北極を囲む寒流域、北海道〜三陸沖
最近人気のクリオネは和名:ハダカカメガイと言います。
流氷の下で舞う姿はまさに天使そのものです。しかし、
天使のイメージが強く植え付けられた為に本来の捕食
シーンが紹介されると抗議が殺到します。困ったもんだ。
撮影地:北海道・ウトロ
水深7m
北極圏を囲む北大西洋
及び 太平洋
日本では北緯43度以北
クリオネがメジャーならば、まだまだマイナーなのが
このミジンウキマイマイ。巻き貝の仲間で なんと天使
クリオネのエサでもあります。個人的にはクリオネより
カワイイと思うのですが、いかがでしょう?
撮影地:北海道・ウトロ 水深3m
ミジンウキマイマイもクリオネと同じ様に羽根をバタバタさせて泳ぎます。
姿からのイメージは、往年の名作ゲーム:スーパーマリオブラザースに
登場する羽根の生えたブロックを想像しちゃうのですが・・・
僕だけ?
撮影地:北海道・ウトロ
水深3m
氷の下をゆっくり歩くように動くウミグモ。その動きは
まるでロボットのよう。流氷下の世界にはこの様な
不思議な生物がたくさんいます。名前はクモですが
分類上は全く関係ない節足動物で、ウミグモ綱には
500種以上います。
撮影地:北海道・ウトロ
水深5m
こいつはまるでおたまじゃくしの風貌。お腹には吸盤が
あって石にピトッとくっついています。変な顔してこちらを
見ている・・・ なんじゃこいつは? って感じの野郎です。
もしかするとクサウオ(大型種)の幼魚なのかも・・・
撮影地:北海道・ウトロ
水深7m
流氷の世界でやけに目立つのがこのフウセンクラゲの
赤い触手。クリオネ全盛の時代にあって僕はこのクラゲが
大好きです。何でこんな厳しい世界でも生きていけるのか?
潜る度に考えさせられる生物の1つです。
撮影地:北海道・ウトロ
水深5m
フウセンクラゲの魅力は目立つ触手だけではありません。彼らも見事に
電飾を見せてくれるんです。これがまたイイんだぁ〜。流氷の世界では
『クラゲってすごいなぁ』と、こんな下等な生物にも感心したり、いろいろ
教えられたりします。そこが流氷ダイビングの魅力の1つでもあると僕は
つねづね思っています。
撮影地:北海道・ウトロ
水深5m
ウリクラゲは度々『宇宙船』にたとえられます。確かに
この姿形からはピッタリですネ。しかし、水中では激しく
電飾を点滅させており、これが本当の由来でしょう。
非常に見事な電飾です。個人的に電飾クラゲをトラック
野郎と呼んでます。
撮影地:北海道・ウトロ
水深8m
最近、クラゲの中ではウリクラゲが妙に好きだったりする僕ですが、
理由は電飾ばかりではなく、その動きなんです。実際に彼らを観察
すると、驚くほどに活発な動きをします。口を開けて獲物を吸込む
動作はもちろん、体を写真の様に『うに〜』と曲げたり、縮んだり・・・
なので僕は愛着を込めて『ウリ君』と呼んでいるんです。
撮影地:北海道・ウトロ 水深3m
伊豆で良く見るカブトクラゲと違うのかなぁ? 図鑑では
カブトクラゲの生息域は暖かい海と書いてあるが・・・
外見上では電飾ラインの上に必ず黒い斑点があるのが
違っています。きっと分類上では違う種類なのでしょう。
う〜ん、詳細不明。
撮影地:北海道・ウトロ
水深5m
← これがUP写真
よく見ると確かに黒い斑点があります。
伊豆で見かけるカブトクラゲにはこの
黒い点は無いように思えます。
撮影地:北海道・ウトロ
水深5m
カブトクラゲこそ自分の中では電飾野郎の元祖なんですが、
ほのかな電飾も奇麗・・・
流氷ダイビングに行く度に、うじゃうじゃいたり、逆に全然
いなかったりする感じがします。当たり年ってあるのかいな。
← 赤く発色中
撮影地:北海道・ウトロ
水深3m
ウメボシとは良く言ったもので、確かにすっぱそうな
雰囲気。こんな水温−3℃の世界でも生きていく
生命力にはたかがイソギンチャクながら立派だと感心
しますぜ。極寒の水中は毎回、色々な事を教えて
くれます。
撮影地:北海道・ウトロ
水深7m
体長は10cmくらいの北海道ではお馴染みのシマエビ
です。見るからにおいしそうな雰囲気で、酒のつまみに
チュッと食べてみたいです(願望)。
撮影地:北海道・ウトロ
水深5m