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阿波踊りの旅 by ONKEN21  2002年8月

みしゅらん掲示板に連載されたONKEN21さんの阿波踊りの旅の再録です。ONKEN21さんあてのご感想、ご質問はみしゅらん掲示板にお願いします。

第1章 伊吹山・彦根城(一日目)
第2章 休暇村近江八幡
第3章 琵琶湖〜延暦寺〜淡路島(二日目)
第4章 いよいよ阿波踊り

第5章 休暇村南淡路
第6章 南淡温泉「潮騒の湯」〈休暇村南淡路〉
第7章 神戸北野異人街、六甲山(三日目)
第8章 ぎふ長良川ハイツと長良川鵜飼
第9章 長良川温泉共通入浴フリーパス券で十八楼へ
第10章 長良川温泉「ぎふ長良川ハイツ」2
第11章 金華山岐阜城/乗鞍スカイライン(四日目)
第12章 乗鞍岳と乗鞍高原温泉「せせらぎの湯」



第1章 伊吹山・彦根城(一日目)

お待たせしました阿波踊りの4日間の旅のレポを掲載します。

8月11日(日)朝方3時30分、埼玉の自宅を徳島へ向け出発しました。本庄児玉インターから乗り、藤岡から上信越道へ。八風山トンネルを越え長野県に入ると夜は明け、浅間山がきれいに見えます。長野県更埴JCTから長野道へ入り松本付近では北アルプスの眺めを楽しみながら、諏訪湖を望める岡谷JCTから中央道に入ります。木曽駒ヶ岳を眺めながら、恵那山トンネル(道路のトンネルとしては関越トンネルに次ぐ長いトンネル)を越え岐阜県へ。

恵那峡SAで朝食でした。小牧JCTから名神高速に入りついにお盆渋滞にはまって、1時間くらい並びました。 10時には岐阜県関ヶ原インターを下りることができました。関ヶ原と言うと天下分け目の関ヶ原の合戦で有名ですね。徳川家康(東軍)や石田三成(西軍)の陣の跡を見て、ここで400年前に天下分け目の大合戦があったのかと思いをはせるのでありました。

★伊吹山〜彦根

関ヶ原から日本百名山の一つで薬草や高山植物で有名な伊吹山(写真1)を登ります。伊吹山ドライブウェーは有料道路で普通車3,000円也(障害者は半額)の高い通行料金を払います。 ドライブウェーで伊吹山の9合目まで登り、20分歩くと標高1337M(滋賀県最高峰)の頂上に着きます(写真2)。

下は33℃ありましたが、上は24℃で少しは涼しいです。眼下に広がる関ヶ原と琵琶湖の眺めも雄大です(写真3)。花の名山にふさわしく、見渡す限り色とりどりの高山植物に埋め尽くされておりすばらしかったです。「ルリトラノオ」(写真4:手前の紫色)と言う伊吹山固有の花も見かけました。

伊吹山を下り、名水百選の「泉神社の湧水」(写真5)を汲みました。 その後、日本そば発祥地と言われる「伊吹野そば」と言うそば屋で名物の「おろしそば」(750円)を頂きました。量は大変少なかったですが、大根の辛味とあいまって大変おいしかったです。

 次に国宝四城(姫路城・犬山城・松本城)の一つで江戸幕府の大老・井伊家の居城、彦根城へ行きます。 彦根城は山城で登るのが大変ですが、昔ながらの天守閣(写真6)の最上階からは彦根市街や琵琶湖を一望の下にしすばらしい眺めです。さすが江戸幕府の重臣のお城だけあって風格があって立派なお城ですね。彦根城の入場料(500円・身障者と1種の介護者免除)で「玄宮園」にも入場できるのでその美しい庭園を見てきました(写真7)。

彦根城の後は本日2ヶ所目の名水百選、彦根市南部の「十王村の水」(写真8)を汲みます。ここは地域の人が共同で利用する水場と言う感じでした。この後、織田信長の安土城跡や近江八幡の町並みを見物しようとしましたが、時間が遅くなってしまいやめました。17:30に琵琶湖畔にある休暇村近江八幡東館(新館)にチェックインしました。



第2章 休暇村近江八幡

ここ休暇村近江八幡は日本初の国民休暇村として昭和38年にオープンしたそうです。目の前の宮ヶ浜は水浴場88選に湖としては唯一ランクイン、湖水浴客で賑わっています。4年前の1998年7月に新館の東館がオープンしました。今でも西館の営業は継続しています。

宿泊料は東館9,000円〜(お盆11,000円〜)、西館は7,000円〜です。障害者と1種の介護者は室料相当分(お盆の東館の場合7,500円)の25%引きです。また、かなり年季が入っていますがキャンプ場もあり管理費1人400円、常設テント利用の場合4,500円〜です。せっかく遠くまで行ったということで近代的な新館の東館に泊まりました(写真9)。

昨年10月に泊まった休暇村磐梯高原と比較すると、フロント前に立って挨拶と言うのはなく従業員も割と無愛想な感じがしました。客室へ案内する時もバックを持ってはいただけないですし、サービス面では今一歩です(老舗の余裕か)。ふとん敷きを希望する人は18:00までフロントへ申し込むことになっています。新しい客室からのは琵琶湖はもちろんのこと集落もある沖島も見え、本当に幻想的で美しい眺めです(写真10)。

食事は節約モードで和定食「伊吹」(2,500円)を注文。あと「近江牛のタタキ」(1人前1,000円)を別注文しました。鉄板焼、そば、茶碗蒸、デザートなどありますが、やっぱ量が少なめでしたね。健康には腹八分目がいいんでしょうけど。でも国民宿舎と比べるとかなりいいです。朝食は全ての休暇村においてバイキング(1,000円)となっています。

さて問題のお風呂(写真11)。残念ながら、「今のところ」非温泉の休暇村共通の炭風呂となっています。参考までに浴室の掲示物を記録してみると

  麗水備長炭「氣の炭風呂」
  ◎遠赤外線効果:血行促進・湯冷めしにくい・体が良く温まる
  ◎浄化効果:お湯の浄化・老廃物浄化
  ◎アルカリイオン効果:アルカリ体質改善・pH8.0
  ※遠い昔から伝わる木炭のパワーをご満悦いただければ幸いです。

と言うことで湯の投入口には2袋ほどの大量の木炭がぶら下がっていました。もちろん 強烈な吸い込みがあり、あふれ出しもない循環です。他にサウナがあります。浴室からの琵琶湖の眺めは美しいです。また翌日泊まる休暇村南淡路にもありましたが、こんな張り紙が

  ※レジオネラ症防止対策について>厚生省の指針において、循環式浴槽内に設置されている
  バイブラ・気泡ジェット等のエアロゾル>発生器の使用は避けるように書かれています。この事
  から現在浴槽内の気泡ジェットは、使用いたしておりませんのでご了承ください。

と言うことでジェットは停止しておりました。お役所だけあってその辺は徹底していますね。

ところで、「今のところ」非温泉と強調したのはわけがありまして、実は滋賀報知新聞のWeb 記事によりますと休暇村近江八幡でも温泉を掘削しました。間に合うといいなと思って(財)休暇村協会広報部(media@qkamura.or.jp)に今年3月頃、お尋ねしたところ次のようなお返事がありました。

  >休暇村の建築設計や温泉掘削工事の担当をしています。(施設課長の)Iと申します。
  >近江八幡の温泉掘削工事については、現在掘削中で900mくらいまで進んでいます。
  > H14年4月に揚湯になる予定です。その後、ポンプ設備工事、配管設備工事を行
  >いますので、H15年3月までには、浴槽に温泉給湯できる予定で進めています。

との情報を得ていました。結果的にぜんぜん間に合いませんでしたが…。でも温泉ファンとしては気になるもので、フロントで温泉についてお尋ねしておきました。温泉はすでに掘削済で冷泉のようです。配管等がまだ決まっておらずはっきりとはわからないのですが、温泉の導入開始は2月頃になりそうだとの事です。

掘削場所は西館(旧館)別館で現在は駐車場になっている ようです。 翌朝、源泉探しに西館やキャンプ場まで行ってみたのですが、見つけることはできませんでした。 非常に人気の高い休暇村の温泉と言うことで楽しみですね。ただ、今のところ休暇村近江八幡では日帰り入浴は不可のようです。

温泉導入後は他の休暇村(日光湯元・磐梯高原・南淡路)同様、日帰り客にも開放するかも知れませんね。関西・中部方面の皆様、来年に温泉が導入されましたらレポをお待ちしております。


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