ひとりごと -黒部アルペンルート&峡谷-


 
2日目  2日目は黒部峡谷へ行きます。黒部峡谷とは、宇奈月温泉から渓谷沿いをトロッコ電車で欅平まで20.1kmを1時間20分かけて走ります。積雪の状況で変わりますが基本的には12月1日から4月19日までは運休です。今年は4月20日から猫又まで、29日からは鐘釣まで一部開通しました。5月1日からは終点の欅平まで全線開通します。ということで今日は鐘釣までしか行くことが出来ません。

 富山から宇奈月温泉までは、富山地方鉄道で1時間30分ほどかかります。各駅停車の1時間半はさすがにつらい。昨日に続いてこの日も電車はガラガラ宇奈月駅は昨日の立山駅に比べて人があまりいません。今日の富山駅の改札には、立山駅のケーブルカーは1時間待ちと張り紙がしてありました。トロッコ電車と比べるとアルペンルートのほうがメジャーなのかもしれません。この時期限定なのかもしれませんが。トロッコ電車も1時間に1本しか運行されていないので、混雑による乗り過ごしが不安でしたが、今日はその心配も必要なさそうです。この時期は肌寒いのかと思い、屋根付きの特別客車を360円追加して選びました。そして、峡谷沿いをはしるので、こわいのかなという気持ちもありました。高いところは苦手なのです。この車両、かなり狭いです。運転手は頭が天井に着きそうなくらいです。

 残雪があちこちに残る渓谷を眺めながら1時間ほどで鐘釣駅に到着です。ここは河原に湧く温泉が有名で、温泉フリークの自分としては期待して行ったのですが、今年に限っては積雪が5mほどあるというので、河原に降りることが出来ません。万年雪展望台から見る河原は何故かむなしさが・・・、というより無念でした。というわけで他に見るところが無いので、帰りの電車は早めのものに乗りたかったのですが、時間指定であるために、帰りの電車の時間は決められていました。駅にある立ち食いそば屋で峡谷そばを食べながら電車を待ちます。

 帰りは黒薙駅で途中下車をして、黒薙温泉に立ち寄ります。黒薙駅からは特別客車にも乗ることができたのですが、あえて普通客車に乗ることにしました。この日は無風であったこともあって全然寒くなく、快適に宇奈月まで過ごす事が出来ました。途中の駅ですれ違った下りの電車は、普通客車はほぼ満員でしたが、特別客車には人はまばらでした。

 富山行きの電車まで時間があったので、「いっぷく」と「おもかげ」という足湯に立ち寄って、「宇奈月温泉会館」でひとっ風呂浴びました。しかしGW初日とはいえ、休日であるのにこの閑散さはどうなの?宇奈月温泉、大丈夫か?

 19時10分富山空港発えしたが17時30分には到着してしまいかなり時間を持て余しました。空港で富山名産の白海老丼を食べたのですが、量が多かったのか、腹がもたれてしまいました。

 今回の旅行で一番心配していたのは、乗り物の乗継でしたが、スムーズに移動する事が出来て良かったです。鐘釣で温泉に入る事が出来なかったし、終点の欅平にも温泉があるようなので、また訪れたいと思います。近々に。


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