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房総の湯巡り-2[8] byうつぼ


■七里川温泉


(君津市、時間要問合せ、650円、0439-39-3211)
紹介HP

君津市の山あいにある温泉好きのあいだではけっこう有名な温泉宿。養老温泉の奥、天津小湊へ抜ける県道81清澄養老ライン沿いにあります。Pは狭くほぼ満車状態。玄関よこにある飲泉所から、はやくも甘いイオウ臭をただよわせ、源泉の力をみせつけています。

玄関まわりはなんとなくごちゃついた雰囲気。左手の広い休憩所には客がゴロゴロと寝ていました。館内全体にのんびりまったり、力の抜けた空気がただよっています。廊下奥の階段をのぼったところにあるふたつの浴場は男女交替制。左手のは内湯のみ、奥のは内湯と露天。ここは二度行きましたがいずれも露天なしの左手の浴場でした。

窓の広い明るい浴場に石造10人の内湯がひとつ。カラン5(温泉)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜12時で独占〜3人とPが混んでいたわりには空いていました。無骨な金属パイプから熱湯12L/minほどを投入で、窓側切り欠きからの上面排湯。槽内注排湯は見あたらず、おそらく加温かけ流しかと思います。

やや熱めのお湯は、うすく黄色がかって腐葉土のような大ぶりな茶色の浮遊物が盛大にただよっています。甘いイオウ臭にたまご味のイオウ泉らしい味臭。明瞭なヌルすべのあるやわらかなやさしい湯ざわりで、ヌルすべイオウ泉好きにはたまらないお湯では・・・。

このときはかなりの鮮度感がありましたが、その後、夜いったときはお湯がややなまり気味(夕方はそうとう混むらしい)だったので、なるべく早い時間に攻めるのが正解だと思います。規定泉ながらイオウ気がかなり強く出ているので、イオウ泉ファンにはおすすめの一湯です。

規定泉(総硫黄・メタけい酸・炭酸水素ナトリウム)(Na-HCO3・Cl型) 16.0℃、pH=7.9、58.8L/min動力揚水)、成分総計=0.69g/kg、Na^+=152.0mg/kg (74.63mval%)、Ca^2+=23.2 (13.07)、Cl^-=135.0 (43.51)、HS^-=1.1、HCO_3^-=272.9 (51.12)、陽イオン計=194.9 (8.87mval)、陰イオン計=430.2 (8.75mval)、メタけい酸=61.2、硫化水素=0.2 <H17.5.24分析> (源泉名:不明)

〔 2006年5月7日レポ 〕




七里川温泉のの外観

玄関脇の飲泉所

七里川温泉の手前浴室

七里川温泉の男湯湯口


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