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十二月の歌 真冬の春・四月とむすめ 歌詞

楽譜

1.十二月の歌
2.真冬の春・四月とむすめ

1.十二月の歌

もえろ もえろ あざやかに
夏はカッカと照るだろう
冬はなるたけあたたかく
春はやさしく照るがよい
もえろ もえろ あかるくもえろ
消えないように どんどんもえろ

もえろ もえろ パチパチと
つもった雪の山がある
若木林のあちこちに
木の実がたくさんなるだろう
もえろ もえろ あかるくもえろ
消えないように どんどんもえろ

巣箱にはこぶミツバチの
みつがたくさんあるように
畑じゃ小麦がびっしりと
穂を出せ 穂を出せ いちめんに
もえろ もえろ あかるくもえろ
消えないように どんどんもえろ
もえろ もえろ あかるくもえろ
消えないように どんどんもえろ

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2.真冬の春・四月とむすめ

白い牡牛よ 流れに沿って 川下へ下れ
白い馬よ 尾根を伝って 峠を越えろ
白い小鳥よ 飛んでいけ飛んでいけ
白い兎よ 藪を飛び越えて走れ

白い牡牛よ 流れに沿って 川下へ下れ
白い馬よ 尾根を伝って 峠を越えろ

足がないのに走るもの 風
羽がないのに飛べるもの 嵐
力の限り吹き荒れよ 真夜中かけて吹きすさべ

木々の枝にうた歌わせ 背中には雲を背負い
雪の山を吹き飛ばして むく犬のように駆け抜けろ

足ないのに走るもの 風
羽がないのに飛べるもの 嵐
力の限り吹き荒れよ 真夜中かけて吹きすさべ

もやの中から青々とした 森の木々が見えてくる
一面白かった野原の雪が 少しずつ黒く染まっていく

池の氷が音を立てて割れ 空がどんどん高くなる
雷鳥は愛のうたを歌い ネコヤナギの芽は銀色に輝き
世界に光の春が 春がふってくる

白樺の枝は ヤマナラシと擦れあい
樹液を流しながら 春のうたを歌う

走れよ走れ 小川よ走れ
にじんで消えろ 水たまり
蟻よ這い出せ もう寒くない
冬の寒さは 行ってしまった

白樺は芽をふき カッコウもやって来る
カワカマスは泳ぎ回り キノコが顔をのぞかせる
森の枯れ木をくぐって熊は そっと顔出し散歩する

小鳥はうたを歌い始めた マツユキソウが顔を出した

マツユキソウが咲いた 十二の月のおくりもの
真冬の中の四月 ものみな春を歌う

一瞬の今を千秒にも生きて
このうれしさを 胸に 胸に 胸に刻もう

時間 それはこの世界の あらゆるものの中にあって
一番長くて一番短く 一番速くて一番遅いもの
いくらでも細かく分けられ どんなにでも大きく広がるもの
一番ぞんざいに扱えて 後からそれが悔やまれるもの

マツユキソウをお取り 十二の月のおくりもの
凍った「とき」の流れは すぐにとけて走り出す

一瞬の今を千秒にも生きて
このうれしさを 胸に 胸に 胸に刻もう

   (漢字変換・「十二の月のおくりもの」実行委員会)

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