改訂 99-03-07

フィールドの観察 - 4/4

リスの巣、巣箱

ニホンリスが掛けた巣

[写真:リスが掛けた巣]

主に常緑樹の、高い枝の分岐点に、ニホンリスはラグビーボール状の巣を掛ける。落葉樹に掛けた巣は、木から葉が落ちると、上空の鳥から容易に発見されてしまう。巣は、生い茂る森の高いところにあり、しかも枝の股に乗っている。このため、下から見て探すことは、慣れていない者にとっては容易でない。

使用中の巣は、いつも手入れがなされているので、巣材が密である。巣の向こうが見透かせるようなものは、現在使われていない巣。


リス研が作って掛けた巣箱

[写真:巣箱]

このような巣箱を、東谷山のあちこちに掛けてある。リスは自分で掛けた巣も使うが、巣箱を掛けるとそれも使う。木のうろと同じような感覚で使っているのだろうか。巣箱には、蛇などの天敵が襲ったとき逃げ場となるよう、出入りの穴を2つ作ってある。この穴には、よくリスが齧った痕が見られる。


[写真:ムササビの住む巣箱]

この巣箱もリス研が掛けたものだが、現在ムササビが住んでいる。ムササビは夜行性だが、昼間に訪れると眠たげな顔を見せることもある



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