OpenGL for Windows from SGI は、SGI が Windows パソコン用に作成した OpenGL ライブラリです。
Windows NT 4.0 と 95 に対応している OpenGL 1.1 ライブラリで、VC++ の他 Boland C でも開発ができるようにライブラリがついています。
Windows 用の OpenGL ライブラリは、既に Microsoft が作成し、標準で実装されていますが、SGI はこの実装に満足できず、SGI 版のライブラリを作成したのです。
ですから、OpenGL for Windows from SGI の方が、Microsoft の OpenGL ライブラリに比べて、パフォーマンスが高いものとなっているようです。ただし、将来は Microsoft のライブラリと統合されることが決まっています。
ただし、現在のところ OpenGL ボードに対応していなかったりと制限もたくさんあります。今後のバージョンアップに期待しましょう。
なお、DLL の名前は OpenGL.DLL, GLU.DLL になりました。Microsoft の OpenGL32.DLL, GLU32.DLL と名前が重ならないようになりましたが、この結果、再コンパイルなしに SGI 版の OpenGL を使うことができなくなりました。
現在、Microsoft の OpenGL と統一されるためか、公式なサイトから OpenGL for Windows from SGI は姿を消しました。
どうしても必要な場合は、以下のサイトからダウンロードしてください。