stageに勝ち残ったダンサーさん。すごいダンスで盛り上がりまくり。

前方でマイクを握るのは今回のMC Horieさん。
それから金曜日にいった上板橋のお店、普段は普通のバーでライブをするの自体はじめてのお店だったのですが、お店の常連さんがまったく偶然鳥尾さんのCDを聞いていてくださったとのこと。なんだかうれしくて不思議な感じがしました。知らないところで知らない人が鳥尾さん聴いててくれたりするんですね。CDだせば当然のことだろうけど、なんだかうれしくなりました。


2005.12.1.(thu)
今日は赤いカラスで大野めぐみさんと鳥尾さんでライブ。なんとベーシスト佐藤忍さんがあそびにきてくれた!



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