Vincent 3D は Common Lite プロファイルの適合テストにパスしています。
(Common プロファイルは、精度損失のため1つのテストに失敗します。)
Vincent 3D の内部処理は固定小数点演算となっていますが、インターフェイスは浮動小数点を受け付けるため、
Common プロファイルに対応しています。(このためライブラリ名は libGLES_CM となっています。)
なお、内部処理が固定小数点演算となっているため、浮動小数点演算器を持たないハードウェアでも利用できるものと思います。(未確認)
以下の拡張機能をサポートしています。(OpenGL ES 1.1 では必須のものを含む)
- GL_OES_fixed_point
- GL_OES_single_precision
- GL_OES_read_format
- GL_OES_query_matrix
- GL_OES_point_size_array
- GL_OES_point_sprite
- GL_OES_compressed_paletted_texture
Vincent 3D には独自の ug という補助ライブラリが用意されています。
ug は、GLU と
GLUT(
GLAUX) を OpenGL ES 向けに簡易に実装したようなライブラリです。
ウィンドウの作成、イベント処理の他、
GLU の gluPerspective, gluLookAt に相当する関数が用意されています。
box, cone, cube, disk, sphere, torus, tube といったプリミティブもサポートしています。