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山梨の湯巡り2 [3] byうつぼ


■甲府市南部市民センター

(山梨県甲府市、10〜16:30、350円、055-241-0083)

市民センター&公民館に併設された公共温泉施設。外来入浴もOKですが時間にご注意。県道113甲府精進湖線「落合町」信号を南西方向に入り、看板を右折し少し走ると広い駐車場と体育館の様な建物が現れます。(「南部出張所」として載っている地図もあり)

温泉入口は建物裏手。券売機で入浴券を買い、受付で名前を記入して浴室へ。明るくきれいな浴室は、内湯大浴槽(石+タイル貼、7.8人)、内湯小浴槽(同5.6人)、露天(岩造、4.5人)で、小浴槽はぬるめ。カラン6、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。内湯は、石の湯口から大量注湯で槽内排湯、若干のオーバーフローはありますがたぶん循環。露天は、岩の湯口(源泉?)&側面注湯で、湯船横の側溝から排湯の半かけ流し?入ったときは岩の湯口から投入してましたが、途中で止まってしまいました(TT) 日曜11時で2〜4人と空いてました。

お湯は、濃い紅茶色で透明、茶色の浮遊物あり。アブラ臭、弱重曹塩味。内湯は露天より色が濃く若干の濁りがあります。内湯2槽には、個人的にあまり好きじゃないなまった感じの臭いがあったので、ほとんど露天にいました。(鮮度が悪くなるほど色が濃くなり、濁りとこの臭いが強くなる感じ)

お湯の感じは大滝温泉「おふろの国」に似ており、温まり感があります。でも、あまり鮮度が感じられないのは残念。48℃で300L/m(1200m掘削)ほども出てるらしいので、もっとましな湯使いができるような気も...。露天の源泉?が出ているときに入りたいです。

Na-塩化物・炭酸水素塩泉 48℃、pH=8.0、蒸発残留物=1110mg/kg、Na^+=367.4mg/kg、Fe^2+=1.2、Cl^-=393.7、HCO_3^-=417.4、硫化水素=痕跡 <H7.4.18分析>


甲府南部市民センターの入り口

甲府南部市民センターの内湯

甲府南部市民センターの露天風呂
 


■湯王温泉

(山梨県甲府市、時間要問合せ、350円、055-235-2885)

ここもビジホ(H湯王温泉)が浴場を銭湯として開放しているもの。県道113甲府精進湖線を「下小河原」立体から北へ少し走った左側でわかりやすいです。

エントランスを入るとすぐに受付と浴室入口があります。かなり広い浴室は、手前から高温浴槽(石+タイル貼、5.6人)、ジャグジー槽(同10人以上、適温)、低温浴槽(同10人以上)、半露天?の寝湯(同5人)、打たせ湯3。これで350円は安い! 死んでるサウナ?などもあるB級的な雰囲気は、黄金温泉を少し明るくした感じ。日曜12時で3〜6人の入り。

低温浴槽の竜の湯口のぬるいお湯には弱金気臭+弱イオウ臭があり、これは源泉かと思います。どの浴槽もとても複雑な湯づかいなので、よくはわかりませんが一部循環もあるかも?でもお湯の鮮度感は高いです。お湯は淡緑黄色透明、青のり状のこまかな浮遊物があります。あわ付きはほとんどないですが、ツルすべ湯で淡泊ながら爽やかな浴感。長湯に最適。

通うにはとてもいいお湯だと思います。とくに低温浴槽は湯船のつくりもよく、いくらでも長湯できそう。(湧出量は自噴で400L/minほどあるみたいです)

単純温泉(Na・Ca-HCO3・Cl型) 34.9℃、pH=7.4、成分総計=575.0mg/kg、Na^+=64.90mg/kg (61.74mval%)、Ca^2+=18.02 (20.33)、Cl^-=44.14 (27.50)、HCO_3^-=190.2 (72.34)、陽イオン計=102.4 (4.571mval)、陰イオン計=243.5 (4.513mval) メタけい酸=110.0、遊離炭酸=119.7 <S42.3.23分析>


湯王温泉の外観

湯王温泉の脱衣所から浴室

湯王温泉の給湯施設
 


■プラザホテル貢川

(山梨県昭和町、7〜23時、530円、055-224-4404)

甲府エリアの温泉銀座 ^^) 「アルプス通り」沿いのこれまたビジホのお湯。碇温泉からだと、数百m甲府バイパス寄りの反対車線側にあります。フロント横の浴場はビジホにしてはこぢんまりしてますが、浴槽はけっこう広いです。高温浴槽(石+タイル貼、10人以上)、低温浴槽(同 10人以上)、水風呂があり、浴室が浴槽群で埋まっている感じ。カラン7、シャンプー・ドライヤーあり。

湧き出るお湯をいったん湯溜槽にためてから滔々と浴槽に流し込んでいて、なかなかいい感じ。どちらの浴槽もかなりのオーバーフローがあり、これは源泉かけ流しかも?

淡い茶色で透明なお湯には、金気臭+かすかな甘い香りで金気味。弱いキシキシ感があります。けっこう重厚な浴感で温まり感が持続する感じ。あわ付きもけっこうあり、特に低温浴槽で多いですが、山口やフカサワほどではないです。

窓がなくこもった感じがするのは辛いですが、展望もイベント湯もないので、ひたすらお湯にのめり込むにはかえっていい環境かも ^^;) ほてったら水風呂がまってます。館内にもパンフにも温泉掲示はみあたらず、成分表もないとのことなので泉質不明です。お湯の感じから、鉄分を含む塩類泉ニアリーの単純温泉か食塩泉系では?


プラザホテル貢川の外観




■丹波山温泉「のめこい湯」

(山梨県丹波山村、10〜20時(4〜9月)、10〜18時(10〜3月)、500円/3H、0428-88-0026)
http://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/win2/3_1.html
みしゅらん:http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/nomekoiyu/nomekoiyu.htm

奥多摩湖の奥、丹波山村営の日帰り温泉。詳細はみしゅらんを...。青梅街道沿いのPから丹波川にかかる吊り橋を渡る、雰囲気あるアプローチ。木造のシックな建物のできは良く、公共日帰り施設では、群馬南郷「しゃくなげの湯」、栃木粟野「つつじの湯」とならぶスグレモノかと...。

浴室は、和風風呂と洋風ローマ風呂があって男女日替交代制。今回で3回目ですが、洋風は初めて。(個人的には和風の方が好きです) 内湯大浴槽(石造、20人以上ジェット付)、高温小浴槽(円形石造10人)、露天(石造、7.8人)、サウナ、水風呂...と多彩。土曜17時で男湯10〜15人と空いてました=W杯決勝のせい?)

内湯は、石の湯口&槽内注入で側溝から排湯、オーバーフローなしでたぶん循環。パンフをみると浴室内に飲泉所が載ってますが、まぬけにもチェックし忘れました。露天は、二段になった石の湯口&槽内注入で、かなりオーバーフローが多く半かけ流し(?)状態。お湯はこちらの方が明らかに新鮮。内湯・露天とも、湯口からは甘いイオウ臭漂うたまご味のお湯(加熱源泉?)を投入。

内湯のお湯は、微白濁、渋い感じのアルカリ硫黄泉の残留臭?がある弱ヌルすべ。循環で劣化が進んだ感じです。露天のお湯は、無色透明でイオウ臭。アルカリ性泉のまとわりつくようなヌルすべ感があり、浴後に爽快感があります。

東京近郊の公共センター系で、これだけ良質なお湯をキープしているのは立派。従業員の対応もよく、なかなか気持ちのいい施設で、奥多摩まできたら一足のばす価値は十分にあります。ファミリーにもおすすめ。

単純硫黄温泉 44.3℃、pH=9.6、214L/min掘削揚湯、成分総計=258.5mg/kg、Na^+=59.8mg/kg (75.47mval%)、Fe^2+=1.5、F^-=4.0、Cl^-=24.3 (20.68)、HS^-=7.5、HCO_3^-=50.0 (24.58)、CO_3^2-=39.0 (38.97)、陽イオン計=71.8 (3.44mval)、陰イオン計=127.7 (3.34mval) メタけい酸=58.9、硫化水素=0.02 <H8.4.10分析>


のめこい湯の外観(対岸から)

のめこい湯エントランス

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