姉妹提携校交流の現状
〜平成5年度文部省「教育の国際交流等に関する実態調査」で把握された470校:
CIEE(国際理解教育調査研究会)による〜 CIEE: Council on International
Educational Exchange
UPDATED: 97/10/16
1.姉妹校の相手校について
U.S.A. |
Australia |
China |
Korea |
Canada |
Europe countries |
NewZealand |
35% |
18% |
14.5% |
11.5% |
6.6% |
5.1% |
3.7% |
*
姉妹校としてはやはりアメリカ合衆国が圧倒的であるが、近年アジア圏との交流も盛んになりつつある。
2.姉妹校交流の目標
異文化理解を深める |
広い視野に立つ教養豊かな人材育成 |
国際親善 |
生徒の外国語能力の向上 |
日本文化を尊重する心を育てる・日本人としての誇りを持たせる |
その他 |
88.1% |
81.3% |
73.4% |
52.8% |
42.6% |
8.1% |
*「広い視野に立つ教養豊かな人材育成」とは、和田 稔先生の『「国際社会の中に生きるために必要な資質を養う」、「国際協調の精神」.「豊かな心情」,「公正な判断力」−− −これらの資質がこれからの外国語(英語)教育において養われなければならない」』の言葉とほぼ同一と考えられる。また異質なもの(文化・言葉・人)と直接出会う体験学習を通して「日本文化を尊重する心を育てる・日本人としての誇りを持たせる」ということが初めて可能になると私は思っている。つまり、自文化は異文化との比較の中からはっきりと見え、しかもそれは実体験を伴ったものでなければならないという基本的な考えがある。
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3.交流を開始した年
*80年代の中頃から交流が盛んになってきたのが分かる。国際交流事業の普及はさほど古いものではないことが分かる。
4.姉妹校交流のきっかけ
姉妹都市との交流事業の一環として、自治体から話をもちこまれた |
学校全体として国際化推進のため協議した結果始めた |
自校の特定教員がきっかけとなって |
ALTをきっかけとして |
斡旋機関に勧められて |
その他 |
13.6% |
43.3% |
12.9% |
3.5% |
4.2% |
22.5% |
*交流のきっかけはさまざまな理由が多い。「学校全体として国際化推進のため協議した結果始めた」という理由は都道府県教育委員会等の研究指定にともなって公的援助等のサポートがあってのことと思われる。その他では明らかにその地域地域での協力体制、地域性が大きい。
*<参考1> 公的サポートを受けている学校: 私立=10.3%、 公立=37.0%
*<参考2> 協力を得ている他の組織: PTA=52.95%、 該当の自治体=24.4%、 学校後援会=18.5%、 同窓会=17.95%
*<参考3> その他22.5%の内訳: 「卒業生、保護者、海外の日本人学校の教員による紹介」、「来日した留学生の受け入れがきっかけ」、「教育委員会や友好協会の紹介」、「ミッション系の学校のため創設者が同じ海外の学校がある」、「スポーツ交流や文化交流活動がきっかけで」等。