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阿波踊りの旅 by ONKEN21  2002年8月



第11章 金華山岐阜城/乗鞍スカイライン(四日目)

8月14日(水)第4日目最終日です。本日は自宅へ帰ります。帰り方として 1.中央道・長野道・上信越道コースと 2.東海北陸道・高山・乗鞍コースが考えましたが、両方とも距離的には変わりません。後者の方が一般道の山道で時間はかかりますが…。ならまだ走行したことのない2のコースで岐阜県を美濃から飛騨へ縦断することに決めました。

暑い朝、9:00のぎふ長良川ハイツをチェックアウト、まずは目の前の金華山を上り岐阜城を見物することにします。ところが岐阜と言うのは観光案内板が大変不親切で30分も駐車場探しに明け暮れました。要は障害者用の駐車場がわかりにくいんで参りました。

まずは金華山ロープウェイ写真4-1)に乗ります。往復運賃は1,050円(共通入浴フリ−パス券の割引券で950円。障害者と1種介護者は530円)。山頂駅から岐阜城まで徒歩10分位です。岐阜城は油売りから身を興し“美濃のまむし”と恐れられた斎藤道三の時代は「稲葉山城」と称し、織田信長が功略後、「岐阜」と改名したわけです。以後、織田信長は「天下布武」の下、天下を取り安土城に移りました。

金華山山頂にある岐阜城天守閣(写真4-2)は再建されたコンクリ造りですが、頂上からの眺めは秀逸です(写真4-3 4-4)。幼い頃、金華山の上に乗った岐阜城のプラモデルを作って遊んだり、歴史ドラマに登場する岐阜城を何十回と見たのですが、ついにそのお城に実際訪れることができ感激しました。私は戦国時代の歴史が大好きなもんで。

11時に岐阜市を出発、東海北陸道を目指し長良川に沿って関市に向かいます。しかし渋滞のため乗ったのは美濃ICです。それでも郡上踊りの郡上八幡付近はかなり渋滞し、通過に30分はかかりました。東海北陸道って高速道路ながら山が深いため2車線しかなく、それに比して中京方面の観光客が多いのでどうしても渋滞しやすい路線ですね。大都市圏ではやはり4車線ないときついです。

東海北陸道で長良川に沿って登っていくと、頂上はひるがの高原SAとなります(写真4-54-6)。 下が気温33度に対し、ここは25度くらいで涼しいです。東海北陸道の現在の終点、飛騨清見ICを14時に下り、高山市(気温29℃)を経由しR158を松本方面に行きます。約1時間10分15:10に平湯峠(気温21℃)で乗鞍スカイラインに入ります。



第12章 乗鞍岳と乗鞍高原温泉「せせらぎの湯」

 乗鞍スカイラインは来年(2003年)に有料道路の償還期限を迎え無料開放されますが、自然保護と畳平の渋滞対策のためマイカー規制が実施されます(5/17付岐阜新聞)。現在無料で走行できる長野県側の「県道乗鞍岳線」(乗鞍エコーライン)も足並みを揃えマイカー規制に踏み切ります(信濃毎日新聞特集)。と言うことで今年がマイカーで行ける日本最高地点の畳平へ行ける最後の年となりました。

前回15年前に畳平へ訪れて乗鞍岳山頂まで1.5時間かけて登っているんですが、岐阜に行ったついでに久しぶりに訪れたくなりました。平湯峠の電光掲示板は畳平の駐車場まで3時間待と表示されていましたが(最高で5km5時間待ちだったそうです)、最後の年と言うことで渋滞覚悟で強引にスカイラインに入っていきました。

スカイラインの料金所で片道1,570円(障害者半額)を払った後、料金所の方が「頂上まで30分〜1時間待です」 と言われ、電光掲示板の情報は古くて渋滞は急激に解消しているのだなと拍子抜け。あっと言う間に森林限界を越え、霧が立ち込め荒涼とした景色の中を進みます(写真4-74-8)。駐車場手前でたった30分並んだだけで、16時に畳平へ到着しました(写真4-9)。やっぱ夕方が狙い目ですね。

 畳平は気温14℃と寒く、ほとんどの人が長袖です。畳平では1時間程お花畑を散策。高山植物は盛りは過ぎていましたが、きれいでした(写真4-10 4-11 4-12 1-13 4-14 )。 今度は長野県側の乗鞍エコーラインを下ります。県境付近からの下界の眺め(写真4-15)や雪渓(写真4-16)がきれいでした。途中の冷泉小屋には「 乗鞍の冷泉」( 写真4-17)があり、硫黄臭立ち込める沢の上から水を引いています。水を飲んでみると鉄分や硫黄の味が強く成分的に温泉に該当するかも知れません。(8/15付信毎が伝えるエコーラインの様子)

乗鞍高原温泉「せせらぎの湯」

ふもとの乗鞍高原へ下り(気温24℃)、上高地乗鞍林道との交差点(湯けむり館@700円あり)を少し過ぎ、橋を渡った先に「コロナ連絡所前バス停」があります。そこへ車を止め、沢の方へ下りて行くと温泉の樋( 写真4-18)があり、その先に無料共同露天風呂「せせらぎの湯」があります(写真4-19)。建物は近年建て替えたばかりでまだ新しく脱衣所と5人くらい入れる屋根付の露天風呂( 写真4-20)が男女別にあります。湯の温度はちょうどよく(地元の方に夜と冬はぬる過ぎるそう)、硫黄分で白濁していて、味は酸っぱいです。もちろん掛け流しです。

露天風呂の近くには沢のせせらぎが聞こえ、すばらしいロケーションです。周りが板ばりなので入浴する時は景色は見えません。バイクのライダーや地元の方、宿泊客も入浴されるので夕方は混んでいますが、私が入った時は貸切状態になった時間もありました。浴後は肌がさらさらし、爽快です。

最後に無料にしてはいい温泉入れてニンマリです。せせらぎの湯は15年前にも訪れて風呂を見ていますが、浴槽がポツンと1つあるだけで湯もぬるく入れる状態でなかったので、ずいぶん変わりましたね。脱衣所入口に成分書がありましたので掲示します。

温泉地名:乗鞍高原温泉 源泉名:湯川温泉源泉
泉質:単純硫黄温泉〔硫化水素型〕(弱酸性低張性高温泉)
泉温:源泉43.7℃ 蒸発残留物664mg/kg pH=3.13
H=0.8 Li=0.06 Na=69.0 K=18.0 Mg=18.0 Ca=57.0 Al=3.5 Mn=2.7 鉄2=0.3 アンモニウム=0.5 陽計=169.9
F=0.9 Cl=80.9 硫酸水素=8.5 硫酸=321.5 陰計=411.8
メタケイ酸=145.8 メタホウ酸=5.6 非解離計=151.4 溶存物質計=733.1
遊離CO2=302.6 遊離硫化水素=75.8 溶存ガス計=378.4 成分総計=1111.5 総ヒ素=0.004
分析年月日:平成10年6月25日 分析者:社団法人長野県薬剤師会検査センター 第二課長

この温泉固有の適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症
※消灯時間は午後9時です。

帰りは18時にせせらぎの湯を出発、松本市内のファミレスで夕食のあと、三才山トンネル・鹿教湯温泉経由R254を経由し、上信越道東部湯の丸ICから本庄児玉ICを下り、23時前無事自宅へ到着しました。長らくの間、長文レポと連続投稿を失礼しましたm(__)m 以上の阿波踊りの旅4日間をアルバムにしましたのでご覧下さい。
http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewfrontcover.jsp?album_id=49757a7562f3


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