AZ−1のエンジンルームからの出火を想定した消火実験、出火場所の想定
エンジンルームから出火するとした場合、大きく分けて2つのパターンが考えられる。1つはガソリンに引火する場合で、仮に出火するとした場合、デリバリパイプ付近が最も怪しい。実際、デリバリパイプの劣化により、ガソリンが漏れ出す車がある。実例はこちら。
要緊急検証 パルセーションダンパーからのガソリン漏れ、その1
もう1つはエキマニ付近である。理由は最も高温となるため。エキマニにエンジンオイルが付着して、そこから出火する。実例はこちら。
出火したエンジンを分解する、その1
ガソリンに火が付いた場合、消棒レスキューもどきのような超小型の二酸化炭素消火器では消火するのが困難と思われることから、今回の検証では後者のエキマニ付近からの出火で消火できるかどうかを検証することにした。
次に、消棒レスキューもどきの噴射場所を設定した。エキマニを狙うには、写真の位置が最も理想的である(火が出ている状況で、ここまで近づけることができるかどうかは別として)。
右の写真はメンテナンスハッチから消棒レスキューもどき噴射口を見たところ。
写真の向きで二酸化炭素を噴射すると、メンテナンスハッチの蓋が邪魔で消火の様子がわからない。次頁ではそれを見える化する。