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霧島周辺と人吉の湯巡り byやませみ

 

【えびの市京町の温泉】

 

■山麓温泉

  宮崎県えびの市向江583-1 TEL/0984-37-0237 無休 8-21時 300円
  単純温泉 54.6℃ 詳細不明

京町駅の裏側、民家の庭先にある共同湯ふうの温泉です。昼過ぎになると周辺の農家さんが三々五々に集まってきてなごやかな雰囲気。

厚みのある硬質コンクリの1.5m角の深めタイル浴槽は、丁寧に使い込まれた味わいが出ています。ライオン口・壁のパイプ・竹筒の3カ所から、50℃の源泉が計30 L/minの投入で熱め43℃。やや緑がかった淡い褐色の澄んだ湯で、ほのかなモール臭があります。ほぼ無味でさっぱりした薄い重曹系の浴感。(2004.2.15)


とっても素朴な浴舎です

意外に風格ある浴槽



■えびの温泉

  宮崎県えびの市向江1157 TEL/0984-37-0611 無休 7-20時 300円

<掲示> 脱衣所に古い分析表
  えびの温泉 S41.03 向江1161
  単純温泉(Na-HCO3) 57.3℃ pH=7.3 
  ER=789.7 溶存計=1065 総計=1137
  Na=232.7(79.5) K=18.8 Mg=14.1 Ca=12.8 NH4=5.0 Fe(II)=1.12
  Cl=14.6 SO4=0.8 HCO3=612.6(94.3) CO3=1.0 HS=0.31
  H2SiO3=134.8 HBO2=14.7 CO2=73.7 H2S=0.17 mg/kg (mval%)

京町の街区のはずれ、こちらも民家の庭先に建つ温泉ですが、休憩所もあってわりと大きめです。平日の昼下がりにしてはけっこうな入浴客があります。農閑期だからでしょうか。それにしても、この近辺はふだん着の温泉だらけです。数泉ファンには危険地帯ですね。

やや大型の1.7x3.5mのタイル浴槽に、岩湯口から50℃の源泉が10 L/minほど投入の熱め42℃。赤みがかった濃いめのウーロン茶色モール泉で、微かなアブラ臭のある渋めの風味です。溶存計が1000をちょっと超える程度なので単純温泉になっていますが、弱くぬるぬる感(1.5)をもつ、濃いめの肌触りのある浴感は重曹泉そのものです。(204.2.15)


お屋敷の庭先にある浴舎と休憩所

濃いめのモール泉です



■亀沢温泉共同浴場

  宮崎県えびの市亀沢119 TEL/0984-37-2933 無休 6-21時 200円

<掲示> 脱衣所に分析表
  亀沢共同浴場 H15.09 亀沢字野添119
  単純温泉(Na-HCO3) 52.6℃ pH=7.6 
  ER=519 溶存計=820 総計=833
  Na=153.2(79.5)K=12.0 Mg=2.6 Ca=4.9 NH4=15.6
  Cl=12.4 SO4=3.7 HCO3=4618.(94.4)
  H2SiO3=1509 CO2=13.2 mg/kg (mval%)

国道からちょっと入ったところにあり、いかにも共同湯らしい外観の湯小屋です。かなり古くからある温泉のようで、大正4年の検査書が麗々しく掲げられていました。

コンクリ打ち放しの素朴な浴室には、1.5x1.8mの深め浴槽があるだけ。バルブ付きの太いパイプ湯口を全開にすると、50℃の源泉が80 L/minも出てきます。前の浴客がだいぶ出したままだったらしく、浴槽湯は45℃の激熱になっていました。うんうん唸りながら漬かりますが、たまには熱いのも良いものです。

写真ではうまく撮れませんが、赤みの強いコハク色の濃いめのモール泉です。微かなアブラ臭をともなう上等のウーロン茶のような芳香があり、とてもよい匂い。今回の湯巡りではもっとも気品あるモール臭だと感じました。弱つるすべ(2)をともなうとても柔らかい感触の湯です。(2004.2.17)


どこにも温泉とは書いていない

濃厚なモール臭を楽しめます


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