作品名:     ごんずい3号Type−4 C2-onekurion
開発コード: C2−オネクリオン
開発費:¥4500円    開発期間:3週間    発表:2001年2月


突然、2年間の眠りから醒めたMr.ごんずい。
2001年の流氷ダイビングに向け、オネクリ
共同開発を進めたごんずい史上初のセット品の
水中アイテムである。
開発から僅か3週間で完成させたオネクリオン。
開発期間8ケ月の末に水没したTypeU Jesus
対照的。C2とは、『Catch-Clione』の略で、流氷
ダイビングの際にクリオネを優しく捕獲する為の
作品なのだ。
吸引能力はJesusより若干低く、毎分30リットル
水量は可変ではなく、電源部も本体と一体化して
シンプルな構造。GBS(逆流防止システム)は
今回も搭載している。



これがC2−onekurionだ

各部の説明

スイッチ部

 
今回はシンプル・イズ・ベストに徹し、水量切替え構造は採用して
いない。この為、メイン・スイッチ1つのみで3機のモーターを動作
させる。モーターの動作確認ランプすらない。今まで水没によって
泣かされてきた経験から、遂に最強の防水ゴムであるコンドーム
使用している。
今回より防水用のシールにはバスコークという製品を使用した。
 乾燥すると柔らかいゴム状になる優れもの。
 
 
フロント部

 
3機のモーターが並ぶフロント部分に3体の守護神クリオネが並ぶ。
それそれ、『クニオ』、『マリオ』、『ネネ』という名前が付けられている。
はっきり言って機能的には何も意味は無いが、こんな所にこだわる
精神がオレらしいのである。
 この守護神が流氷の天使:クリオネ・リマキナを招く!
 
 
 

排水部とGBS

 
排水口はごんずい3号Type−U Jesusのモノを流用した。3機の
モーターに1つづつ繋がっている。もし何らかのトラブルでこの中の
モーターのどれかが故障してSTOPするとこの排水口から海水が
逆流して吸引能力を下げてしまう恐れがある。そんな非常事態を
想定して排水口を塞ぐキャップも装着している。これがGBS(逆流
防止システム)なのである。
 
 


 
ごんずい3号ファミリーは一貫してペットボトルを再利用している。
ペットボトルのキャップは安価で且つ非常に融通のきく素材なのだ。
左上の排水口部分もこのキャップを使っているので簡単に取り外し
出来る仕組みになっている。なので万一モーターの一部が故障し、
故障したモーターの排水口から海水が逆流してしまう様な最悪の
場合は左写真の本体に装着したキャップと排水ホースを交換して
吸水能力を確保するのだ。
 

ヘッダー部

この部分は全くごんずい3号Type−U Jesusのモノを流用。先端
ノズルの部分もペットボトルのキャップを使って接続しているので、
オプション用のノズルも装着可能である。
 
オプションのノズルは現在開発を検討中。クリオネを優しく包む様な
ネット型のノズルが有力である。
 
 
 
 
電源部

電源は本体に収納されて、全体としてはシンプル化した。単2
電池を4ケを使用。電池ボックスは取り外し可能で、モーターや
スイッチとの接続コネクタを介して電源供給させている。電池を
挿入した後はOリング付きのネジ蓋でパッキングさせている。
この手法はあかりちゃんでも部分も実績のある防水手法なのだ。
 
 本体の中に電源のみの空間を作成し、内側からはバスコークで
 完全にシールドした構造を採用。
 



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