山陰一周の旅 2日目


9月8日

 前日まで行くかどうか迷っていたが、ここまできたのだから、折角なので水木しげるの奥さん「ゲゲゲの女房」布枝さんのふるさとである安来に向かった。こじんまりとした町並みの一角に、大塚夢芝居事務所というところで、ゲゲゲの女房ふるさと展が開催されていたので立ち寄る事にした。民家を活用して、1階にはゲゲゲの展示物が、2階には安来ゆかりの展示物が陳列されていた。近所には布枝さん生誕の家も現存していた。ホテルで朝食を食べながらの風景
ホテルから宍道湖を眺める
ゲゲゲの女房生誕地の安木「大塚夢芝居事務所」
ゲゲゲの女房のふるさと展
 再び宍道湖に戻り、湖畔を出雲に向かって車を走らせる。2010年に公開された映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」は一畑電車ことバタデンを舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ。主人公中井貴一の実家がある伊野灘駅を写真に収め出雲へと向かう。出雲大社前駅はステンドグラス風のモダンな駅舎である。一畑電車「伊野灘駅」
伊野灘駅
出雲大社前駅
出雲大社前駅
 映画で活躍した全身オレンジ色したデハニ52が駅に展示されているので、入場券を購入し駅構内に入場する。2009年3月までは現役で走っていたオレンジ色したにくい奴(ふるっ)である。電車の中にも入ることが出来る。真っ赤なシートは映画用に張りかえられたらしい。 デハニと現行車
デハニと現行車
デハニの車内
デハニの車内
 昨夜に続き「かねや」という蕎麦屋で出雲そばを食べ、途中「いちじく温泉」に立ち寄り石見銀山へと向かう。

 到着する頃雨足が激しくなってきた。間歩(まぶ)と呼ばれる銀山坑道までは車で行くことは出来ないため、世界遺産センターに駐車してバスで行くことになる。あまりの雨のためにやめようかとも思ったが、次はいつ来れるか判らないため、傘を持ちバスに乗り込んだ。
かねやの出雲そば
「かねや」出雲そば
石見銀山世界遺産センター
石見銀山世界遺産センター
 一般公開されている「龍源寺間歩」まではバス停から30分程度歩く。入場料を払い間歩に入る。内部は何本も枝状に分かれており、当時の息遣いが聞こえてくるようだ。10分ほどで出口にたどり着く頃には雨が上あがっていた。 龍源寺間歩への道
龍源寺間歩への道
龍源寺間歩入口
龍源寺間歩入口
 再び世界遺産センターに停めてある車まで戻り、次の目的地である温泉津(ゆのつ)へと車を進めた。寅さんシリーズ第13話でのロケ地ともなっている。20分ほどで温泉街に到着。中心街の手前に共同浴場を見つけたので、「小浜温泉 才市の湯 」に入る。今宵の宿「輝雲荘」にチェックインし、すぐにタオルを手にすると、メディアに登場して有名な「薬師湯」に向かう。そして「元湯温泉 泉薬湯」とはしごをする。宿に戻ると夕食の時間である。グレードアップにより掘りごたつのある広めの部屋にしていただいた。食事もうまい非常にコストパフォーマンスの良い宿であった。 温泉津の街並み
温泉津の街並み
夕ご飯
夕ご飯



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