●1999年4月1日 エイプリルフール記事
Article for the day of April Fool 2000

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「もののけ姫」ホームページ用

★特報!!
「もののけ姫」プレステ2ソフト発売!!



★ハード本体と同時発売
★徳間社長、「ソフトの初回出荷は1000万本」と豪語


 ソニー・コンピュータ・エイタテインメントは3月31日、新型ゲーム機「プレステ2(仮称)」の第一弾ソフトの一つとして、「もののけ姫」を発売すると発表した。「プレステ2」は、現在発売中の同社製ゲーム機(プレイステーション)の後継となる新型ゲーム機。「プレステ2版もののけ姫」は、年内に予定されているゲーム機本体と同時発売となる。

開発中のデモンストレーション画面

 3月31日、東京都内で開かれた記者会見には、久夛良木健・ソニー・ピクチャーズ・エイタテインメント社長、鈴木敏夫・スタジオジブリプロデューサー、徳間康快・徳間書店社長が出席した。「プレステ2版もののけ姫」は、スタジオジブリがストーリー展開およびキャラクターデザインを監修し、徳間書店とソニー・ピクチャーズ・エイタテインメントと共同で開発・販売する。

 ソフトの媒体には従来のCD-ROMに代わってDVD-ROMが採用される。DVD-ROMの大容量を生かした緻密なポリゴン描写によりキャラクターを立体的に表現し、しかもなめらかに動かすことが出来るという。ストーリーは基本的には劇場公開された「もののけ姫」の流れを踏襲するものの、展開に応じて幾通りもの結末が用意され、双方向性に富んだ展開が新機軸として打ち出されている。好評であれば続編も投入してラインナップの充実を図るという。

 「DVDの大容量と7500万/秒のポリゴン描写は、ある意味においてセル画を超える表現力を実現しました」と、久夛良木社長。「立体化されたキャラクターの動きは臨場感に満ちており、これまでのゲームとは一線を画す新境地を開拓するものだ」と鈴木敏夫プロデューサー。また、徳間社長は「『もののけ姫』はゲームの世界でも新記録を打ち立てる。初回出荷1000万本は確実だろう」と豪語、発売前から初回出荷の日本新記録樹立を宣言した。


★「もののけ姫」世界制覇も視野 全世界で8億本の売り上げを目指す
 徳間社長は、「『プレステ2』は確実にヒットするハードだ。日本国内で5000万台、全世界で10億台は売れるだろう。」と、その将来性を持ち上げた。さらに「『プレステ2版もののけ姫』は最終的には日本国内で4000万本、全世界で8億本の売り上げを目指す。映画とゲームの歴史は『もののけ姫』が変える」と、早くも日本国内新記録達成と全世界制覇を宣言した。

各ゲーム機の概要
メーカー 商品名 演算能力 メモリ 描画性能 使用媒体
ソニー・コンピュータ・
エイタテインメント
プレイステーション2 128ビット 32MB 7500万
ポリゴン/秒
DVD-ROM
CD-ROM
セガ・エンタープライゼス ドリームキャスト 128ビット 16MB 300万
ポリゴン/秒
CD-ROM
任天堂 NINTENDO64 64ビット 4MB 未公開 ROM
カートリッジ






※今日は4月1日です。It's April fool!





「耳をすませば」ホームページ用

★スクープ!!
東京都多摩市とクレモーナ市が
姉妹都市提携!!



★クレモーナ市長と多摩市出身バイオリニストの友情が実る
★聖蹟桜ヶ丘に姉妹都市記念館建設へ



 東京都多摩市とイタリア中部の街・クレモーナ市の間で、今夏にも姉妹都市提携されることが明らかになった。クレモーナ市は中世よりバイオリン作りで有名な町として知られている。今回の提携は、クレモーナ市のニーシ・ルリーゼ市長(41)と日本人バイオリニスト高橋陽子(36)との友情が実って実現した。

 高橋陽子女史は、多摩市桜ヶ丘4丁目の出身。市内の高校を卒業後、クレモーナ市の音楽大学に留学。現在は日本とイタリア各地で年に6〜8回コンサートを開く新鋭のバイオリニストとして活躍している。
 1995年、スタジオジブリ作品「耳をすませば」(近藤喜文監督)が公開されたことでクレモーナ市は日本でもよく知られるようになった。 クレモーナ市でも、日本製のアニメーションが広く放映されており、スタジオジブリ作品の人気は高い。ルリーゼ市長も大のジブリファンを自認し、1998年にベルリン映画祭で上映された「もののけ姫」も見に行ったほどだ。ジブリの前作「耳をすませば」もよく知っていて、バイオリン演奏のシーンを見て、あまりのリアルさに驚嘆したという。

 1999年1月3日、市主催の新年パーティーに高橋陽子女史が招待され、ルリーゼ市長と歓談。バイオリンとスタジオジブリの話題で大いに意気投合したという。高橋女史が「耳をすませば」の舞台となった多摩市の出身という縁もあって、多摩市とクレモーナ市の関係者との間でも友好ムードが広がり、このたび姉妹都市提携が実現するまでになった。

 今年8月に予定される調印式にはルリーゼ市長が来日、市内のパルテノン多摩で高橋女史の記念リサイタルが開催されるほか、「耳をすませば」上映も検討されている。


★聖蹟桜ヶ丘に姉妹都市記念館を建設/バイオリン教室も併設

姉妹都市記念館(外観イメージ図)

姉妹都市記念館の建設予定地

 多摩市は高橋女史に名誉市民の称号を授与することも決定。国際的なバイオリニストとして活躍する高橋女史を市としても全面的にバックアップする方針だ。

 さらに、両市の姉妹都市提携を記念して、両市に記念館を建設する構想も明らかにされた。多摩市での建設予定地は多摩市街を見渡せる桜ヶ丘4丁目が有力候補に挙がっている。丘の上の土地を市が買収し、1999年8月着工、2001年春の開館を目指している。総工費は20億円前後になる模様。なお、記念館の初代名誉館長には高橋女史に就任してもらえるよう、現在交渉中。

 記念館にはバイオリン教室を併設し、クレモーナ市から派遣されたバイオリン職人が指導にあたる。多摩市長は、「記念館ではイタリアのバイオリン文化を積極的に紹介したい。建物のデザインは『耳をすませば』で描かれた『地球屋』のイメージを参考にして設計を進めたい。『耳をすませば』の監督を務めた近藤喜文氏の業績を紹介するコーナーも設けたい」と話している。

 この背景には、埼玉県所沢市と東京都東村山市が「トトロの森」の保全に積極的であるほか、東京都三鷹市も井の頭公園に「スタジオジブリ美術館」の誘致に成功していることがある。両地域の中間に位置する多摩市も名乗りを上げ、地域間の"競演"が進みそうだ。






※今日は4月1日です。It's April fool!




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