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房総の湯巡り-2[18 byうつぼ


■紀伊国屋安房温泉「紀伊国屋旅館」


(鋸南町、現在日帰り不可、0470-55-1571)
オフィシャルHP

内房、鋸南町の街なかにある温泉旅館。ここは現在日帰りを受付けていませんが、以前日帰り入浴したときのレポです。港町の風情がある鋸南の街から海側に少し入った住宅地のなかにある、こぢんまりとしたシックでこ洒落た和風旅館です。館内も綺麗で女性ごのみ。

浴場は、屋上露天風呂(月見の湯)、一階露天風呂(御影の湯)、石造りの内湯(壹の湯・貳の湯)と多彩。うち、この日入れたのは一階露天風呂(御影の湯)でした。こぢんまりとした脱衣所と浴場。屋根がかかった半露天で、中央に赤みかげ石造5-6人の浴槽、右手に壺庭、左手に洗い場。カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。アメニティ類は高級品。椅子や桶には宿名の焼印まで捺されています。土曜14時で独占。

3本のパイプを混合し石の湯口から投入。まん中のパイプはときおり金気味臭&モール臭の冷水がでるので源泉ラインでは? オーバーフローなく、底面吸湯2ヶ所の循環仕様ながら、湯はり直後だったためかお湯の鮮度感はかなりのものがありました。湯温がひくく湯量が細いので循環はいたしかたないところですが、湯づかいはけっこういいです。

やや熱めのお湯は紅茶色透明のモール色。重曹味+弱塩味に黒湯系の化石肥料臭。カルキはほとんど感じられませんでした。ツル+ヌルすべとそこそこの濃度感があってよくあたたまり、浴後爽やかでお肌すべすべになるなかなかにいいお湯です。風呂も多彩、料理も美味しそうなので、カップルや女性グループで泊まるのにいいお宿ではないでしょうか。

なお、すぐそばの海ぎわにあって、独自源泉(佐久間川鶯温泉)の「お宿ひるた」はここの別館です。

Na-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 18.2℃、pH=7.3、4L/min掘削揚湯、成分総計=6.440g/kg、Na^+=1954mg/kg (87.11mval%)、Mg^2+=113.8、Fe^2+=2.8、Cl^-=2328 (60.09)、HCO_3^-=1754 (30.25)、CO_3^2-=1.2、陽イオン計=2176 (98.08mval)、陰イオン計=4113 (95.04mval)、メタけい酸=62.0、メタほう酸=33.0、有機物=5.9 <S63.12.28分析> (源泉名:紀伊の国屋 安房温泉)

<館内掲示より>
安房温泉は、当旅館が、地下六00mから昭和六十二年に掘り当てた茶褐色の湯です。

〔 未レポ 〕




「紀伊国屋旅館」の玄関

「紀伊国屋旅館」の露天


「紀伊国屋旅館」の露天湯口


「紀伊国屋旅館」の備品


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