何故か、英語表記のタイトル

爆裂戦士ウォーリア

Produced by (c) エポック
1990.04.13 (\.3090)

エポック社のGB初参入ソフトが本作。今でこそ、キャラゲーのエポックというイメージがありますが、これはロードランナーのようなオリジナルのアクションパズルとなっています。


ハシゴを蹴り飛ばして敵をやっつけろ!

悪の科学者ローグに妹をさらわれた主人公 (ウォーリア) が仲間と共に救出に向かうというストーリー。地上基地から宇宙まで広大な範囲に渡って戦いが繰り広げられるステージ数は全部で40以上。数だけ聴くとちょっと少ないかな?という気もするでしょうが、画像を見て分かる様にステージの構成要素がとても小さくチマチマしてるので、かなり動き回ることになります。ステージ内にはブロックやハシゴの他に、敵やトゲ、レーザーなどの障害物が点在しています。この中でEと描かれているブロック (エネルギーブロック) を全て破壊するとステージクリアとなります。ブロックには他にウォーリアが叩いて壊せるモノから絶対に破壊不可能なモノ、叩くことで床全体を底抜け指せることが出来るモノなどがあります。また、ブロックを破壊することで体力回復や1UPなどが可能なアイテムが出てきます。このアイテムの中でもっとも重要なのがパワートロンと呼ばれるアイテム。これを取ることでウォーリアがレベルアップ。ダッシュ、ハードブロックの破壊、ジャンプ、麻酔弾を撃つなどのアクションが使える様になっていきます。このゲームではレベルアップは非常に重要なのでブロックを破壊するのは常套手段なのですが、前半はともかく後半のステージではかなりパズル的な要素が強くなるので下手にブロックを破壊するとステージがクリア出来なくなってしまいます。


ボスの吐き出すレーザーを避けながら右上のスイッチをオンにしろ!

パズル要素といえば、面白いのはハシゴを投げる (横滑りさせる) ことが出来るというところ。このハシゴで敵をやっつけることが出来る他、ハシゴ同士を連結させる (上下にピッタリ合わさると繋がる) ことが出来ます。このハシゴの連結でルートを確保してEブロックを破壊していくのがステージ攻略のキモであり、逆にコレを知らないと序盤からにっちもさっちもいかなくなります。また、あまり不用意に連結してもまた攻略できなくなる可能性があるのもポイント。ハシゴは障害物があるとそこで止まってしまうので、破壊出来ないブロックなんかが途中にあるとEブロックの所まで移動出来ずに痛恨の1ミスとなってしまいます。このゲームの場合、グラディウス並に1ミスの意味する所が大きいので注意。というのも、先程書いたレベルアップはたとえ最高レベルまでアップしていたとしても1ミスでレベル1まで戻されてしまうからです (マイガッ!)。後半のステージや、ボスステージ (ボスキャラの攻撃を避けながら、ステージの何処かにあるスイッチをオンにするとクリア) で、一気にレベル1まで戻された日にゃ・・・泣くに泣けません。


最後のボスを倒して見事にゲームクリア!!

途中でステージの分岐があったりもしてナカナカ凝った作りのゲームになっています。アクション性が強いのでちょっと難しい所もありますが、通信ケーブルで繋ぐと2人協力プレイが楽しめるので苦手な人は友達と一緒にクリアすると良いかも。
レスポンスやスピードは問題無いレベルなのですが、やはりキャラが小さいので目が疲れます。アイディアとしては他のゲームからヒントを得ているような部分が多々ありますが、それらを上手くまとめていると思うので問題無いでしょう。現在なら中古屋でかなり安く売ってるのでアクションパズルが好きなら買って損は無いでしょう (さすがに定価で買うのは気が引ける (笑))。なお、本作は後にキャラを入れ替えただけのリメイク版・おはスタ・やまちゃん&レイモンドが作られてたりします。


お買い得度:★★★★☆(4)
ちょいとアクション要素が強いけど
パズルとしてもナカナカ良い出来だと思う