男の自宅介護

介護服の本6冊を図書館で借りてきました。 2019/7/17

図書館のweb検索で「介護用品」の本はあまりありませんでしたが
「介護服」で6冊と「ユニバーサルファッション」で2冊ヒットしたので、
なにかヒントがありそうなので、早速、借りてきました。

玉川図書館へ行って、まず4冊を貸し出し。
次に平和町児童図書館へ行って2冊。



8冊中5冊は同じ著者で内容もほぼ同じでした。

「介護服の事例」や「洋裁の基礎知識」「便利グッズ」など
はじめて聞くスタイルやグッズの名前もあって、
勉強になりました。

例えば、ミシンの部品で「ファスナー押さえ」があることを初めて知りました。
早速、ミシンの中を探すと入っていました。
ミシンの説明書もよく読んだほうがよさそうです。ちゃんと書いていました。

「デスクスレダー」らくらく糸通し は画期的です。高価ですが・・。

妻が倒れて、手探りでミシンやパジャマのリフォームしてきましたが
洋裁の基本も興味が出てきました


---「介護服」で検索6冊---

玉川図書館 4冊

・アイデアいっぱい介護服 ユニバーサル・ファッション
 /栗田 佐穂子 (著) 2008年ブティック社
・おしゃれで着やすい介護服 ユニバーサル・ファッション
 /栗田 佐穂子 (著) 2003年ブティック社
・からだにやさしい手作り服 自分サイズのユニバーサルファッション
 /栗田 佐穂子 (著) 2003年NHK出版 
・みんなにやさしい介護服 手軽なリフォームから、パターンソーイングまで
 /岩波 君代 (著) 2005年文化出版局
 

 

平和町児童図書館 2冊

・おしゃれな介護服 着やすさの提案/栗田 佐穂子 (著)
  2000年ブティック社
・アイデアいっぱい簡単・便利な介護服/栗田 佐穂子 (著)
  1998年ブティック社
 

------「ユニバーサルファッション」で検索2冊---
予約取り寄せ中
・ユニバーサルファッション だれもが楽しめる装いのデザイン提案
  田中 直人/著 2002年中央法規出版
・ユニバーサルファッション宣言 Part2
  ユニバーサルファッション協会 /編・著 2009年中央公論新社
 

-----お気に入りポイント抜粋-----

介護服の事例
・パジャマ上着の袖全開ファスナー
・服を食事エプロン(裾折り返し)にリフォームとアームカバー
・切込み位置をチャコで印す。しつけ糸で合印を入れる。
・あきが移動するファスナー(オープンファスナーを改造) 
 …必要な場所に必要なだけ開けられる。 上着の袖ファスナー
・脇にマチ★  脇にファスナー
・ジャケットの背中に下からファスナー
・セーターでアームウオーマ、ジレー、レッグウオーマ、帽子
・座った状態では長すぎる着丈をカットして
 袖下から脇にマチとしてつける。★
・袖付けや背縫いは床ずれの原因になる。★
・体を支えるアニマルクッション★
・三角巾付きジャケット★

用語・スタイル
・マーガレット★
・ジレー
・ドルマンスリーブセータ ドルマン袖★

洋裁の基本、便利グッズ
・基礎縫い:しつけ、半返し縫い、本返し縫い、普通まつり、たてまつり、奥まつり
・ファスナー押さえ コンシールファスナー押さえ 2mm押さえ
・テープスナップ
・クロバー「デスクスレダー」らくらく糸通し \1327

-----すでに、手探りで作った介護服----
・ランチョンマットを兼ねた食事用エプロン
・封筒型ひざ掛け
・介護パジャマ ズボンにファスナー
・セーターから帽子
・背中のファスナー フォーマル


---今後---
脇マチは今後使ってみようと思います。

早速、小さなことですが、すぐできることとして、
パジャマの襟のタグを外しました。


「ユニバーサルファッション」2冊を図書館で借りました。 2019/7/19

先日の「介護服」の本6冊に引き続き「ユニバーサルファッション」で検索して2冊を
webで予約して取り寄せしたものが届きました。
 
・ユニバーサルファッション だれもが楽しめる装いのデザイン提案 -- 田中 直人/著 2002年中央法規出版 
・ユニバーサルファッション宣言 Part2  ユニバーサルファッション協会 /編・著 2009年中央公論新社 
 
介護服のリフォームにいいアイデアがあるかと思いましたが、どうも趣旨がちがったようです。
目新しいアイデアはありませんでした。
ファッション業界、衣料メーカ、デザイナーに向けて、
すべての人にファッション性のある選択肢を増やすという内容です。
 
1970年代に提唱された「ユニバーサルデザイン」。50年経っても、
「服があまって売れない一方、着られる服がない」「かわいい介護服がない」という問題は解決されていません。

機能と楽しさの両立はリフォームかオーダーしかないという状況は今も変わっていない。
「ユニバーサルファッション」の普及は難しそうです。
 


---抜粋---
 

■ユニバーサルファッション
 
バリアフリーデザイン:高齢者障害者含めてすべての人にやさしいデザイン。障壁を除去する。
ユニバーサルデザイン:体格、年齢、障害にかかわらず多くの人が利用できる製品や環境の創造。しかも美しくデザインする。
 
ユニバーサルファッション:体格、年齢、障害にかかわらず快適に生活できるファッション環境を実現する
ファッションとは個性を表現する。人と違うものを生み出し自己表現する。「ユニバーサル」とは正反対
 
高齢者対応の衣服は地味で画一的。機能性中心でファッション性や楽しさを配慮していない
機能と楽しさを両立するには、リフォームするかオーダーで対応するしかない状況
若者のファッションが短サイクルで過剰供給。高齢者障害者衣服は選択肢少なく、デザインやサイズに不満
 
・ファッションを楽しむ工夫 色、柄、小物、季節
・安心安全への工夫 危険防止(滑る、燃える)、他者から認識しやすい(蛍光)
・体型や姿勢に合わせる工夫 座り姿勢で着丈補正 ウエスト補正
・生理機能に合わせる工夫 体温調節、保温、
・着脱しやすい工夫 ボタン、ホック、マジックテープ、ファスナー、リングやループ、ゴム伸縮、伸縮素材
 着脱しやすいゆるみと形、袖下にマチ すべりが良くなる裏地
・排泄しやすい工夫 ズボンにファスナー
・利用者に合わせる工夫 ポケットや小物 置き忘れ防止 名前
・福祉用具に合わせる工夫 袖がすれる 雨 市政ベルト
・生活面での工夫 エプロン パジャマ 前開き 冠婚葬祭
・生産や流通の工夫 選択肢の拡大
 


■ユニバーサルファッション宣言 Part2
 
ユニバーサルデザイン:人種性別身体機能の多様性を受け入れる商品やサービスを提供しようという考え方
 すべての人にとって使いやすい1つのデザイン。1つのアイテムで多数の購買層。規模の経済性。コスト低減
ユニバーサルファッション:好きなファッションを楽しむだけの選択肢を用意する
 
アパレルでは服があまって売れない一方で着られる服がない、好きな服がないという矛盾
高齢者障害者対応の衣服も売れない …選択肢が少ない。高い
 
バリアフリー:特別な人のための特別な服を提供
ユニバーサル:多様なニーズに対応したファッション
 
安くてよい服=大量生産=画一、標準的ニーズ=少数派の多様なニーズは無視
サイズや体型に合う服が欲しいのではなく、好きな服をサイズ体型を気にせず買いたい。
 
その機能は美しいか? 便利さとファッションは相性が悪い
体に優しいポロシャツ 着脱時のひじ入れの容易さ ストレッチ素材

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