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御用紙物語 土佐七色紙の創製時代のことを父・近藤利一が作った紙芝居です。 編集:近藤純正 この紙芝居は昭和25(1950)年、私の父・近藤利一 が小学校児童向けに製作したものであります。 原版はB3の大きさに作られていますが、当時は戦 後の物資の不足する時代のものでして、用紙は痛 んでおり、今回写真に保存し、ホームページにて 公開することにしました。 戦国時代~江戸時代、また紙芝居が作られた昭和 初期の時代、さらに現在の成山については、引き 続く「解説」や「七色の里」の項で説明してあり ます。 高知県伊野町は、清流仁淀川に沿って開けた土佐和 紙発祥の地として知られています。 伊野には伝統を今に伝える「紙の博物館」、さらに 仁淀川に沿って西の鹿敷(かしき)には「土佐和紙 工芸村」があります。 これら「紙の博物館」と「土佐和紙工芸村」の中間 に位置する神谷(こうのたに)の奈呂(なろ)から、 北の方向へ支流の谷川沿いに、奥へ奥へと登ると、 眺めは深山を思わせます。 前田の橋を渡り東の方向へ進むと成山に入ります。 現在は多目的施設「土佐七色の里」となっておりま す、元の成山小学校跡を経て峠の方へと向かいます。 その途中に清水が湧き出ている所があります。この 清水は現在、上水道の取水場として利用されていま すが、献上品の御用紙を漉(す)いた時代には、紙 草(紙の原料となるコウゾなどの木の皮)を晒(さ ら)していた場所です。ここから急坂を登ると峠に 辿り着きます。 この峠からは広々と開けた視界、遠くには黒潮の 流れる太平洋を望むことができます。この峠は 「仏が峠」と呼ばれており、この地に伝わる物語 を紙芝居によってご紹介いたします。 目 次紙芝居 御用紙物語りの絵と文、20枚 解 説 御用紙物語りの地図と時代背景 七色の里 土佐七色紙発祥の地・成山の案内 土佐和紙 土佐和紙と技術開発者の解説 |
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