■ 江戸の味を再現「大江戸べったら」
地蔵通り最後の話題は、地蔵通りの最も出口付近(巣鴨駅付近から行くと入口ですが)にある漬物屋の「河村屋」さんで見つけた「大江戸べったら」。これは大根1本を丸ごと使ったべったら漬け。なぜなぜ大江戸なの? とネーミングに惹かれて立ち寄ったところ、実はこの「河村屋」さん、江戸後期の文化文政期(1804〜1830)創業という老舗のお店だったのです。
この「大江戸べったら」は江戸の味を再現したという季節限定の一品。本糀(ほんこうじ)と純粋な砂糖、塩、みりんのみを使い、自然の甘さを引き出した商品だとか。試食をさせてもらうと、たしかに嫌みな甘さがなく、歯触りもみずみずしくておいしかった。ああ、小さな江戸を見つけられて幸せ。
さあ、これで地蔵通りは終了、次は「巣鴨駅南口」から再びバスに乗り、またまた江戸を探して右往左往、ほんとに浅草にはいつ到着するのでしょうか……。でもまあ「お気楽、極楽」のんきにぶらりと歩いてみるのがこの企画の趣旨。皆さま、よろしければおつきあいくださいませ。それではまた次回。風の向くまま、気の向くままに……。
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江戸後期文化文政期創業の「河村屋」
「大江戸べったら」(680円):季節限定品ということなので、試してみたい方はお早めにお訪ねください。
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