レールの敷設

(NO4)


レールの敷設(フセツ)に当たっては、予め、フィーダ(電源供給点)、ギャップ(線路の絶縁部分)、などの位置を決めておきます。そして、フィーダはあらかじめリード線をレールに接続し、裏面に引きだすことにします。その作業が終わった後、レールの固定にとりかかります。レールはまず最初にポイント部分からセットし、ポイントマシンを仮に取り付け、全体にムリな力が掛からないように調整しつつ進めます。

詳細説明へジャンプ(リバース線について|ギャップの意味)

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**線路配線図**
フィーダ、センサー、ギャップなどの位置図。
フィーダ線をレールにセットし、リード線を裏面に引き出しておく。
(苦労話はこちら)


ポイントマシンや囲みレール部分は無理な力が掛からないように注意。 ポイントマシンを裏面から取り付け。爪の部分は6ヶ所ともボードの表に取り出し、ゆがみの無いように。


レールは1ミリ程の余裕をもってカット後、ヤスリで断面を削る。カットはニッパを使い、レール面に対して縦方向に刃をあてる。 レール固定用は犬釘、ジョイント。ギャップ部分は絶縁したジョイントなどを使用。


**詳細**

<リバース線について>
リバース線とは、車両の走行方向を逆転させる線路です。当レイアウトでは、車両はリバース線にどちら側から進入した場合も、左回りから、右回りに変わります。その為、直流式の鉄道模型では、左右のレールのプラス電気とマイナス電気をリバース線内で逆転させるわけです。そこで、リバース線区間は、エンドレス線とはブロックを区分して、独立させておくことにし、その区間への境目には、ギャップジョイント(絶縁)を挿入します。
また、今回は、上記の、電気の逆転をやりやすくする為、パイロットランプを設ける予定。
パイロットランプについて参照

<ギャップの意味>
ギャップは、ポイント分岐方向による、ショートの発生を未然に防ぐ為の絶縁部分です。
PECOレールは昔ながらの方式(通電タイプの選択式)で、予めポイントでの自動非通電装置は装着されていない為、自らギャップを設定します。このギャップの位置取りのコツは下記の通り。

@ ポイントの分岐元側にフィーダを入れる
A 分岐先側どうしが相互に逆方向に接続する場合には、両レールにギャップを入れる

線路図参照



<フィーダ線のハンダ付けについて>
フィーダ線は最初、ジョイント部分にハンダ付けするつもりでしたが、実際にやってみて、この作業が意外に難しいことに気付きました。そこで、今回はハンダ付けをあきらめ、カトー製の固定レイアウト用フィーダ(ターミナルジョイント)を使うことにしました。枕木を外した上で、これをレールの中程に(ジョイントとしてではなく)取付けつける作業を行い、枕木を戻し、リード線を裏面に引きこみます。これだとビニール線が表に見えることになるので、後にバラストで覆うなどして、目立たない様に設置します。

<フィーダ線のプラス・マイナスの扱い>
図ではフィーダの矢印(プラス側)の向きがエンドレスの外側(下側)に向いておりますが、そこに接続したフィーダ線の青線(ビニール線)を現場あわせで後からマイナスと決めたため、実際の配線は図と逆になりました・・・あしからず。以後は、実際の配線はすべて逆向きで統一しています。


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