作詞・作曲:ビリー・ストレイホーン
訳詩:Kyawa

原詩

気さくに呑気に過ごせる場所なら軒並み 何があっても出かけたものだ
そこは目まぐるしい毎日の中でひと休みする 生きている実感を取り戻す場所
ジャズとカクテルで

知りあいの娘たちの顔は 悲しげで無愛想で翳りを帯びて そこに優雅な名残りを隠さないまま
それは君も知ってただろう粧いが 洗い流された跡だよ 一日でとても多くをこなしたから
午前零時の物語

あの時君が近よってきて まるでセイレーンの歌だね 僕を骨抜きにした
僕には君の痛々しい笑顔が 僕へのあふれる想いを帯びているように思えた
そう 僕は間違っていた また 間違えてしまった

また僕は独り すべてに手応えがあったのは去年だけだった
いままた僕は酷いあり様だ
落ち込んだ心にはぽっかりと穴が空いたまま
パリに一週間もいれば傷は癒えるかも 笑顔でいれば気にせずにいられるかもしれない

君を忘れよう きっと まだ君が脳裏に焼き付いているけど
未練は 立ち直ろうとする気持ちを ぐちゃぐちゃにする
僕はそこらの小さなバーで のんだくれている きっと
そこで僕は腐っている きっと
人生を孤独に送る常連客たちみたいに