みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報 | ![]() |
![]() 熱泉荘の全景 左の白い増築部が浴室 |
![]() 簡素な浴室 打たせ湯で適温になっている |
![]() 明るく清潔な男性用内湯 掛け流し量が多い |
![]() 木造3層の新館部 中央が元湯浴 |
![]() 元湯浴室の入り口 |
<元湯> 浴室の正面は写真のように古色蒼然としているが、内部は昭和40年代の共同湯みたいなつくり。浴槽は2mの正方形で深め、硬質コンクリに石片を混ぜた人造石のもの。床には滑りどめにマットが敷かれているがサビ色に変色して見た目は良くない。これを剥いでみると下はベージュ色のカラータイルになっていて、ぐっとモダンな雰囲気になる。浴槽の脇に直接に寝湯がついているのは珍しい。 置かれた木枕に析出が浸透して、石だか木だかわからないくらいに固まっているのが妙に愛嬌がある。浴槽横から高さ2mくらいの湯滝で約40 L/minの源泉が落下しており、裏側には長年の析出で石灰華の柱が見事にできあがっている。打たせ湯にするにはやや熱くて勢いがありすぎるので辛いが、囲われているので飛沫が散らなくて具合がすこぶる良い。 湯は薄いこぶだしのような味に明瞭で新鮮な鉄風味がついて美味しい。石灰のような淡い温泉臭も漂う。浴槽では微妙に濁った淡い緑色に見える。打たせ湯で揉まれるせいか炭酸はほとんど抜けているのが少し残念。つるすべはまったくなく浴感はあっさりとしているが、不思議に全身を包み込むような重厚な圧力感がある。浴後は粉っぽくさらさらした感触で、温もりというより爽快さのほうが勝っているから何度浸かってもあまり身体への負担は少ない気がする。 |
![]() 元湯の男湯 一人用の寝湯がついている |
![]() 湯滝にできた石灰華の断面(資料館に展示) |
<健康館> 新館前の駐車場下に増築したもの。いわゆる普通の観光旅館浴室で、ぶくぶく付きの真湯浴槽(循環だがなぜか超熱い)と小さい露天の温泉浴槽(掛け流しだがなぜか超ぬるい)がある。元湯の洗い場のカランは水しか出ないので、身体を洗うにはこっちが好都合だが、これといって特徴はない。 <資料館> <宿泊> |
![]() 本館2階の外廊下 創業時の看板が掲げられている |
![]() 明治初期の本館 内部はほとんど造営時のまま |