Zaurus

私がZaurusを買ってしまったわけ(^-^;

2000年12月


2001/1

Zaurus日記

2000年12月12日 - 買っちゃった

WorkPadJornadaでしばらく環境が安定していた。WorkPadでPIM関係を処理し、Jornadaで通信関係を処理するというのはかなり理想的で強力なタッグだった。しかし欲を言えばLXを使っていたころのようにPIMも通信も1台でやりたい。そう思っているときに、ふと思い出したのがPSIONだった(この時点ではザウルスではなかった)。PSIONのPIMは使いやすいという評判をよく聞くし、モノクロでバックライト付きの画面はあらゆるところで読むことができるだろう。-H”を使う通信もPCカードアダプタを使えばなんとかなりそうな気がする。こんなことを考えていると無性に欲しくなる。これは物欲というより、それを手にすることで変わる自分の生活に想像が膨らんでしまうためではないかと思う。しかし、これだけPDA類を持っている状態で、すんなり購入許可が出るわけもない。そこで秘蔵のマシンたち(HP200LX,TiPO,MobileGear)をヤフオクに出し、さらに後池田さんからPSION revoをお借りすることになった。

ザウルスのページなので多くは語らないが、PSIONのPIMはやはりすばらしく、その筺体は美しかった。ヤフオクで順調に取引ができて資金は準備できた。しかし、よし買えるぞとなったら少し冷静になってしまった。PSIONを手に入れることで確かに便利になるだろう、だがそれは今まで使っていたものを置き換えるだけでカラーなど一部環境が後退してしまうところもある。

そう考えているときにふと脳裏に浮かんだのがコンセプトモデルとして発表されていたザウルスだった。小さいながらQWERTY式のキーボードを備え、フロントライト付き反射型カラー液晶を持ち、ケーブル一本で-H”とも接続が可能という仕様は、私の求めるものにぴったりだった。あせる気持ちを抑え、正式発表を待つ、そしてその結果は予想を越えるすごいものだった。価格も約5万円と、考えていたよりずっと安い。速攻で予約を入れ、あとはザウルス関係のWebを見ながら発売予定日の12月15日をじりじりしながら待っていた。すると9日には早くも購入情報がWebや@niftyで流れ始める実に一週間ものフライング販売である。雑誌の発売日などを2〜3日待つことには慣れている私もさすがにこれにはまいった。物欲は最高潮に達し、物欲のガンパレード状態に突入する。予約店に展示機が入ったと聞いては出かけて行きいじくりまわし、店員さんを捕まえて入荷状況を聞き、掲示板に欲しい気持ちを書き込んだりした。そして12日、まだ連絡は無いけれど、ちょっとプッシュしておこうかと予約店に電話を入れる。

「新しいザウルス注文している物ですが、まだ入荷してませんよね」
「すみませんお名前は?」
「がりぃ(嘘^^;)と申します」
「ちょっとお待ちください」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「申し訳ありません」(あ〜やっぱ無いかあ)
「まだおまけのストラップが来ていなかったのでご連絡してなかったんですが、本体は入荷しています、本体だけならお渡しできます」
、仕事帰りに取りに行きます!、今日九時までですよね〜」
というわけで閉店間際に飛び込んで確保してまいりましたあ(^^ゞ

2000年12月14日 - Zaurus作法を勉強中

ザウルスを使っていて、ちょっと気がついたことを書いてみる。
1. 12時の予定を入力するとき12と入力しても00と入力してもAMで入力されてしまう。
これは違和感を感じたが、12時間制の設定のとき24時間制で入力しても受け付けてくれるのはサービス見たいなものだろうからしかたがないと思う。24時間制への設定変更するところを探したら、「時計」の中にあった。24時間制に設定すれば全く問題は無い。

2. キーボードでローマ字入力するとき、ローマ字が確定するまで画面に文字が表示されない。
例えば「か」と入力するとき、「K→か」と表示されず、KAと打って初めて「か」と表示される。最初の文字が入っているのかわからなくなって、つい「っ」を入力してしまうことがある。

3. SHIFTキーもロックがかかって欲しい。
「機能」キーにはロックがかかる(機能キーを1回押すと押した状態が保持され、次に他のキーを押すと機能+押したキーが入力されて、機能キーが解除される)がSHIFTキーは同時押ししかサポートしていない。SHIFTと近いAやZあたりの入力がしにくい。

2000年12月15日 - ファーストインプレッション

前後しますが、第一印象を書いておきます。
美しい液晶
反射型なので明るいところほどよく見えますが、ちょっとした明かりがあれば見えるようになります。例えばバス停の時刻表についている明かり程度でも見ることができます。フロントライトも付いているので暗闇でも、もちろん使えます。フロントライトの明るさは4段階設定できますが、一番暗い設定でも充分だと思います。とにかくこの、どこでも見えるというのは大きなポイントです。今まで使ってきた中で、これができたのはWorkPadだけでした、LX,TiPO,DOSモバは暗いところで見えないし、Jornadaは晴天の屋外などでは見えません。

これが売りのキーボード
このザウルスを特徴づけているのは、何と言ってもスライドして現れるキーボードでしょう。初めて展示機で打ってみたときは、よし打てる打てる、いけるという感じでした。その後、今打っているようなWeb用の文章をいくつか打ってみて、やっぱ長文は辛いか?と思ったものの、さらに打っているとだんだん慣れてきました。慣れてくると入力速度もだんだん上がってきます。これにはキーボードのできだけではなくて書院の変換エンジンが頭がいいことも大きく寄与していると思われます。思ったように変換されなかったときは、十字キーで文節を伸縮して改行で頭から決めていくという、昔のATOKのような操作をしますが、文節の区切り直しをすることは少ないです。20回変換して1回あるかないかくらいではないかな?、大抵一発で思ったとおりの変換がされます。あくまで私の場合ですが、今まで使ってきたFEP,IMEの中では変換精度は一番かもしれません。


どうですかこの指(^^;
こんなマムシ爪の私でも充分打てます、ご安心ください。
よく見るとホームインデックスの色が違います。
わかりやすいように塗ってみました。
ちなみに色はガンダムメタバイオレットです。

余計わかりにくくなる例えかもしれませんが、PalmOS系マシンはフォークとナイフを使うのに最初ちょっと戸惑うけれど後はすんなり食べることができて、しかも塩コショウで好きな味付けができる洋食で、ザウルスは箸を使うんだけれども、作法がきっちり決まっていて、最初、醤油かけて食べたら、あれっ?と思うけれど、実はそこで塩をかけて食べたら、すごくうまい和食という感じです(って書いてるうちにわけわからなくなりました^^;)

2000年12月16日 - Palmからのデータ移行

64MのSDカード買うとき、ThinkPad535とのデータのやりとりは、今持っているCompactFlash(CF)とCFのPCカードアダプタでいいやと思ってSD用のPCカードアダプタは買わなかったのですが、いざそういう運用をしようとしてみると、CFとSDが排他利用なので面倒です。

2001/1/6 追記
各種MOREソフトでCFとSD両対応のものが増えてきました。CFからSDへのデータの転送も可能になりました。

慌ててPCカードアダプタを買いに行ったのですが、どこも品切れしていました(;_;) この前まではあったのでザウルス効果なのではないかと思います。
PCカードアダプタの代わりにPC接続キット(CE-PCK1)を買ってきました。USBの接続ケーブル(CE-175TU)とパソコン連携ソフトのCD-ROMが入っています。Jornadaで使っていたOutlook2000がデスクトップパソコンに入っていたので、接続ケーブルをデスクトップパソコンと繋ぎ、ドライバとソフトを入れるとすぐ使えるようになりました。
いままでPIM系はWorkPad(Palm)を使っていたので、Palm DesktopからCSVでデータをエクスポートして、Outlook2000に読み込み、ザウルスとシンクロさせるという方法で、スケジュールやアドレス帳はすぐに移せました、しかしメモ帳が移せません。このソフトではOutlookのメモとザウルスはシンクロしないんですね。メモ帳にいろいろデータを入れているので困りました。ザウルスのリンクソフトは他にもいろいろありますが、他のソフトならもっとシンクロ率が高くなるのかな?

2001/1/6 追記
せっかく移したアドレス帳のデータですが、ザウルスを初期化してアップデートしたときに消して、結局そのままです。

2000年12月17日 - 価格調査に使ってみる

本日の価格調査の巡回は早速ザウルスでやってみました。
最初はインクワープロを使おうとしたのですが、電源オフするとカーソルが文頭に移動してしまったり、十字キーの上下がカーソル移動ではなくて画面スクロールだったりと、使い辛い面が多い。せっかくのキーボードも価格入力ではよく使う、数字キーが機能キーを押してからの入力になるのでイマイチ威力を発揮できない。数字モードにすると今度はアルファベットが入らないし。
じゃあ手書きでやってみようとしたら、いきなりGraffitiで入力してしまう始末(^^;
手書きで日本語を書いているときはこんなことはなかったのですが、アルファベットや数字を書こうとすると、いきなりこうなるとは、、、
インクワープロは諦めて、フリーのMOREソフトのmabEditor2を使ってみました。キーボードから数字が入力し辛いのはハードの問題なのでしょうがないですが、十字キーの上下がカーソル移動になっているなど、ぐっと使い易くなります。
これからの巡回をどうするか研究がまだまだ必要です。

追記
無い無いと捜し回っていたSDカード用PCカードアダプタ、結局αランドでVictorのCU-V51というのを買いました(7,500円)。ベストが5,800円、ビックが6,180円だからちょっと高いけれど、他に無いものはしょうがありません。

2000年12月18日 - ケース

LX用、TiPO用、Palm用、Jornada用とあれこれケースを買ってきましたが、ザウルスはそのどれともサイズ的に違うので、またケースを探さないといけないと思っていました。ところが、ふとWorkPad用のLeather Belt Clip Caseに差し込んでみるとあら不思議、ちょっとはみ出すものの、なかなかフィットしています。しばらくはこれで運用してみることにします。


頭隠して尻隠さずといった感じですが、
深さ以外の縦横の大きさはぴったり。
PalmIIIc用のケースならもっとぴったりかもしれません。

2000年12月19日 - ボタン設定

「ザッザッザッザッザ〜ウルス」というわけで、やっとCM見ました(^_^)v
ザウルスの設定は凝りはじめると、いくらでも凝れますね。こんなに楽しめるとは思いませんでした(^^ゞ 主にCommA の雑感部屋を参考にさせてもらっています。特に運用中MOREリストとSYSTPREF.TXTの設定の仕方を参考に、インストールするソフトとボタンで起動するアプリを変更しています。縦型対応アプリも日毎に増えていますし、まだしばらくは環境が変わりそうです。

2000年12月22日 - フィルムルックス・609

ザウルスを買ってすぐに、Arvelの保護シートを貼っていたのですが、ザウルスの液晶は反射型なので、外光をある程度カットするArvelのシートだと逆に暗くて見えにくくなってしまうんですね。純正品を買いに行こうと思ったのですが、その前に以前TiPOに貼っていたフィルムルックス・609を貼ってみました。もともとは本や地図などの紙の保護に貼るプラスチックフィルムで厚さは0.1m/m、一番小さい文庫用(180m/mx260m/m)で10枚入りが570円でした。Arvelのシートを貼っていたときに比べ、明らかに明るく見えるようになりました。接着面が馴染むまで、表面に浮かぶ文様がちょっと気になるのと、剥がすときのことが不安ですが、以前TiPOではきれいに剥がれたので多分大丈夫だろうと思っています。

2001/1/6 追記
フィルムルックス・609は表面が柔らかく、書き味はいいのですが、しゃかしゃか書いていると白くあとが残ってしまいます(拭けば消えるのですが)、タップ中心の使い方だと問題にならないのですが、インクワープロでの手書きをよく使うので、純正の保護シートに代えました。ちなみに、力が加わらないようにじわっと剥がすとフィルムルックス・609はきれいに剥がれました。

2000年12月25日 - アップデート

Palmからうまく移せたと思っていたアドレス帳なのですが、実際に使ってみていると変な動作をしていました。あ行、い行などの名前順にきれいに並ばなくて並び順がおかしかったり、データを削除しようとしても削除されなかったりするデータがあります。電池ぶたロック解除→電池ぶたずらし→5秒待って電池ぶた戻して→決定ボタン押しながらロックかけて再起動、の操作でデータのチェックをかけてみたのですが、エラーは検出されませんでした。その後FAQ集を読んでデータが消えないのはパソコンとシンクロしているためではないかと考えられた(デスクトップとシンクロしていると再度シンクロしたときに実際に削除される、それまでは削除予約みたいなもの?)のですが、データの並びの方はさっぱりわかりませんでした。結局、それ以上いじるのは諦めて、すっぱり本体メモリのリセットとSDカードのフォーマットをしました、アドレス帳はキーボードの練習と思って、必要なところだけ打ち直すことにします。
今日、E1のアップデートが発表されました、その内容を見ると、
> アドレス帳の一覧表示画面で、操作方法によっては稀に目的とは異なるデータを表示する場合があったのを、改善しました。
とあります。私が遭遇したのもこの現象だったのでしょうか? 早速アップデートしました。


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