トラップ射撃は自分から遠ざかっていくクレーを撃つ競技です。1枚のクレーに対して2発散弾を撃つことが出来ます。1ラウンドは25枚のクレーが放出されます。4ラウンド100枚(点)で競技が競われます。射台は5つあり、これを左から順番に移動しながら競技が進行します。
NIKKO Shadow
使用する銃はトラップ専用銃が使われます。上下2連30インチ銃身、絞りがフルと 3/4、重さ3.5kg前後というのが一般的なスペックです。日本では地域差もありますが、トラップ射撃の方に人気があり、射撃人口もトラップの方が多いようです。
Clay Shooting Game TRAP For Win
昔Windows3.1用に自作したVBによるTRAP射撃ゲームです。Win95まで動きましたがメンテナンスは中止中なので申し訳ありませんがダウンロードは行っていません。
スキート射撃は左右から飛び出すクレーを1番から8番まで撃つ射台を替えながら競技が進んで行きます。トラップ射撃との大きな違いはクレー1枚に対して1発しか撃てないこと、射台によってクレーの飛行方向がまったく違うこと、ダブル(2枚のクレーが同時に放出される)があることなどがあげられます。
Beretta A390DX 28inch mobilchoke
使用する銃はスキート専用銃が使われます。上下2連26インチ銃身、絞りがスキートとスキート、重さ3.2kg前後というのが一般的なスペックです。また、ガスオートと呼ばれるセミオートの銃を使う方も結構います。
トラップ射撃の場合、体格が良い方が向いているのですがスキート射撃の場合には体格よりは器用さが求められるので女性シューターが多い感じです。
その他競技として以下のようなものがあります。
最近、ホームグラウンドの射場が貸切り状態(お客が自分1人)の時に初めて撃って見ました。最初は馴れないスタンスで戸惑いました(^_^;)。フィールドを撃つつもりでベレッタの自動を持参の為スコア的には散々(と銃の所為にしておいて)でした。射場でもWトラップのセットにしたのはこれで先シーズンから2度目だよと言っていましたので北海道ではほとんど撃つ人はいないようです。
一般的にトラップ、スキート混合でそれぞれ実猟銃でも当たりやすいように工夫されています。しかし、この競技であっても上位に食い込むにはそれ相当のセンスと練習が必要でしょう。この競技はトラップ、スキート射台を流用できるので、射撃場へ足を運ぶ銃所持者の増加が見込まれるため射撃場でも積極的に対応してきているようです。
放出クレーは5mダブルトラップ40枚、10mトラップ20枚、スキート20枚、ラビット20枚の計100枚が標準ルールです。
スポーティングクレー
スポーティングクレーはヨーロッパ、アメリカで盛んに行われています。これは、フィールドアーチェリーを射撃にあてはめた様な感じで、何処から飛び出すか判らないクレーを決められたコースを歩きながら撃つというものです。日本では法律の面から実現できないのは残念なことです。アメリカにはSporting Claysという専門誌も発行されています。身近なところではハワイでスポーティングクレーを楽しむことが出来ます。
MIROKU M7000SP 28inch invector choke
PC用発射音サウンド(WAV FORMAT 39KB)
realaudio用発射音サウンド(ra FORMAT 1KB)
MIROKU M7000-SP によるLAPORT28g装弾の発射音です。
使用銃では、共にフィールド銃と呼ばれる上下2連の28インチ銃身の可変チョーク銃が多く使われますが、セミオート、ポンプアクションの銃を使う方もいます。
委託射撃であれば散弾銃であっても50mで10cmのグルーピングにまとめるのはそう難しいことでもありません。
以下の表に簡単にまとめてみます。コメント部はあくまで私見ですので念のため。
競技種目 | 代表的な使用銃 | 使用弾 | コメント | |
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トラップ | 上下2連トラップ銃(30inch) | 7.5号 | 大胆な射撃 | |
スキート | 上下2連スキート銃(26inch) | 9号 | 繊細な射撃 | |
Wトラップ | 上下2連トラップ銃 | 7.5号 | 女性が活躍 | |
フィールド | 上下2連フィールド銃&自動銃 | 7.5,9号 | 実猟銃での射撃 | |
スラッグ | スラッグ銃身の銃 | スラッグ | 静的、ランニングボア |