房総の湯巡り-2[4] byうつぼ |
■岩婦温泉「岩婦館」 南総里見八犬伝ゆかりの富山のそば、ヘラブナ釣りで有名な岩婦湖畔にある温泉宿。みしゅらんあり。 窓が開け放たれた明るい浴室は、男女別内湯(岩造2.3人)のみのこぢんまりとしたもの。常時投入はなく、吸湯&ジェット注入作動のため湯循環方式のようですが、真っ黒に変色した温冷2つのカランがあります。どちらも源泉かと思いますが、冷水の方が硫化水素臭が強いです。 お湯は、黄褐色にごり湯(透明度50cm)でかなり強い硫化水素臭。たまご味+重曹味の温泉らしい味。強めの浴感と温まり感があり、浴室内に硫化水素臭が立ちこめているので、臭いに敏感な人はこれに酔ってしまうかも・・・。 湯量の少なさを湯づかいと個性的な泉質でカバーしている面白いお湯は、南房まで行ったら訪れる価値はあるのでは。 硫黄泉(Na・Ca-HCO3・Cl型) 16℃、pH=8.0、自然湧出、成分総計=660.1mg/kg、Na^+=100.8mg/kg (56.28mval%)、Ca^2+=45.78 (29.32)、Cl^-=67.45 (24.42)、HCO_3^-=307.2 (64.64)、HS^-=16.24 (6.31)、陽イオン計=167.4 (7.788mval)、陰イオン計=406.5 (7.788mval)、メタけい酸=58.62、硫化水素=1.838、腐植質=20.00 <S34.11.28決定> 〔 2003年1月21日レポ 〕 |
![]() 「岩婦館」の外観 |
![]() 「岩婦館」の男湯 |
![]() 「岩婦館」の男湯湯口 |
![]() 白い硫黄の湯の花が出たよこの小川 |