男の自宅介護

車いす用階段をスロープに改造  2015年08月24日

 

----要約----
車いすで車に乗って外出時、12cmx2の階段(傾き20度)を、
高さ26cm-長さ120cmのスロープに改造しました。勾配1/4.6=12度
改善・・・高さ20cm-長さ120cmのスロープに改造しました。勾配1/6=9.4度

 

車いすで車に乗って外出時は、玄関からではなく
雨でも出られるようにガレージから出るようにしています。
そのため、

2013/9/7 ウッドデッキ風階段を作成

2014/5/22 配置換えによって車いす乗降改善

によって、51cmの高さを、37cmと25cmの2段に
1段は13cmほどなので車いすで昇降はできるのですが
車いすは傾けなければならないし、力も要るので
もっと負担の少ない方法を検討します。

第1弾の「昇降機」は、動力源の問題と投資対効果がいまいちなので
やめました。

そこで、第2弾。お金かけずに当初目的を達成することにします。
つまりは、「階段をスロープ」にします。
動かないのでカッチリできそうだし。

まず、今の階段は1段13cmあり、車いすの車輪間隔(ホイールベース)が35cm
なので、乗り越えるには、20度以上傾けないといけません。

スロープの傾斜は1/6=9.4度は欲しいところですが、
段差26cmでは、1.6mもいるので、
1.2mで勾配1/4.6=12度で妥協することにします。

 

■材料購入

材料 ¥975
・蝶番2枚x2 ¥410  
・金折(L金具)4枚 ¥105
・1x4 6フィート 19x89x1829 2枚 ¥460
・端材
・木ねじ、塗料

■作成ポイント

・傾斜はコンクリートブロック(以前購入したもの)にずれないように
 高さを合わせた足を取り付けました。

・サッシの溝に引っかかるようにL金具を取り付けます。

・サッシとの延長は蝶番4個で繋ぎます。

・蝶番にしたのは、サッシの溝にかけたままだと網戸が閉まらないのと
 取外しできるようにするためです。

■車への乗降

ちょっと勾配はありますが、短いので、階段より楽です。

これで、51cmの高さのサンルーフから一番下まで降ろさずに、25cmの高さ経由で車に乗降します。

 

■塗装

水性の防腐、防虫、防カビの木材保護着色塗料 を塗りました。
前回の残りですが、木材の古さによるものか、若干の色の違いがでました。


■勾配改善

改善・・・ 高さ20cm-長さ120cmのスロープに改造しました。勾配1/6=9.4度

・スロープの傾斜は1/6=9.4度は欲しいところですが、
段差26cmでは、1.6mもいるので、
1.2mで勾配1/4.6=12度で妥協することにします。

としましたが、やっぱり、坂道は一気に登らないと、ちょっと重たい。
そこで、下の段の高さを1つのブロック積み上げて、6cm高くすれば、51cmから31cmの傾斜になり
高さ20cm-長さ120cmのスロープになりました。

たった2-3度の改善ですが、登る負担が違うと感じます。

下の段が31cmは、車のスロープがぎりぎり水平ぐらいで、
これ以上下の段を上げると、車から降りるときに登りになります。

 

改善前・・・勾配1/4.6=12度

 

改善後・・・勾配1/6=9.4度

 

車いす車載用スロープを再塗装 2019/5/31

2013年に福祉車両の購入を機に、
玄関を通らすにサンルームから直接、ガレージへ出られる階段を製作し、
2015年にはスロープにして、毎日散歩に活躍しています。
 
もう6年になるので、防腐の塗装が所々剥げてきました。


塗料の 残りが少しあったので、塗装しました。

 


  

 

------没----

車いす昇降機 構想 2015/8/16

車いすで車に乗って外出時は、玄関からではなく
雨でも出られるようにガレージから出るようにしています。
そのため、
2013/9/7 ウッドデッキ風階段を作成
2014/5/22 配置換えによって車いす乗降改善
によって、50cmの高さを、37cmと24cmの2段に
1段は13cmほどなので車いすで昇降はできるのですが
車いすは傾けなければならないし、力も要るので
もっと負担の少ない方法を検討します。


先日、金沢市の福祉用具情報プラザの展示品の「車いす昇降機」がありました。
市販品約40万は高い。レンタルもありそうですが、安く自作できないか考えます。



---構想---
・材料は、2x4の木材1.8mを使います。
・24cmから60cmまで上昇できるようにする。
・電動がいいな。

---10分の1の模型作成---
立体的なので平面図では難しく、とりあえず模型を作ってみました。
いろいろ当たっていましたが、修正して軽く動くようになりました。
何とか形になりそうです。
軸は20mmほどの鉄パイプを想定して、2mmの針金です
2x4の木材8本もあれば出来そうなので、追加投資は数千円ですみそうです。(動力以外)




--問題点---
ネットで見ても自作の前例がなさそうなので参考にするものがありません。
・動力源が思いつかない。…作っていけば思いつくかとおもいましたが
 車のジャッキじゃまだるっこしい。(時間がかかっては今の階段の方がいい)
 電動ジャッキ?車の中古モーター?適当なパワーモータが無い。
・アームのねじり強度が不安…木材での強度が何十キロもつか?
 端っこに乗ったときぐらぐらしそう・・。
 鉄板の補強がいるかも・・。

ここでちょっと検討継続中です。


---「車いす昇降機」----
電動油圧式段差解消機 アクティブレーター4 
【車椅子昇降機(車椅子リフト)/段差解消機】 
価格 384,000円 (税込 414,720 円) 送料込 
・玄関より高めの縁側やベランダなど、約65cmまでの段差を解消します。
・収納時の高さが5cmで乗り込みがスムーズです。
・直進、L字乗降り可能で設置場所に自由度があります。
・スロープ・車止め・渡り板・手すりの取付け位置を変えることで4つ 
の設置パターンの設定が可能です。
・ピット工事不要の設置式です。
・上昇時間 27秒/23秒(50HZ/60HZ) 下降時間 13秒

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