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南会津・新潟の湯巡り [5] byうつぼ ついに悲願の月岡(http://www.tsukiokaonsen.gr.jp/)です。 大正初期開湯の比較的新しい温泉地ですが、新潟にほど近い立地とお湯のよさで急速に発展。新潟の奥座敷としての歓楽温泉(月岡の芸妓は有名)と、お湯のよさが育んだ湯治場のふたつの顔をもっています。みしゅらんに共同浴場美人の泉あり。 |
(新潟県豊浦町、時間要問合せ、800円、0254-32-1500) 2階にある奥まった部屋は、眺めはよくないものの約12畳WC・バス付で、部屋出しころか隣の部屋が食事部屋として別に用意されたのにはおどろき。料理は質量ともに満足できるもので、接客もよく驚異のコストパフォーマンスでした。(月岡もたいへんなのかな〜?) 浴場は、畳廊下を渡る小粋なアプローチ。石風の「つきあかり」、檜風の「ゆきあかり」の2つの浴室(構成はほぼ同じ)があり深夜に男女交替。別の場所に貸切にしては広いハーブ風呂(貸切・無料・予約不要)もあります。 源泉湯口と加水湯口の量は時間により変動し、夜遅くにはどちらの湯口も絞り気味で、相対的に源泉比率が高くなるような感じがしました。やませみさんご指摘のとおり、源泉つくばいには、表面にふわふわと油分が浮いてきて油膜をつくり、黒い湯の花も。柄杓がおかれ飲泉可ですがまずいです。 かなり熱めの源泉浴槽のお湯は、きれいなエメラルドグリーンに黒灰色の湯の花が浮いて透明(ときおり油膜出現)。塩味+強苦味+エグ味。しぶ焦げイオウ臭+アブラ臭。ぬめりとツルすべ感のあるお湯は、美人の湯の面目躍如。温まりも浴感も相当に強いです。露天のお湯もこれに準じますが、ややぬるくなまった感じで緑味が濃いです。 やませみさんより肌荒れのご忠告がありましたが、やはりきました。(乾燥肌ではないのに) 入浴中からぴりぴりきてましたが、皮膚の弱いところが赤くかぶれてしまいました。(万座ほどではないですが...) 人によっては、美人の湯ではなくなるのでご注意 (^^; でも、力のある名湯をじっくり落ち着いて味わえるとてもいい宿でした。 含硫黄-Na-塩化物・硫酸塩泉 50.0℃、弱アルカリ性、湧出量・成分総計不明、Na^+=1109mg/kg (88.57mval%)、F^-=3.1、Cl^-=1275
(63.69)、HS^-=88.4、チオ硫酸イオン=0.5、SO_4^2-=552.3 (20.38)、HCO_3^-=372.0 (10.81)、陽イオン計=1225
(54.45mval)、陰イオン計=2293 (56.44mval)、非解離・溶存ガス成分不明 <H元.3.30分析> |
![]() 月岡温泉「高橋館」の外観 |
![]() 「高橋館」つきあかりの源泉槽 |
![]() 「高橋館」ゆきあかりの源泉槽 |
![]() 「高橋館」ゆきあかりの露天 |
■西方の湯温泉「西方の湯」 (新潟県中条町、9〜21時、500円、0254-45-2550) 廊下の奥にある男女別の浴室はけっこう広く、大浴槽(石造20人以上)、中浴槽(同7.8人)、水風呂、露天に岩造10人の円形浴槽×2。ですが、中浴槽と露天の2つの浴槽はお湯が張られておらず、温泉浴槽は大浴槽のみ。 かなり熱めのお湯は、緑褐色にごり湯(透明度40p)で細かな茶色の浮遊物。まったりとした重い感じの色味は、埼玉の東鷲宮百観音温泉を濃くした感じでしょうか? 味は滅茶苦茶塩辛く、ゴムのような個性的なアブラ臭があります。体内の水分を根こそぎもっていかれるような攻撃的なほてほて湯で疲れますが、ツルすべもあり、浴後は意外にお湯の切れがよくさっぱりとします。 ”異臭”で名を馳せるお湯ですが、それほどすさまじい臭いではありませんでした。脱衣所に貼り出されていた郡司さんのレポ記事には、「2本の源泉があり、これらをほぼ3ケ月ごとに変えている。ひとつは黒い色でヨード臭が強く、もう一方は粘土色のような色で臭いは弱い」とありましたので、今回のお湯は残念ながら後者のような気がします。 Na-塩化物強塩温泉 中性、泉温・湧出量不明、成分総計=31880mg/kg、Li^+=4.3mg/kg、Na^+=10960mg/kg
(91.34mval%)、NH^4+=129.2、Ca^2+=514.1 (4.91)、Ba^2+=22.8、Fe^2+=2.5、Cl^-=18890
(98.00)、Br^-=67.8、I^-=93.7、HCO_3^-=560.5、陽イオン計=11910 (521.9mval)、陰イオン計=19620
(543.7mval)、メタけい酸=122.7、メタほう酸=179.1、遊離炭酸=47.1 <分析日不明>
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![]() 「西方の湯」の玄関 |
![]() 「西方の湯」の男湯内湯 |
![]() 「西方の湯」の男湯内湯の湯口 |
![]() 「西方の湯」の男湯露天(お湯なしです) |
■塩の湯温泉「サンセット中条・ふれあい館」 (新潟県中条町、10:30〜21時、350円、0254-45-3070) <サンセット中条>(中条勤労者総合福祉センター) <ふれあい館>(中条町高齢者健康増進ふれあい施設) お湯は、青味がかった緑褐色の複雑な色味のにごり湯(透明度40p)で、黒い湯の花あり。強烈な塩辛味(西方より強い)で西方に似たゴム系アブラ臭+弱金気臭+微かなイオウ臭ですが、ふれあい館の湯口そばでは石油臭がありました。つるすべ感あり。強烈な濃度感のある攻撃力の高いお湯で、発汗が半端じゃなくほてほてからからになり長湯不可です。 とにかく濃い温泉で、松之山の「ナステビュウ湯の山」と並ぶ2大凶暴系センター施設? ^^;) <N22-2源泉> Na-塩化物強塩温泉 75.3℃、pH・湧出量不明、成分総計=32.54g/kg、Li^+=4.1mg/kg、Na^+=11150.0mg/kg
(93.70mval%)、NH^4+=83.7、Ca^2+=350.1 (3.38)、Sr^2+=11.4、Ba^2+=15.6、総鉄イオン=2.0、Cl^-=19720.0
(98.25)、Br^-=38.7、I^-=2.9、HCO_3^-=562.4、陽イオン計=11830.0 (517.60mval)、陰イオン計=20330.0
(566.1mval)、メタほう酸=328.0、遊離炭酸=11.9 <S63.9.12分析>
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![]() 「ふれあい館」の外観 |
![]() 塩の湯温泉「サンセット中条」の外観 |
![]() 「ふれあい館」の男湯 |
![]() 「サンセット中条」の男湯 |