イギリス(ロンドン)の回顧録 〜the last night〜

*渡航記録

期間: 1994年4月〜2泊
目的: 観光
ルート: 成田→ロンドン(乗り換え)→アテネ→エジプト→ロンドン→成田


カッコいいタワーブリッジ

お洒落な街ロンドン

エジプトの興奮を覚ますかのようにロンドンにやってきた。数千年単位の遺跡にどっぷり 浸った直後に大都市に来ると、なんだかタイムスリップしたような妙な気分になる。 しかしロンドンは落ち着きのあるお洒落な街。ここの都市感覚は大変気に入った。


魅力的な街ロンドン

ロンドンは最後の観光地なので2日間丸々自由行動だ。自由行動は嬉しい限りである。 団体行動だともっと見たくても見れない事もあるし、もう見たくないのに付き合わされ たりもする。せっかく遠方までやってきたからには、できるだけ自由に行動したい。 さて、ここには整備された交通網と私の英語でも通じるレストランやお洒落な店がある。 日本とは確実に違うのに、何となくリラックスできてしまう不思議な魅力がある。 やはり同じ島国だからだろうか。ロンドン中心街の街並みや建物は決して新しくは ないように見えるが、整備が行き届ている為か、古さの中に新しさが溶け込んでいるような、 そんな感覚のする街である。私にとってはこのような感覚が何より心地良い。


紳士の国

ロンドン名物と言えばやはりロンドンタクシーだ。タクシードライバーは紳士的で 運転が大変上手である。タクシーの免許を取るのが世界一難しいと聞いた事があるが、 本当かもしれない。急ブレーキや急ハンドルは一切せず、それでいてスピードが 速い。もちろん無理な割り込みなんかもしない。でもタイミングを見てすっと 入ってしまう。また相手にもブレーキは踏ませない。非常にスマートで見事な 運転である。日本のタクシードライバーも見習うべきかな。


ロンドンタクシーの中から
ロンドンタクシーと真っ赤な2階建てバス、それから地下鉄を乗り継いで観光し、 バッキンガム宮殿ではタイミング良くパレードを見る事ができた。今日で最後という時に、 私の体に異変が起こった。急に「うどん」が食べたくなってしまったのである。妻に うどん屋を探そうと言ったらある訳がないと笑われてしまったが、でもどういう訳か どうしても「うどん」が食べたい。とにかく探そうと言いながら歩いていると、 偶然にもすぐ近くに日本料理の店を見つけてしまった。妻の手を取り、少々強引に 店に連れ込んだ。

さっそくメニューを見てみると、確かに「うどん」はあるが値段が高い。 うどん一杯2、000円との事。しかしどうしても食べたかったので妻の分と合わせて 2杯注文した。うどんだけでは寂しいので、1、500円の惣菜をいっしょに注文し、 うどん2杯と惣菜1品だけで5、500円。これも思い出ですな。


ロンドンの街並み

夜遅くまで買物をしてホテルに戻り、最後の夜を迎える。11日間あっという間に 終わってしまったが、予想以上に素晴らしい旅行になった。翌朝、来た時と同じ ブリティッシュ航空の飛行機に乗りロンドンを後にした。

この旅行の記憶は生涯忘れる事はないだろう。

(終わり)



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