わたしを見て
木の上でどうすることもできない子猫みたい
まるで 雲にしがみついてるような気分
どうしてだか
あなたと手をつなぐと わたしは霧の中
歩いていると
幾千のバイオリンの音色が聴こえてくる
それは あなたがわたしにかけてくれるあいさつ
その音楽に耳を傾けるわたしは
あなたがそばにいると 霧の中にいる気分
わからないの? わたしを導くのはあなた
それがわたしの望み
気づかないの? わたしが迷子になってることに
あなたについていきたいわたしに
わたしは独り この夢の国で彷徨っていて
出す足が右なのか左なのかも
身につけているのが帽子なのか手袋なのかも
わからない
霧で見えないわたしは あなたを恋しすぎている