鳳凰三山( 縦走路中の最高峰は観音岳:2,840.4m ) 2007.09.17 登山



【PHOTO & 記録 鳳凰三山再々登山 3】

砂の縦走路が気持ちよい。
振り返れば、薬師岳頂上の後ろには青空が広がっている。頂上からの展望がほとんど得られない状態であったが、頂上独占で結構楽しめたと思う。

しかし、青木鉱泉の駐車場には結構車が駐まっていたのに皆どこに行ってしまったのだろうか。
前日に山中泊した人の車だったのかもしれない。
そう言えば、中道コースで合計 10名くらいの下山者とすれ違った。 彼らは素晴らしい天候にて頂上の景観を堪能したに違いない。羨ましい限りである。

ほとんどアップダウンのない、 砂地の気持ちのよい道が続く。
目指す観音岳は時折ガスで見えなくなるものの、砂地の上に足跡がしっかりついているので不安はない。
ガスが晴れたので振り返れば、薬師岳から続く縦走路が見渡せた。ハイマツの斜面が素晴らしい。
本来ならば、薬師岳の左手に 富士山が見えるはずだが、 今日のこのコンディションでは無理。縦走路の全貌が見えただけで良しとせざるを得ない。

前を向けば、観音岳へと続く緩やかな登りが見える。ここの岩も花崗岩なのであろうが、日向山のそれに比べれば、 あまり風化してはいないようだ。

このようなハッキリと観音岳姿を見ることができたので、良しとしたいが、 雲一つ無い青空の下であれば、なお一層感激も大きいことであろう。
ガイドブックにはこの縦走路を 白砂青松の稜線漫歩 と書いてあったが、まさにその形容がピッタリである。

11時32分、観音岳頂上着。
観音岳は大きな岩が積み重なっており、そこに登れば薬師岳へと続く縦走路、反対側は地蔵岳のオベリスクが見える。
本来ならば、北岳甲斐駒ヶ岳富士山も見えるはずだが、 この日は無理であった。

観音岳頂上の岩に乗り、ガスが流れてシャッターチャンスが来るのを待っていると、薬師岳の左後方に 富士山の姿がチラリと見えた。
慌ててカメラを向けたものの、すでに頂上付近はガスに隠れ、斜面のみを捉えただけであった。



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