●2011年4月1日記事(エイプリル・フール企画は中止)
Article for the day of 2011

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※2011年4月1日のエイプリル・フール企画は、同年3月11日に発生した東日本大震災により中止しました。
代わりに、被災された方々へのお見舞いのイラストを掲載しました。

2011年の記事(各ホームページ共通) 実際のトップページ例・・・「耳すま」 「千尋」 「ハウル」

このたびの震災により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。



★今年のエイプリル・フール企画は中止させていただきます。★

本日は2011年4月1日、エイプリル・フールです。例年、この日は幾つかのエイプリル記事をイラストとともに掲載し、好評を博してきました。最近はTOPページへのアクセス数もすっかり落ち着いているのですが、4月1日だけは通常の何十倍もカウンタが回り、かつての(だまされてくれたであろう)常連さんも、この日ばかりは戻ってくれるような感じになっていました。アクセスして下さる皆さま、企画に協力して下さる多くの皆さまに、あらためて感謝申し上げます。

今年も、4月1日に合わせてエイプリル企画を準備してきました。しかし、3月11日に発生した震災の影響はあまりにも大きく、例年どおりの企画は出来ないと判断しました。初期の段階では、企画の趣旨を変更しての開催、たとえば「震災に負けるな!ジブリが動く!ジブリファンも動く!」的な記事を載せられないかどうかを考えました。けれども、何日経っても被害の全容すら判明せず、原発の事故も収束する見通しが立たず、状況は日々悪化する一方です。そもそも、被災された方々の心情を想うと、(たとえ激励の趣旨であったとしても)とてもフィクション記事を載せてウソでしたと言えるものではありません。よって、今年のエイプリル・フール企画は完全に中止とさせていただくことにしました。ご理解のほどお願い申し上げます。

代わりに、毎年イラストを描いて下さっている方が提供して下さったお見舞いイラストを掲載させていただきます。


復興した気仙沼の風景をイメージして描きました。
被災地の皆様の美しい故郷が元通りになる日を心から願っています。
(コトクさん)



ひとりじゃないよ。みんながあなたを見守ってるよ。君の笑顔がまた見たいと思っているよ...。
(匿名さん)



(イノさん)


この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を心より祈っています。
(けろさん)


被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
日本は忍耐力のある国。必ず!よみがえります!
(sma.さん)


震災の復興を思って描きました。
(ねンズさん)



このたびの震災は、スタジオジブリにも深刻な影響を及ぼしているようです。2011年3月29日付新聞各紙の記事によると、未曾有の災害に直面しても作品を作り続ける意味について、様々な葛藤があるものと推察されます。宮崎駿監督は、震災の甚大な被害や原発事故について「私たちの文明はこの試練に耐えられないかもしれない。謙虚な気持ちで模索を始めよう。放射能の前線に立っている人々の犠牲に対して感謝し、誇らしく思います」と涙ながらに語ったといいます。同時に「(日本は)多くの困難や苦しみはあっても、より美しい島にしていく努力をするかいがある土地」とも語り、絶望する必要はないとも呼びかけています。ジブリは、現実を直視しつつ、ジブリとして出来ることを見極め、淡々と歩みを進めているように思えます。

なお、スタジオジブリは独自に被災者の支援活動も行っていますが、その詳細は公表していません。したがって、新聞やテレビなどで報じられることもほとんどありません。取材陣を同行させて募金活動や現地での支援活動を大々的に報じさせる著名人が少なからずいたりしますが、そのようなパフォーマンス的行為とは一線を画すスタジオジブリの姿勢には、大いに学ぶべきところがあるのではないでしょうか。

故・近藤喜文監督は、「困難な時ほど、より健やかに」と語っていました。 世の中が困難であればあるほど、私たちひとりひとりも、自分のことだけ考えるのではなく、助け合いの心を持ち、それぞれに出来ることを着実に行える存在でありたい。そして何より健やかでありたい──。 そのように考えております。

来年の4月は、今年より良くなりますように。再来年の4月は、来年よりももっともっと良くなりますように・・







過去のエイプリル・フール記事

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