Turbo Linux Workstation 日本語版 6.0でBlackboxを使う |
■ なぜBlackboxなのか? |
たまたまです。私のマシンでKDEを動かすと動作が鈍いです。ですから違うものにしたいと思ってました。それで、ちょっと探してみたらBlackboxというのを見つけ、ネーミングに惚れました。そして、KDEより軽快に使えそうなので使ってみることにしました。 |
■ Blackboxの日本語情報少なし |
Blackboxを使いはじめました。使っている人が少ないのか日本語での情報がすくないようです。結局、NetscapeとEmacsとktermとSylpheedが使えれば問題ないのです、私の場合。 私のPCではクライアントとして使っているので、不必要なサービスは止めてしまっています。コンソールでloginして/proc/meminfoを見ると約12MBしか実メモリを使っていません。これでKDEを動かすと重いのでCPUの限界でした。そのため、メモリを増やして(トータル160MB)gnomeを起動しましたが、早くなったとはほとんど感じられませんでした(;_;)。このためBlackboxを使っていくことにします。 |
■ Blackboxのmakeとインストール |
Blackbox @ alug.orgからblackbox-0.60.3.tar.bz2を入手して一般ユーザで展開します。これ後から気づいたんですけどベータ版なんですね。安定版は、blackbox-0.51.3.1.tar.gzです。ここはそのままベータ版のほうで書いていきます。安定版は気が向いたら使ってみます。展開したディレクトリで、 ./configure make rootになって make install これでmakeとinstall終了です。私の環境ではエラーは出ませんでした。/usr/local/share/Blackbox/以下にインストールされます。 |
■ window managerの変更 |
Turbo Linuxのツールでは変更できません。.xinitrcの最後の項目に起動させるwindow managerの設定があります。そこを変更します。 #START_WINDOWMANAGER /usr/local/bin/blackbox # /usr/bin/enlightenment #END_WINDOWMANAGER 元の行をコメントアウトしてブラックボックスの設定をする。これで、startxとすればBlackboxが起動します。ここですぐに終了してしまいます。するとホームディレクトリに.blackboxrcというファイルができます。これをまた編集して session.menuFile: /home/アカウント名/.blackbox/menu とします。そうしたら、/usr/local/share/Blackbox/menuをホームディレクトリの.blackbox/以下にコピーする。右クリックしたときにでてくるメニューの設定ファイルとなる。編集して日本語で書いても文字化けをせずに日本語表示することができる。 |
■ テーマのインストール |
テーマは、bb.themes.orgからダウンロードできます。 壁紙の表示の方法が分からないのでホームページ(http://bb.themes.org/)にあったドキュメントの6.1の項目を訳してみた(勝手に訳して、勝手に自分のホームページに掲載するのは元文章の所有者の権利を侵害するのかな?まずいかなぁ?)。 6.1 Blackbox.Themes.OrgからStylesをインストール Blackbox.Themes.Orgのきちんと構成された style tarball のインストールはかなり簡単である。まず、適切なディレクトリを作ることから始める。最初、~/.blackbox/ があるか確かめる。このディレクトリの下に少なくとも Styles と Backgrounds の2つのディレクトリあるべきです。もし、それが存在しないのなら、これらのコマンドを実行する: cd ~ mkdir .blackbox mkdir .blackbox/Styles mkdir .blackbox/Backgrounds 以前にあなたが使いたい Style をダウンロードしたら、これらのコマンドを実行する: cd ~/.blackbox tar zxvf /path/to/style/tarball あなたがこれらを実行した後、メニューファイルの [style] 行に加わる。 たったこれだけだが役に立つだろうか?テーマ=styleです。訳して良かった。訳した時は分からなかったが、ほかのテーマのファイルを見ていたら分かった。実際にテーマをダウンロードして/.blackboxで展開してみたらstyles,backgroundsというディレクトリができた。あと、指定場所をきちんと指定しているのだが壁紙のjpgが表示してくれない。原因は、ダウンロードしたテーマの設定が間違っていました。以前のバージョンでは(0.50.xとか)xvを使ったりbsetbgみたいなコマンドを使っていたみたいです。また、ディレクトリもドキュメントの通り、一番最初の文字は大文字です。テーマによって統一されてなく独自のディレクトリを作ってその下に展開しちゃったりします。このときはファイルを移動します。壁紙の表示設定は、Styles以下にある、スタイルの設定ファイルを編集します。 rootCommand: Esetroot -s ~/.blackbox/Backgrounds/****.jpg のようにします。この行はスタイルファイルの一番下の行らへんあります。オプションの"-s"は、大きさを画面にあわせるという意味です(scale)。元の画像は1024x768が多いのですが、私の画面は800x600ですのではみ出てしまいます。そこでこのオプションをつけると縮小してぴったり合うように表示してくれます。このコマンドはxvを必要としません。ですから、次の項目の「xvをインストール」はいりません。以前のバージョンのテーマを持ってくると0.50.xなどのはxvを使って設定していたりします。このときはBlackbox単体で表示できなかったのかもしれません。もしできなくてxvが必要ならばxvをインストールを読んでください。 |
■ ドキュメントから |
■ アイコンを使う |
下の項の問題点でアイコンの表示を書いた。これは、bb.themes.orgのドキュメントにありました。8.FAQの項目です。 8.7 How Do I Add Icons to My Desktop? 内容はKDEをインストールをしてkfmとkpanelを使ってねって書いてある。予測どおりBlackboxのみでアイコンは使えない。どうしよう・・・ だいたいKDEやGNOMEって何だ?これを調べれば使わなくても良い方法が見出せるかもしれない。 |
■ 画面イメージ |
画面イメージが見たいということで作ってみました。Turbo LinuxとWindows98の画面イメージです。画像を使わないポリシーできたのですが、こればっかりは画像でしか表現できないので妥協。画像2枚で109kBです。まぁ、どんな壁紙を私が使っているかがわかるくらいですが。 |
■ Blackboxのスタイルの設定 |
スタイルを自分の好みにしたいので設定をする。何が何を示しているかわからないので画像を交えてページを書く。画像は使いたくはないがこれもしかたない。ちなみにBlackboxのバージョンは0.60.3です。0.5x.xでの動作確認は行っていません。 |
kiaro 2000年7月編集(2000年6月寄稿) |
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