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INDEX
概要
- 演習題目:刑法演習
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講義の目的
実際の事例を研究し、実際に運用されている刑法の解釈、適用を研究する。刑事訴訟法との関係、民事法との関係、法の存在理由、限界、価値を研究する。生きた法を研究したい。犯罪論も研究したい。
- 前期は刑法総論を、後期は刑法各論を研究対象とする。
- 方法
講義は、討論形式でおこなう。
学生の積極的な発言を期待する。
私の本業は弁護士です。事務所の仕事の内容などは:下記参照。
弁護士河原崎法律事務所
成績評価の方法
平常点
レポーターとしての発表(40%)、
授業中における発言(30%)を基準にし、出席率(30%)を加味して客観的に採点する。出席が 60% 以上なければ、常識としては、授業を受けたとは言えないでしょう。
教科書
『刑法判例百選、総論・各論(第5版)』:有斐閣
この本が理解できれば、刑法をマスターしたと言えるでしょう。参考書
『刑法の争点』:有斐閣
『法学教室』:有斐閣
『注釈刑法』:有斐閣
『犯罪白書』:法務省
『コンピュ−タ犯罪等に関する刑法一部改正』:成文堂
『刑法基本講座』:法学書院
『大コメンタ−ル刑法』:青林書院
(必要度順に掲載)
推薦する本など
- 道具としてのパソコンを使うと便利です。
- 碧海純一著『法哲学概論』:弘文堂
古い本ですが、内外の文献を引用し、法学の性格、限界などにつきよく書かれている。弁護士になりたい人は読んでください。
- カミユ『ペスト』
- サマセット・モーム『カタリーナ』
- 1998年度芥川賞受賞の「日蝕」
推薦書に挙げたいところです。若い著者の中世の宗教思想の勉強などについての努力は買いますが、ことさら難しい文体を使った割には、中味がありません。両性具有者を見た際、焚刑の際の奇跡の描写などの内容が不可解でした。やはり文体よりは中味が大事ですね。
- 法律の勉強のほかに英語とコンピュータに慣れることが必要と思います。
- 野口武彦「幕末気分」
幕末なら薩摩、長州があったけど、バブルを経験した今の日本は、ローマ帝国と同じではないかとの不安があります。既特権を持つ層(官僚だけではない)の堕落し、若年層の学力が低下しています。景気対策より大切なことがあります。
- 呉士宏「気骨」
IBMに入った中国人の自伝
- P.F.ドラッカー「ネクスト・ソサエティ」
人口減少と IT 社会と話。先進国で製造業が減少すると述べています。
- リチャード・クー「日本経済生か死かの選択」
日本の不況をバランスシート不況と分析し、1930年代の不況対策を引用して実証し、説明には説得力がある。しかし、積極財政の結果の国家の赤字はどうするのか。日本人には同調できない部分がある
- 猪瀬直樹「日本国の研究」
日本国の問題点を説明しています。今まで、なぜこのような本がなかったか、不思議です。
授業の準備:日程表
最低限調べる事柄:保護法益、問題点、論点
最低限調べる文献:判例百選
余裕があるなら:注釈刑法、実際の判決(判例集で)
刑法改正・刑訴法改正:2005年1月1日施行
2004年度の日程表/論点を参考にしてください:
前期 後期
参考
2003年度の日程表:
前期
後期
2002年度の日程表
2000年度の日程表
1999年度の日程表
1998年度の日程表
1997年度の日程表
講師連絡先
- 法科大学院棟第15研究室
- 平日は 法律事務所(東京都港区虎ノ門3-18-12-301:Tel:03-3431-7161)に居ます。
- 毎月:第2水曜午後1時30分ー午後4時30分まで:タマプラ-ザ校の学生相談室
登録 1998/3/27