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上州の湯巡り [2] byうつぼ |
■金島温泉「富貴の湯」 適温のお湯は、緑褐色のにごり湯(透明度50p)で酸化鉄らしき赤茶の浮遊物多数。露天の方が緑味が強いような感じ。金気味+明瞭な苦味。金気臭に鉱物臭(くらぶち相間川のような)がまじった独特の温泉臭を放ち、かなり個性的な味臭です。 のんびりとした雰囲気と、いぶし銀のような渋いお湯のかけ流しはやはりすばらしいです。近場にあったら通い必至のお湯でしょう。 Ca・Na-塩化物温泉 33.1℃、pH=6.7、160L/min(掘削自噴)、成分総計=2.44g/kg、Na^+=388.0mg/kg
(44.69mval%)、Ca^2+=354.0 (46.70)、Fe^2+=2.81、Cl^-=1130 (83.37)、SO_4^2-=134.0
(7.28)、HCO_3^-=218.0 (9.33)、陽イオン計=791.0 (37.9mval)、陰イオン計=1480 (38.3mval)、メタけい酸=116、メタほう酸=6.0 <H9.8.4分析> |
![]() 「富貴の湯」の外観 |
![]() 「富貴の湯」の男湯内湯 |
![]() 「富貴の湯」の男湯露天 |
![]() 「富貴の湯」の飲泉所 |
■白井温泉「子持村温泉センター」 浴室は、内湯(十和田石?貼8.9人)と露天(みかげ石枠鉄平石貼5.6人)。露天は、竹垣に囲まれ展望はききませんが、それなりの開放感はあります。カラン8、シャワー・ドライヤーあり。シャンプーなし。土曜14時で3〜6人。 内湯は、褐色に染まった石の湯口からかなりの量を投入し、窓側の排湯溝へ流し込み。槽内注排湯はなく源泉かけ流しかと。(その旨の掲示もあり) 露天は、岩の湯口から大量投入で、底面吸湯&オーバーフローなしの循環仕様。 お湯はどちらもかなりの熱湯で、加熱をかけているかもしれません。内湯のお湯はごくわずかに緑白濁。さほど強くはないですが、甘いような酸っぱいような、それでいてかすかにツンとくる感じの不思議な温泉臭があります。帰り際に、建物裏手の貯湯槽?に近づくと、針葉樹のような(フィトンチッド?)臭いが漂っていてますますナゾに...。 施設、お湯ともに地味ですが、なかなか侮れないものがあります。細かな料金設定も優。渋川名物?のアブラ臭食塩泉に飽きたら、寄ってみるのもいいかも。あと、となりにある「ふれあい館」の石臼挽きの手打蕎麦はけっこう美味でした。 単純温泉(Na-Cl型) 40.3℃、pH=8.0、200L/min(掘削揚湯)、成分総計=0.98833g/kg、Na^+=248mg/kg (79.01mval%)、Ca^2+=30.8 (11.27)、Fe^2+=1.18、Cl^-=325 (67.38)、SO_4^2-=101 (15.43)、HCO_3^-=143 (17.19)、陽イオン計=308.27 (13.67mval)、陰イオン計=569.06 (13.61mval)、メタけい酸=101、メタほう酸=7.8 <H3.4.25決定>
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![]() 「子持村温泉センター」の外観 |
![]() 「子持村温泉センター」の男湯内湯 |
![]() 「子持村温泉センター」の男湯露天 |
以前にカキコしてますが、別の浴室でしたので再レポします。 (渋川市、10:00〜21:00、500円/3h、TEL0279-20-1126) エレベーターで昇る地上15mの浴室は、和風の「はるなの湯」と洋風の「あかぎの湯」があり男女週交替制。今回、男湯が「あかぎの湯」でした。全体にゆったりと造られた居心地のいい施設ですが、脱衣所が狭すぎるのは唯一の難点。夕方はごったがえし状態に。 浴室は、内湯(みかげ石枠タイル貼20人以上)、ジャグジー槽(同4.5人、レジ菌対策で停止中)、寝湯×3、サウナ、水風呂、露天(同10人)。「はるなの湯」には檜風呂があって、ここの湯づかいが一番いいのですが、「あかぎの湯」には残念ながらなし。 浴室に入ったとたんに、特徴ある好ましげなアブラ臭がただよいます。寝湯以外のすべての浴槽は、石の湯口から投入で槽内注吸湯と軽いオーバーフローのある半循環状態。今回は全体にややぬるめで、若干循環がきつい感じがしました。 等張性食塩泉の力感あふれるいいお湯で、やはり群馬の代表的なアブラ臭温泉としておすすめです。今回は、はじめてバーデプール(料金内利用OK)にも突入してみましたが、こちらは真湯(源泉と熱交換)でした。(フローティング浴槽が快感 ^^) あと、少し離れた場所に温泉スタンドもあります。 Na・Ca-塩化物泉 66.5℃、pH=7.6、549L/min、成分総計=9.03g/kg、Na^+=2721mg/kg、Ca^2+=686、F^-=2.2、Cl^-=5293、Br^-=22.1、陽イオン計=3432、陰イオン計=5366、メタけい酸=68.5、メタほう酸=131 |
![]() UFOのような外観 |
![]() 「はるなの湯」入口 |
![]() 温泉スタンド |
(高崎市、9:00〜22:30、600円/2h(土日祝700円/2h)、0273-22-4126) 浴室は1階と2階にあって男女日替制。この日の男湯は1階(岩風呂)でした。1階浴室は、大浴槽(みかげ石枠鉄平石貼12人以上)、ジェット&寝湯槽(同5.6人)、打たせ湯槽、サウナ、水風呂、かけ湯槽。採光が少なくてちょっと薄暗い感じ。カラン17、シャワー・ドライヤーあり。シャンプーなし。土曜13時で2〜5人。 大浴槽は、赤褐色に変色した石の湯口からの大量投入で底面吸湯あり。ジェット&寝湯槽は、湯口が2つありますがどちらもチョロチョロ。ジェット注入と大浴槽からの流れ込みがメイン。打たせ湯は、槽内排湯なく、オーバーフローのかけ流し状態。ぬるめのかけ湯槽は、温泉臭がいちばん強く、たぶん源泉かけ流しかと。いずれも、浴槽まわりは鉄分で赤茶色に変色しています。 やや熱めのお湯は緑灰色ささにごりで灰白色の浮遊物がたくさん。微金気味にしぶ焦げ入った貝汁臭のよさげな香り。弱いツルすべと包みこまれるような優しい湯ざわりがあってとてもあたたまります。 この陣容で700円は安くはないですが、じっくりとお湯を楽しめる渋い施設かと思います。お湯は2〜3℃加熱で42℃とのことですが、ぬる湯を楽しみたい感じのお湯なので、特に夏場の加熱はいらないのでは? 単純温泉(Na-HCO3型) 39.1℃、pH=7.7、湧出量不明、成分総計=0.69g/kg、Na^+=156mg/kg 、Fe^2+=0.92、Cl^-=24.4、HCO_3^-=385、陽イオン計=162、陰イオン計=411、メタけい酸=63.7、メタほう酸=8.7 |
![]() 「不動かくれの湯」の外観 |
![]() いい湯色です |
![]() 「不動かくれの湯」の浴槽 |
![]() 飲泉所 |
以前に軽くレポしてますが再レポです。入浴前にすぐそば(愛妻橋の下)にある「磯部簗」で鮎料理を食べました。碓氷川の川風に吹かれながら、味わう鮎はなかなかオツなものです。(「磯部簗」の開設期間は、6月下旬〜9月中旬まで、027-385-6959) (安中市、10:00〜21:00、500円/3h(町外者)、027-385-1126) 今回は、以前レポとは別の浴室(遠赤サウナのある方)で、内湯大浴槽(みかげ石枠伊豆石?貼20人以上)+ジャグジー槽(同7.8人)+水風呂+サウナ+かけ湯槽に露天(同15人以上)という構成。ゆったりと配置された露天は打たせ湯2本付。目隠しがあって展望はきかないです。カラン16、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜16時で20〜40人と盛況。 内湯大浴槽は、浴槽中央の石盤から大量投入。ジャグジー槽はかけ湯槽からの落とし込みとジャグジー注入。露天は、赤茶に変色した三波石の湯口からの投入で、すべての浴槽で槽内吸湯あり、オーバーフローなしの循環仕様。打たせ湯は常時待ち状態だったので、源泉かどうかのチェックはできず。 薄淡黄色のお湯は味不明。内湯はほぼ無臭、露天にはカルキ臭、ジャグジー槽にはタールがかった弱アブラ臭があり、ジャグジー槽のお湯が一番いい感じがしました。重曹泉系のツルすべ感があり、濃度感はさほど感じられませんがよく温まって発汗し、浴後は肌にペトペト感が出てけっこう湯づかれします。面白い浴感のお湯です。 やはり成分総計:33.3g/kgほどの浴感はないので、おそらく希釈しているかと。でも、重曹食塩泉の特徴が出たそれなりにいいお湯です。強烈なスペックの源泉ですから、小さくてもいいので源泉槽が欲しいところです。 含銅・鉄(2)-Na-塩化物・炭酸水素塩強塩温泉 52.6℃、pH=7.1、149L/min(掘削揚湯)、成分総計=33.3g/kg、Na^+=11418mg/kg
(98.14mval%)、Fe^2+=20.2、Cl^-=13340 (75.92)、HCO_3^-=7263 (24.02)、CO_3^2-=6.3、陽イオン計=11681
(506mval)、陰イオン計=20615 (496mval)、メタけい酸=55.5、メタほう酸=423、遊離炭酸=561、銅イオン=1.51 <H8.8.19分析> |
![]() 「恵みの湯」の玄関 |
![]() 「恵みの湯」の浴室 |
![]() 「恵みの湯」の露天 |
![]() 日本最古の温泉記号 |