筆者=野村 仁
掲載=『Free Fan』No.31(2000年12月)
 
「資料」Indexへ
最初のページへ

( Page 3/4 )

「鳳来問題」経過報告2000年8月〜11月=

●第3回鳳来会議 (2000年11月11日)
 前回の鳳来会議以後、「クライマーの会」内部の問題点が出てきたと思われる。一つは清掃登山でテーマとなっていた「地元参加」の準備ができなかったことであり、もう一点は、ホームページの管理担当者がなかなか決まらないことに象徴されていた。
 地元参加に関しては、8月の清掃登山のときに川合区長のほうから提案があり、好感触を得ていたことだった。せっかくのチャンスが、「クライマーの会」の意思不統一により実行できなくなってしまった(このことについては後述)。
 後者に関してはホームページにとどまらず、「クライマーの会」の広報体制の不備という問題だった。9月初めごろから、パラダイス・治山水等の開放への考え方、岡崎市訪問の報告、第2回会議の決定事項、ガンコ・鬼石整備の経過報告など、全クライマーに対して伝えるべき事項がたまってきていたが、それを伝える手段や担当者が見いだせなかった。このような内部矛盾を反映して、MLではさまざまな主張、反論、不満、要望などがくり返し発言された。
 第3回鳳来会議は、このような「クライマーの会」内部の問題を解決することが大きなテーマとなった。11月11日、鳳来町の細川小学校(廃校)にクライマー28名、黄楊野高校の生徒5名が集まり、午後7時半から深夜0時近くまで話し合いが行なわれた。

さびたボルト、城ガ崎にて

 第3回会議での決定・確認事項は以下のとおり。

(A) 諸問題の決定方法について
1.地域・専門別に代表委員を決め、代表権を委任する。
2.クライマ−の意見は、各代表委員が吸い上げ、その意見を代表委員が各自判断決定する。
3.案件が担当委員枠を出た会全体に及ぶものについては、代表者(現・若林)と討議のうえ決定していくものとする。最終決定権は代表者にあるものとする。
4.決定内容は、「クライマーの会」のホ−ムペ−ジにもすみやかに掲載し、それはオンライン上のみならず紙面にても閲覧できるものとする。
(B) 連絡網の再検討及び情報公開の件
 メ−リングリストは連絡事項の伝達専用とする。
(C) ル−ト整備、及び美化委員の件
 従来は会独自で行なってきた「美化委員」の活動は、今後日本フリ−クライミング協会からの委託で行なう、という形をめざす。
(D) 岡崎市への対応の件
 愛知県会員により、会の活動内容報告を継続。
(E) その他:会の解散提案(福原)
 会運営は従来通り継続することになったが、極力身軽なものにすべきことを確認した。
 「クライマーの会」は、これまで組織体制を作ることに熱心ではなかったが、今後は代表者会議というものを構成して、きちんと機能できる組織をめざすことになった。
 「クライマーの会」の連絡網という場合、これからは広報委員会の各連絡委員によって構成される連絡体制をさしている。鳳来の状況や「クライマーの会」の活動内容については、お近くの各連絡委員に問い合わせていただきたい。

【関連文書】報告:第3回鳳来会議

広報委員会(クライマー広報)
 広報委員会の各連絡委員は、クライマー広報のための連絡委員MLに加入する。このMLの内容については【公開】とする。各連絡委員より広報委員代表である高橋洋祐に定期的な報告(期間は各委員に委任)をしていただき、連絡委員のMLを通じて他の委員に伝わるようにする。また、各地域のクライマーからの要望があれば、高橋にML上、もしくは【公開】が不適当と思われた場合にはDMで連絡していただき、担当の各委員へ要望を伝える。もしくは地域の代表のかたに連絡していただき、決定機関のほうへ要望を伝える。

「クライマーの会」代表委員
・代表委員は代表者会議と代表者MLに参加する。このMLの内容については【非公開】とする。代表者会議は「クライマーの会」の意思決定機関である。
・美化委員は、連絡委員に対し定期的な活動報告をする。また美化委員会MLを利用して情報伝達を行なう。
・会計委員は、連絡委員に対し定期的な会計報告をする。
・メディア代表委員は、メディア関連について活動があった場合に報告を行なう。
・HP代表委員はHPを維持管理する。



 Copyright(C)2000 Nomura Hitoshi
 mailto: webmaster << ご意見・ご感想はこちらまで