■(5).電気配線・制御に関するQ&A■

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【電気配線・制御編・タイトル一覧(2003/11/15 土曜日 )】 

上のほうが新しいQ&A項目です(下から上に向かって新しくなります)。

Q3. BGレガシィのスモールランプ交換方法について、画像付きで教えて下さい。
Q2. BGレガシィをワンテールにしたい、リヤのブレーキとスモールの配線を教えて!
Q1. マフラー交換後の過給圧制御について、教えて下さい。
    

3.BGレガシィのスモールランプ交換方法を教えて下さい。

BG5B(レガシィ後期型)で説明します。モデルは車両左側ライトユニットです。
 
1.まず、フロントグリルを取り外します。
上部のクリップ4ヶ所の爪をドライバーの先端などで縮めて、手前に引き抜きます。下部のクリップは写真のように「上からのせてハメる」構造になっているので、外すときは上に持ち上げます。
 
フロントグリル 上部クリップ 下部クリップ受け 下部クリップ

フロントグリル

グリル上部にあるクリップ

車体(ヘッドライト側)にあるクリップ受け

グリルの下部にあるクリップ

2.次に、ヘッドライトユニットを取り外します。
左右のヘッドライトユニットは、それぞれ上面2ヶ所+グリルの内側奥の見えにくいところに1ヶ所の、合計3ヶ所のボルトで固定されています。2ヶ所が垂直方向、1ヶ所が水平方向の固定ボルトです。 

ヘッドライト上部の10mm固定ボルト(2ヶ所)

グリル内側にも
ヘッドライトユニットを上から見た図 ヘッドライトユニットを固定しているステー ヘッドライトを固定しているステー グリルの内側にもボルトがある。

3.ヘッドライトユニットをちょっとだけ手前に引き出します(すぐに外れます)。
 
4.キャップを回転方向にひねります。
ユニットの裏側、スモールランプが位置する部分(配線があります)に丸形の小さな埋め込みキャップがあるので、そのキャップを30度くらいの角度で回転する方向にひねります。 

手前に引きます ここがスモール コネクター拡大図 回すと外れる
ユニットを手前に引き出します。 ユニットを裏側から見たところ コネクター部の拡大図 ひねると外れます

5.キャップをユニットから取り外し、ランプを取り出します。
キャップにランプが刺さっているので、キャップをユニットから取り外すと、ランプも取り出せます。汚れが付かないように引き抜いて交換します。交換後は、あらかじめ正常点灯するかどうかを確かめておきます。
 
6.取付を取り外しの逆の手順で行います。
注意点が一つ
。ライトユニットの外側には、位置決め用の棒(=ユニット側)と穴(=車体側)があるので、ハーネスがこの穴の中にからまないように取り付けます

ユニット外側に位置決め用の棒と穴があるので注意 逆の手順で取付
ユニットを裏側ななめ横から見た図 位置決めのピンが2カ所でています。 こちらはボディ側の穴2カ所です。 ヘッドライトユニットを取り付けます。

7.グリルを取り付けます。
ヘッドライトユニットを取り付け終わったら、グリルを取り付けます。最後に、光軸が狂っていないことを確認して終了です。
 

2.BGレガシィをワンテールにしたい、リヤの配線方法は?

BGレガシィワゴン(Bタイプ)の場合、両サイドのリヤコンビランプには4極黒色のコネクターがあります。その配線は、左右でそれぞれ次のようになっています。

<車両左側コネクター(コネクター側から配線側を見た図)>
           
  =__=__=    1番(ライトグリーン/白)---ターン&ハザード
 |1|2|3|4|   2番(  黒   )---アース
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       3番( 白/黒  )---ストップランプ
               4番(  赤   )---クリアランス

<車両右側コネクター(コネクター側から配線側を見た図)>
           
  =__=__=    1番(  白/赤  )---ターン&ハザード
 |1|2|3|4|   2番(   黒   )---アース
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      3番(  白/黒  )---ストップランプ
               4番(   赤   )---クリアランス

左右で配線の色が違うのはターン&ハザード(1番線)で、その他はストップランプが白/黒、クリアランスランプが赤、と、共通です。ただし、配線の色はコネクターの前後で変わりますので、ここで誤解のないよう補足説明しておきます。
-------------------------------------------------
<車両左側コネクター>

 リヤコンビ部へ コネクター部       車体前方より
            __
           ←|1|←(ライトグリーン/白)---ターン&ハザード
           ←|2|←(   黒    )---アース
     (赤)  ←|3|←(   白/黒   )---ストップランプ
     (緑)  ←|4|←(   赤    )---クリアランス
              ̄ ̄
<車両右側コネクター>

 リヤコンビ部へ コネクター部       車体前方より
            __
           ←|1|←(   白/赤  )---ターン&ハザード
           ←|2|←(   黒   )---アース
    (赤)   ←|3|←(   白/黒  )---ストップランプ
    (緑)   ←|4|←(   赤   )---クリアランス
              ̄ ̄
-------------------------------------------------
以上より、リヤコンビランプ側から生えている配線を基準に取れば、ストップランプ配線は赤色・クリアランスランプ配線は緑色になります。また、車体前方から生えている配線を基準に取れば、ストップランプ配線は白/黒・クリアランス配線は赤色になります。

1.マフラー交換後の過給圧制御について、教えて下さい。

「マフラー交換で過給圧が上昇(オーバーシュート)する理由」
について、以下に書きますのでご覧下さい。

■レガシィ(BD/BGモデル)の過給圧制御について■

レガシィの場合、全開加速時はツインターボ領域から加速する場合とシングルターボ領域から加速する場合とで、目標最大過給圧の設定を変えています。

過給圧制御については、まずノーマル(マフラー含む)の場合は、DUTY比がおおよそ中程度の領域で制御しています。次に社外マフラーに交換すると、排気ガスの背圧が小さく(=抜けが良く)なりますので、DUTY比がノーマルよりも小さい領域で過給圧制御されるようになります。

マフラー交換した状態で全開加速をすると、制御上は、DUTY比が小さくなった状態から出発して追従開始することになるので、その結果、過給圧はオーバーシュートする傾向が(ノーマル時よりも)さらに強まります。よって、一見パワーアップしたように体感されることになります。

ノーマルECUでマフラー交換した場合の注意点は、次のようになります。

BG5Aの場合、過給圧がおおよそ1.0(kgf/cm2)程度以上に上昇した場合、点火時期と燃料増量はマップの上限値を使い切ってしまい、実際の過給圧から要求される値に対して、点火時期リタードと燃料噴射増量が追いつかない状態となりかねません。過給圧がオーバーシュートしている時間は短いですが、短いとは言え、その間はエンジンにとって(ノッキング、不整爆発、排気温度上昇などの)ストレスが発生しやすい状態になっていると言えます。

ほんの瞬間ですので、大丈夫といえば大丈夫なのかも知れませんが、耐久性を考えると、あまりオーバーシュートさせないようなアクセル操作に抑えた方が良さそうです(注;ROMチューンで対応済の場合はこの限りではありませんが、その場合はエンジンを含めた系全体の安全率が低下します)。

 


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