99年8月26日 斉藤ノヴ
Special Night In Arena "宴" at 二子玉川アレーナホール


97年から開催する斉藤ノヴのARENA HALL LIVE 「宴」。99年の4日間ライヴの初日にゲストで出演する。

  • Per:斉藤ノヴ
  • Dr:村西雅行
  • B:松原秀樹
  • G:古川望
  • Kbd:小林信吾
  • Kbd:ちかにしりえ

  • No.曲名コメントVG
    1.Opening「宴」斎藤ノヴ作の「宴」のテーマ曲。
    (M.C)「どうもありがとう。お待たせしました。"宴"という二子玉川アレーナホールで演るのは今年で3年目で、今年もまた4日間続くのですが初日に素晴らしいゲストをお迎えして今年も4日間張り切ってやりたいと思います。まずはおまたせしました、チャー!」という斉藤ノヴの紹介でチャーが登場する。
    2.Leagal Fictionイントロが流れる中、"Leagal Fiction"とメロディを付けながら「今日はボーカルのゲストか。」と挟みながらリズムに体をのせて演奏を始める。
    バンドの色がフュージョンでありCharのバンドでの演奏とは一味違う演奏である。
    (M.C)チャーが軽くご挨拶。「はい、どうも。"Leagal Fiction"という難しい曲をやってみたのですけども、皆それぞれの才覚が出たと思うのですけども、キーボードのパワーストーン、あそこに置いておくのが勿体ない。しゃべり10分位ありますから。じゃもう1回"Leagal Fiction"やろうか。やんねぇよ。
    じゃみんな、これがないと生きていけないというのが一杯あると思うのですけども、私はこれです。」
    3.Apple Juiceイントロのリフが明るい。
    (M.C)「みんな、ノルなよ。仕事なんだから。みんな、聴くなよ。」とチャーが軽くご挨拶し、「知らない人もいるから、"チューニング"。」
    (Turning)
    (M.C)「ではポリドール・レコードから発売されているシングル盤で"ぶっとばせ"という曲です。」
    4.Let It Blow
    (M.C)「えーボクとノブさんのなれ初めは・・・とっとこか」
    5.Smoky
    (M.C)「どうもありがとう。」
    「大きな拍手、チャー!」
    「リハからこれで合わせろ合わせろとうるさいうるさい。本当、グループやめるとかね。こういう機会は無いので、いつも毎年やっているのですが、このアリーナホールでしか観られないコーナーがやってきまして。このコーナーはどんな嫌でも自分の素性をばらす。いろんな痴話をしたらいろんな出来事があったら、そのような話をゆっくり聞こうと。「徹子の部屋」ならぬ「ノブの部屋」。ボクは本当にチャーは古い友達でして、彼は友達だとは思ってなくて。」
    「思ってないよ。」by Char
    「昔から大好きで付かず離れずで。」
    「早く始めろ!」by Char
    (TALK)ステージ上に設けられたお話コーナーで話す二人。

    チャーとノブの昔話。出会いはSomkyMedhicineの頃。Peter Greenと共演した「99年4月18日 ワン・ナイト・スタンド・スーパーセッション at 赤坂ブリッツ」に出演した時、ジョー山中、ミッキー吉野、エディ藩、ジョニー吉長など共演者全員が年上で(本人曰く)気兼ねしてスタッフルームにこもっていたら、内田裕也が来てスタッフルームから楽屋に戻されてしまったり、Peter Greenを観ようと思っていたら内田裕也に呼び集められ昔話が始まってしまったこぼれ話の後、当時の話が始まった。

    渋谷の三浦ピアノか斉藤ピアノで練習していた時、突然、内田裕也が入ってきて「ユー達グッド」。でも16歳位で無茶苦茶ツパっていたから突然入ってきたことに文句を言ったところ「下で待ってる」と言い残して出て行ったそうだ。
    「ところで下って何処なんだろう?」でナルチョ、マリ、チャーの3人が喫茶店を覗きやっと見つけて聞いた話が「今度、渋谷のパルコの上の西武劇場でコンサートをやるから出演しろ」と。「しかしオマエラ楽器がショボイ。何が欲しい」と言われHIWATTやハモンドオルガンなどが欲しいと言うと「大体400万円くらいか。よし沢田研二に200万、カミサンに200万借りるか」でがっくりきて結局自分達の楽器で演奏したとのこと。
    そのライヴでかまやつひろしなどに出会いニューミュージックマガジン誌に紹介してもらったりした。

    そして30分に渡り昔話に花を咲かせる。

    チャーが高校3年の時、佐藤準や金子マリなどは高校を卒業し、ナルチョは既に24歳で生活のためチャー抜きのSmokyMedicineで渋谷の井の頭線側にあったキャバレー「黒い瞳」に出演した。ナルテョの提案で金子マリに口紅程度の化粧をさせたり、父親の仕事の関係で中学生の頃からトラでキャバレーに出演していた佐藤準は当時から30歳で通し店の女の子への挨拶は「元気?」でお尻を触る場慣れした19歳であったそうだ。

    バンド解散の頃は、R&Bをやりたいチャー達とハードロックをやりたいナルテョの方向性の違い、クラヴィネットとエレピが欲しくネズミ講に佐藤準とチャーが入り渋谷で勧誘したりしていたが佐藤準は子が出来ずバンド内で親になったりという状況であったとのこと。

    ギターを弾き始めた小学生の頃の兄弟愛の思い出話を。

    最後は近況でバンド・メンバーもステージに登場し後半が始まる。
    (M.C)「"You Got a Freind"をチャーに歌って欲しいのですが、いかがでしょうか。」と斉藤ノブはノリを戻そうとするがトーク・コーナーのノリは続く。
    6.You Got a Freind
    (M.C)「チャー!、もう一度、大きな拍手!」
    7.獅子座流星群の夜に(The Night Of Leonid)
    (M.C)「何かくれ。ガス欠だ。何てギターは面白いのだろう。」by Char
    そして三味線の暁師匠の話など。
    (Turning)
    8.Change The World
    9.I Shot The Sheriff
    10.Cross Roadsイントロのギターの掛け合いが面白い。
    間奏はギターだけでなくキーボード・ソロもある。
    (M.C)「On Keybord,ダディ。恐ろしいよな。
    いいですか? じゃクラプトンから離れて。」by Char
    11.Jumping Jack Flash
    (ENCORE)-
    12.Galaxyチャーは不参加
    (M.C)バンド・メンバーの紹介の後、再びチャーが紹介され登場。
    「みんなノルなよ。」by Char
    「そこの人、ネクタイしている人。」と観客席の方をイジリ始める。
    「それでは最後に楽しくやりましょう。」
    13.Shinin' You Shinin' Dayギターでリフを軽く爪弾きながらコーラスから入り、そこにキーボードと共にイントロをガツンと。喉の疲れからか少しフュージョン風にしかし力強く歌うCharであった。そして間奏のギター・ソロがまた素晴らしい。
    (M.C)「Thank you. どうもありがとう」でステージを後にするCharであった。
    [DATA]
    TIME:140min
    [COMMENTS]
    '99 Live Tour "CHANCE"の千秋楽直後、99年8月22日'99 Live Tour "CHANCE" at 横浜ベイホールから4日後の演奏であり、調子は疲れもあるが素晴らしいバンド・メンバーに囲まれ素晴らしいギターを弾いている。


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