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郡山と磐梯山周辺の温泉 byやませみ


【第4回】 猪苗代町の温泉-1

 

■表磐梯温泉「ホテル不動滝」

  猪苗代町綿場7126-22 TEL/0242-65-2300 時間不明 500円
<掲示> 脱衣所に分析表
  不動滝の湯 H03.07 綿場4126-22
  Na−Cl 68.5℃ pH=6.95 190 L/min・動力
  総計=5880
  Na=1659(82.5) K=58.4 Mg=35.7 Ca=192.4(11.0) Fe(II)=4.0
  Cl=2739(88.2) HCO3=624.2(11.7) Br=3.7
  H2SiO3=200.2 HBO2=70.3 CO2=272.7 mg/kg (mval%)

伊達政宗の古戦場で有名な磨上原近くにある温泉。県道7号の翁島駅前から押立温泉方面に向かう途中に案内が出ている。分譲別荘地のいちばん奥まった所にある4階建ての白亜の中型ホテルだが、少々くたびれてきている感じ。湯治滞在大歓迎といういたって庶民的な雰囲気。受付にはいがぐり頭の少年が立っていた。

内湯はごく普通のホテル風呂形態で、浴槽は5x2mほどが適温とぬるめの2槽に仕切られている。湯口から47℃で30L/min投入の掛け流し。浴槽縁からひたひたと溢れており、洗い場には赤っぽい析出が薄くたまっていた。

緑を帯びた褐色半濁の湯で、弱い塩味。半分錆びたような金気がけっこう強く匂う。炭酸味はあるようなないような微妙なところ。ギシギシとひっかかかるような浴感で、あまり一般うけはしないだろうと思うが、なかなかの個性派でわりと気に入る。広い混浴露天風呂がここのウリのようだが、こちらは透明で真湯ぽかったので遠慮した。(2003.5.25)


実際はもっと明るいです



■天鏡台温泉「アウザ千歳」(泊)

  猪苗代町長田東中丸・緑の村前 TEL/0242-63-1639 10-17時 休憩付き1300円
  http://www.hechima.co.jp/~auza/

<掲示> 簡易掲示のみ 分析表をお借りした
  天鏡台温泉 H02.07 長田字中丸3456-30
  Na−Cl・HCO3 58.0℃ pH=6.8 280 L/min・動力
  総計=3180
  Na=802.3(75.2) K=36.5 Mg=56.1(10.0) Ca=106.5(11.4) Fe(II)=7.2
  Cl=1245(76.3) SO4=17.8 HCO3=642(22.8) HS=0.2
  H2SiO3=64.4 HBO2=53.8 CO2=141.4 H2S=0.3 mg/kg (mval%)

磐梯山の南山麓にある分譲別荘地。別荘というよりは引退後の住居としているお宅が多いみたい。温泉は北西隅のあたりに泉源があり、4軒のペンションと宅地にも配給されているようだ。アウザ千歳は今回3泊して湯巡りの拠点にしたコンドミニアム形式のペンション。部屋はいろんなタイプがあるが、どれも広いし自炊用具が完備していて自分ちのように使えて滞在に便利。オーナーの料理もなかなか本格的でセンス良いのでお薦め。

浴室は男女別の小振りの内湯で6畳間ほど、意外に大きい浴槽が半分を占領している。岩の湯口から50℃の源泉がちょろちょろ投入される少量掛け流しで42℃くらいの熱め。浴槽縁には赤茶色の析出が厚くついていてタイルだが石風呂だかわからなくなっている。おシャレなペンション外観からは予想外の光景に、立ち寄りにきたお兄さんたちはかなり狼狽してボー然としていた。(^.^;

緑がかった褐色の半濁湯で、時間によって赤っぽかったり緑っぽかったりする。ごく弱い苦塩味と新鮮な金気風味に土類臭。成分的には不動滝とほぼ同じだが、こちらのほうはキシキシに合わせてさらさらした肌触りで、鹿沢と似た感じの土類重曹泉ふうの浴感になっている。源泉が高温なので絞り気味に使わなくてはならないのが少々残念だが、今回の表磐梯ではイチオシの湯だと思った。(2003.5.24-26)


析出コテコテ浴槽に木桶が渋い




■磐梯はやま温泉「ヴィライナワシロ」

  猪苗代町字葉山7105・猪苗代スキー場下 TEL/0242-62-4111 13-19時 500円
  http://www.villa.co.jp/

<掲示> 浴室入口に分析表
  磐梯猪苗代はやま温泉 H02.12 字葉山7105-292
   Na−Cl(高張性) 72.2℃ pH=7.4 湧出量記載なし*
   総計=12.61g/kg
   Na=4115(93.8) K=177.7 Mg=56.8 Ca=28.2 Fe(II)=14.9 NH4=11.9
   Cl=5537(80.2) SO4=107.9 HCO3=2215(18.6) Br=5.8 I=2.0
   H2SiO3=69.7 HBO2=188.9 CO2=80.3 mg/kg (mval%)
   *)パンフ記述では25t/day、単純にわると17.4 L/min

猪苗代スキー場直下にある温泉地。はやま温泉には「幸陽の杜」という公営日帰り施設もあるが、数件あるホテルも料金が同じなのでこちらに入ってみた。HPには湯元のようなことが書いてあったのだが違っていた。浴場はロビーより1階下で、3室があって男女入れ替わりになっている。この時の男湯はラベンダーという名であったが、別にハーブ湯になっているわけではないので一安心。

一般的なホテル風呂形態で、シャワーがずらりと並んだ中央に5x2mほどの石縁タイル浴槽がある。湯口からは44℃の湯が80 L/minも大量に投入されているが、溢れはなく底に強力吸引が1カ所ある。カルキ臭は感じない。

淡緑色ささ濁りの湯で、ごく弱い重曹味はあるが塩味はほとんどない。中つるすべ(2.5)以外の浴感はなく、ほとんどアル単のような軽い湯であった。高張性の塩化物泉のはずだがはて? (2002.5.26)

(訂正)
文中の「HPには湯元のようなことが書いてあったのだが」は小生の勘違いでした。なお、ヴィライナワシロでは温泉の表示をあらためたそうです。HPをごらんください。(2004.2) 
http://www.villa.co.jp/villa4.htm


残念なお湯でした


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