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■(4-2).ユーザー車検体験記・検査ライン編■

(1).事前予約と必要書類  /  (2).定期点検と記録簿  /  (3).出発前の最終確認
 
(4-1).ユーザー車検体験記・受付 / 
(4-2).ユーザー車検体験記・検査ライン / (4-3).ユーザー車検体験記・費用
 
(5).ユーザー車検Q&A / (参考).レガシィ88ナンバー取得記(前編) / (参考).レガシィ88ナンバー取得記(後編)


前ページでは、出発前の最終確認について注意点を述べました。
このページでは、当日の受付や書類の流れなどを解説します。


 

〜 さあ、いよいよ検査ラインに並びます 〜

検査ラインの風景

受付のおっちゃん(ホントにおっちゃんだった)に、4番ライン(2WD用)に車を
入れるように指示されました。事前に整備工場から「4WD車は5番か6番」と
聞いていたので、「フルタイム四駆なんですけど」と申し出たところ、「マイクで
スピードメーターカット(車速検査は省略の意味)と言って」と、そのおっちゃん。
内心「ラッキー」と思いつつも、指示された通りに4番ラインに向かいます。
  

〜 まずは外観および同一性のチェックから 〜

外観および
同一性の
チェック

 
「外観および同一性のチェック」については、88ナンバー車
であるため固有の検査が行われました。そこでこの検査に
ついては 「ユーザー車検Q&A」 のページで独立させて
詳しく述べることにしました。どうぞそちらもご覧下さいね。
 
(ここで、やっぱり4WD車用の6番ラインに並ぶよう、再指示を受ける)

 

〜 次に検査ラインに並びます。これが実態。 〜

検査ライン全景

これがラインの全景です。車線(黄色の案内線)に沿って車を乗り入れます
最初の検査は「サイドスリップ」ですから、まっすぐ慎重に微速前進させます。
もしも斜めに入ってしまった場合は、あせってバックなどしないで係員の指示
に従います。車体が進行方向に平行なら、多少のオフセットは大丈夫です。

電光掲示板(進入許可表示板) 車を所定の場所まで移動させて、いったん停止します(エンジン
はかけたままです)。すべての指示は電光掲示板に表示されます
ので、タイミングを外さないように注意して見ていましょう。表示が
「待機」から「進め」に切り替わったら、ゆっくりとまっすぐ進みます。
サイドスリップテスター

ステアリングに軽く手を添える気持ちで、ゆっくりと進みます。
あまり電光掲示板の表示に気を取られると、今度は車体が
車線からズレてしまいますので、注意しましょう。・・・って、
そりゃオレだ>KAZ (ハハハ・・・でも大丈夫でしたよ)。

ブレーキや車速の検査台

引き続き、ブレーキテスト・スピードメーターテスト・ヘッドライト光軸テスト
に移ります。車を4輪ドラム(マルチテスター)に載せます。左はその4輪
ドラムの全景です。ここ6番ライン(4WD用検査ライン)では、ヘッドライト
 光軸テストの検査方法は「パッシング式」
でした(ローラー上で車を走らせ、
時速40kmに達したときにパッシングで合図する方式)。  
        

前輪停止線

車を停止させる場所は、左のように「前輪停止線」があるので
これに従います
。前輪がローラー上のこの位置にあれば、後輪
側も(ホイールベースによらず)自動的に調整されるようです。

ローラーの拡大図 これがローラー部の拡大図です。黄色いローラー間に車輪を落とします。
まず前輪ブレーキ→後輪ブレーキ→サイドブレーキの順に検査され、
次にヘッドライト光軸検査になります。ブレーキ検査は電光掲示板に
「踏む」/「はなす」、「引く」/「はなす」と表示
されますので、指示に
遅れないように素早く、かつ思い切りよく動作を行う
必要があります。
光軸テスター ブレーキ検査などの結果は、その場で電光掲示板に○または×と表示
されます
ので、各検査に合格したかどうかはすぐにドライバーに分かる
ようになっています。落ち着いてトライしましょう。合格(○と表示)なら
ば、4輪ローラーに乗ったまま光軸テストになりますハイビームにして
待ちます
。左は光軸テスターで、左右のH/Lを順に自動測定します。
指示表示板 光軸テストのあとは、排気ガス検査です。車を4輪ローラーから
出して、所定の位置まで車を前進させて停止します。電光掲示
 板には 「排気ガス測定 プローブを入れる」 と出ていますので、
  プローブ(検査棒:後述)をマフラーの中に入れて結果を待ちます
排気ガス濃度測定用プローブ

これがプローブと呼ばれる排気ガスセンサー(検査棒)です。 
長さは約60cmで、ラインの脇に置いてあります。排気ガス検査
だけは、自分で準備を行います
。素早く車から降りてプローブを
マフラー内に差し込みます(約60cm)。この間、必ず電光掲示
板の表示が「計測中」になっていることを確認して下さい
。   

テスト結果印刷機

 排気ガス検査が終了すると、これまでの結果をいったん「自動車検査票」
に記録させます
。車から降りて、ラインの脇にある自動記録機に用紙を
挿入します。その際、差込方向が決まっています
ので間違えないように
注意します。記録後、検査の合否を示す省略記号が印刷されていること
 を確認してから車に乗り込み、次の下回り検査(ピット)へと向かいます。

電光掲示板(下回り) 電光掲示板に「下回り検査」と表示されますので、車をピットに乗り入
 れます。所定位置(後述)まで進んだら、エンジンを止めて待機します
ボルトなどの締結系とオイルのにじみ・漏れなどが激しく(注:ホントに
激しかったです)
チェックされます。注意点は、検査中も電光掲示板の
 指示をよく見ることです。「ブレーキを踏む」などと指示が出るからです
ピットの全景 これがピットの全景です。検査員が「これでもか、これでもか!」と言わん 
ばかりに、車(の下回り)を前後左右上下にゆらしまくります。正直言って、
ここまで激しく検査するとは思いませんでした。下回りの検査官には「剛力
手当(ごうりきてあて)」があっても良いのでは? と感じたほどです
。また、
何度も 「ブレーキをかける/はなす」 の指示があったことも予想外でした。
ピットでの停止板 これはピットに設置されている停止板です。前輪をこの谷間部分
に「はめて」停止します。エンジンを止め、ギヤをニュートラルに
入れます
。初めはサイドブレーキを引いておきますが、後に表示
される電光掲示板の指示に従ってブレーキ操作を行います。  
 
次のページへと続く

次のページも、ぜひご覧下さいね。車検総費用や感想などについてです。


■ユーザー車検 INDEX■
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