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氷河ツアー
Glacier Tour

 ドラグスヴィク滞在中にツアーに参加しました。内容はベルゲンのツアーと同じようにチケット(フェリー、バス、博物館入場)がセットになった簡単なものです。

1 バレストラン12時30発のフェリーでフィヤールランへ 61 24 01.38N,6 44 20.76E
2 着後専用バスで氷河博物館へ 61 25 52.95N,6 45 33.84E
3 見学の後、専用バスでボヤブリーン氷河へ 61 29 17.42N,6 45 16.35E
4 専用バスでフェリー乗り場へ、バレストラン着17時

 これだけのことですが、現地では路線バスも、タクシーも無いのでこれに乗らないと氷河まではたどり着けないはずです。フェリーは観光コースグッドバンゲンとは違い、いつものエンジン音だけの中、乗客は当然騒ぐこともなく、フィヨルドを淡々と進んでいきます。やはりこうでなくては行けません。フィヤールランが近づくに連れ氷河がどんどん大きくなっていくのを見るのは結構感動的ですし、何か初めてゆっくり静かにフィヨルドの風景をフェリーから楽しむことが出来たような気がしました。

 氷河博物館はノルウェー人スヴェーレフェーンという人の設計による非常に細長い建物です。この人はこういうウナギの寝床形式の建物が大好きとか。中身はその名の通り氷河の発生メカニズム、クレバスの出来方、マンモスの世代、氷河と人間、何故青く見える?、エネルギー活用、ボルトを氷に打ち込もう、等結構楽しめました。またここのショップにTシャツは当然あるのですが、各地域の1/50000地形図が置いてあり、あちこち仕入れることが出来ました。でも一枚1300円もする。(日本の1/50000は500円なのに)
 また屋上が何とも素晴らしい。すぐそこには氷河が、また氷河地形特有のU字谷があっちにもこっちにもはっきり見ることが出来る。何か随分遠くに来てしまったという感を強く持ってしまいます。

 海岸からほんの少しの場所で氷河が見られる所というのは世界中にどこにあるのでしょうか。そりゃパタゴニアの氷河の大きな塊が海中に倒れ込む壮大な場所はあるけれど、子連れでほいほい行ける場所ではない(でもいってみたい)、アイスランドではあるのでしょうか。南極は当然だけど100万円単位だし。その位しか思い浮かばないのです。こうしてみるとここが世界中で最も手軽に氷河を見ることの出来る場所ということになるでしょう。そう大きなものではありませんが、山の上から氷の塊が直ぐ手の届きそうな所までずっと連続しているというのには圧倒されます。上の方はクレバスだらけだというのもよく見えるし。脇野道から上っていって上から見ると全く別の見え方になるんだろうなと思いつつ、ここを後にしました。


フィヤールラン周辺の地図です。フェリーが着くのは一番奥ではなく、左側のFjaerlandとある集落の部分です。上に2箇所氷河が見えます。うち車で簡単に行けるのが左側のボヤブリーン氷河。1000mの上から標高140mの下の湖まで氷河が連続して降下しているのを間近で見ることが出来ます。黄土色は耕作地。市街地ではありませんので念のため。地図では建物を四角で表現していますが、解像度の関係でよく分からないかもしれません。周辺の山は1500m程度です。
フェリー上からフィヤールラン方面。山の上に見える氷河がだんだん近づいてきました。結構期待を持たせる船旅です。本当に静かでした。
氷河博物館屋上から。見事なU字谷です。平地の緑と山の上の氷河の対比がなかなかでした。
氷河博物館裏側。これで全体の1/3位の長さです。確かに変な建物だ。
氷河。一番下までは来ていませんでした。温暖化の影響はあるのでしょうか。
氷河湖と氷河。この周囲には緑があります。

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