SV日記4

2007年02月25日(日)「車検完了」
 自身のケガなどもあり、当分の間SVを走らせていなかった。 そうこう言っているうちに車検の時期を迎える。距離も走っていないので、消耗部品の注文はゼロ。 オイルだけ交換してもらった。

 車検(オイル交換含む):62,250円、オドメーター:14635km

2006年10月08日(日)「瀬戸内周回ツーリング」
 コースは、自宅→R54→広島IC→山陽自動車道→奥屋PA→道口PA→倉敷JCT→瀬戸中央自動車道→水島IC(3050円)→県道62号玉野福田線→ 玉野→宇野港(1430円)→宇高国道フェリー→高松港→高松駅(讃岐うどん670円)→県道33号→県道176号→高松西IC→高松自動車道→府中湖PA→ 川之江JCT→松山自動車道→石鎚山SA→いよ小松IC→今治小松自動車道→東予丹原IC(2450円)→周桑今治広域農道→今治→R196→ 県道38号今治波方港線→波方港(1900円)→中・四国フェリー→竹原港→R185→竹原→R432→新庄三差路→R432→河内IC→ 山陽自動車道→奥屋PA→広島IC(950円)→R54→自宅

 せっかくの3連休である。天気は終日良好。おまけに気候も上々。1年のうち、そんなに数多くないバイク日和。走らないわけにはいかない。 前日まで、十数年前からの懸案事項であった小豆島行きを計画していたのだが、日帰りではきついことが判明。残念だが、またの機会に。 しかし、そっち方面には行きたいので、高松まで走ることにした。

 山陽自動車道はそこそこ混んでいたが、河内を過ぎると徐々に交通量は減少。天気は快晴。陽気もいい。 耳栓をして走るので、静かにおだやかに走ることができた。倉敷JCTから瀬戸中央自動車道に入るが、交通量は激減。 3連休の中日、どう見ても採算は取れていないだろう。

 今回のツーリングでは、四国への往復はフェリーを使うことにした。 バイクの場合、フェリーの航走料金が安いのと、1時間あまり船内で小休止ができるので都合がよいのだ。 高速でバーっと走ってフェリーで休む。いいリズムが刻める。

 宇野港に着くとフェリーが出港寸前だった。すぐに乗船手続きをして船内へ。バイクは3台。ほどほどに人も乗っていて、船内は快適である。 高松に着いて駅前のうどん屋に入る。高松に来たら讃岐うどんを食べなくては。うどん定食を注文。麺にこしがあってうまい。

 高松自動車道、松山自動車道と淡々と走る。右手に青い瀬戸内海、左手には四国山脈も見える。 マシンは快調だ。あっという間に伊予小松ICを通過。今治小松自動車道に入るが、節約をして東予丹原ICで降りた。 今治までは、市街地の通り抜けで渋滞のあるR196ではなく、広域農道を使った。これは快適。

 波方港に着いたのはフェリー出港10分前。まさにちょうどよい時間だ。 すぐに乗船手続きを済ませて船内へ。宇高国道フェリーよりもさらに空いていた。しばし休憩。 その後はよく使う山陽自動車道経由で広島へ。心配していた広島ICの渋滞はさほどでもなく安堵した。

 給油1:179.5km;7.89L;22.75km/L、給油2:218.5km;8.87L;24.63km/L、走行距離:398.0km、オドメーター:14633km

2006年09月02日(土)「初秋の県北山間地ツーリング」
 コースは、自宅→R54→県道38号線→県道268号線・安佐動物公園前→飯室→R191→R261→千代田→大朝→県道5号→県道79号→ 県道312号志路原大朝線→R433→R433豊平東小前→県道40号→芸北三和スキー場前→芸北町細見→R186→大朝鹿野大規模林道→ R191戸河内町小坂→R191松原→戸河内IC→中国自動車道→広島自動車道→山陽自動車道→広島IC(1050円)→R54→自宅。(旧町名)

 約3ヶ月ぶりにSVを走らせた。結局、夏の間は走っていないことになる。なかなか乗る時間を見つけられずにいたのでしょうがないか。 いつものバイク屋さんに行ってタイヤの空気圧を見てもらった。案の定、Fタイヤの空気が抜けていた。意外とRタイヤは残っていた。 これで安心。

 メッシュのジャケットを着て走った。市街地で停まっている時はむっと暑いのだが、走り出すと風が通り抜けて大変心地よい。 しかし、次第に中国山地に近づくにつれて寒くなってきた。大朝を過ぎた辺りからは震えが起こるくらいだった。 午後3時過ぎ。そろそろ山は夕方に向かう時間だ。

 今日は途中からいつものコースと逆に走ってみた。R433豊平東小前から県道40号に右折する。ここから峠までは上り坂である。 普段は下りで通過するので新鮮だ。同じ道なのに、ずいぶんと道のイメージは違う。

 大朝鹿野大規模林道も逆ルートをたどると別の道のようだ。特にペースアップする理由がないので、ゆったりと走る。 ゆったりと走るとおだやかな気分になれる。普段は通過することの多い深い谷に架かる橋で一服する。

 戸河内ICからは高速を使った。当分走っていなかったので、バッテリーの充電も兼ねてだ。 SVを走らせる時間はかなり減ったが、たまに乗るとやはり素晴らしいバイクだ。

 給油:172.8km;7.36L;23.48km/L、走行距離:172.8km、オドメーター:14235km

2006年06月03日(土)「初夏の県北山間地ツーリング」
 コースは、自宅→広島IC→山陽自動車道→広島自動車道→中国自動車道→戸河内IC(1050円)→R191松原→R191戸河内町小坂→ 大朝鹿野大規模林道→R186芸北町荒神原→芸北町細見→県道40号→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→ 県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→県道38号線→R54→自宅。(旧町名)

 対馬から帰って初めてSVを走らせた。朝から晴天でまさにツーリング日和。初夏の県北山間地を走ってきた。 往路は、ごちゃごちゃ面倒くさいので高速を使って戸河内までワープした。走行風が強い以外は快適なクルージングであった。

 戸河内からはR191を北上する。いつも走っている道である。昼前だったので、交通量も少なく快走ができた。 松原に入る前の登坂区間で警察の検問があった。免許証の確認と「攻めんとってね」の言葉を受け、すぐに再スタート。 ここからは新緑から深い緑色に変わりつつある森を眺めながらの走行。マシンの調子も良く、快適だ。

 いつもの大規模林道も気分よく走る。交通量が少ないので、ほとんどの区間でマイペース走行だ。 豊平に下りてくるに従って気温が上昇してくる。暑くなってきた。 それでも県道301号はマイペースで快走できた。

 R191に入ると遅い4輪に遮られぐっとペースダウン。 しょうがない。SVにとっては苦痛に感じられるペースでの連続走行はつらい。 眠くなってくるのを我慢して走り切った。

 給油:159.0km;6.0L;26.50km/L、走行距離:159.0km、オドメーター:14062km

2006年05月06日(土)「対馬ツーリング締めくくり」
 コースは、厳原→厳原港8:50→(九州郵船フェリー)→博多港13:35→築港IC→福岡都市高速(600円)→福岡IC→九州自動車道→中国自動車道→山口JCT→ 中国自動車道→鹿野SA(GSなし)→吉和SA(給油)→広島JCT→広島自動車道→広島北IC(5000円)→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→ 県道38号線→R54→自宅。

 天気予報によると今日は雨。残念ではあるが、観光は終了したのでよしとしよう。 厳原港からフェリーは予定通り出港。天気は既に雨。博多からの高速雨中走行が思いやられる。 フェリーは壱岐から満船になるらしいが、対馬からはまだ余裕がある。 復路は2等指定を予約していたので、早々に自分の場所をキープして就寝態勢に入る。

 壱岐までは時々大きく揺れたが、往路ほどではなかった。ずっと船室内にいたので寒くもない。 壱岐からは満室になったが、特に影響はない。ほぼ定刻通りに博多港着。すぐに都市高速から九州自動車道に乗る。

 天気は雨。それもしっかりとした雨だ。連休中なので交通量は多い。 バイクによる雨中走行時にはいつも思うのだが、4輪がうらやましい。しっかり着込んでいるので寒くはないが、とにかくうっとおしい。 降ってくる雨と前走車のしぶきでヘルメットのシールドは常に視界不良である。

 路面にも所々水たまりができていて、滑りやすい。ゆっくり走ればいいのだが、実は今夕、地元でサンフレッチェの試合がある。 途中からでも観戦に行きたいため、少々先を急ぐ。雨もあり、休憩時間はほとんど取らなかった。 防水対策は万全と思っていたが、いつのまにカッパの裾から雨水がツーリングシューズに浸入していて、シューズの中は水浸し。 気持ち悪い。

 給油による停滞を除けば、ほとんどノンストップで予定通り自宅着。厳しい走行だったが、我ながらよく走った。 もちろん、試合観戦にも出かけることができた。試合は勝利。気分はいい。

 給油1:257.2km;10.9L;23.6km/L、給油2:67.9km;2.89L;23.49km/L、走行距離:317.4km、オドメーター:13894km、全走行距離1090km

2006年05月05日(金)「眺めの良い展望台&岬めぐり2」
 コースは、佐須奈→R382→大浦→県道182号→鰐浦→韓国展望台(天然記念物・ヒトツバタゴ自生地)→豊(神社)→比田勝→県道39号上対馬豊玉線→ →舟志→琴(天然記念物・琴の大銀杏)→小鹿→県道56号上県小鹿港線→仁田→越高→志多留(志多留貝塚、風景)→仁田→R382→ 昼食(ラーメン月亭:キムチラーメン&チャーハン;1050円)→大久保→県道48号→佐賀→県道39号→浦底→R382→小船越→橋(展望)→橋(展望)→ 赤島(港行き止まり)→R382→浅茅山登山口(行き止まり)→R382→厳原(八幡神社、万松院、県立対馬歴史民俗資料館、武家屋敷跡、半井桃水生家跡)

 佐須奈から上対馬・鰐浦の韓国展望台へ。トイレや自販機も備えた観光地だが、観光客は観光バスに乗った一団だけ。 展望台からは対馬海峡が見えるが、この時期はもやがかかっているため、韓国は見えない。 地元のおじさんによると、秋から冬にかけてはよく見えるとのこと。釜山の夜景もきれいらしい。

 展望台から鰐浦の港がよく見えるが、斜面の木々に白い花が点在しているのが見える。 これが天然記念物のヒトツバダコ。モクセイの仲間らしい。この鰐浦には大規模な自生地があることで有名なのだ。 初めて知ったが、これもツーリングの楽しみの一つ。白くかわいらしい花だ。

 対馬最北端に近い集落・豊の神社に立ち寄り、比田勝はパス。今度は東海岸を南下する。 ずっと1.5車線道みたいな道が続く。さすがにこちらは交通量は増えて、好きに走れなくなった。 琴にある大銀杏を観光。樹齢1000年以上、ずいぶんくたびれた感じだが、まだまだ新緑を身にまとって元気に生きていた。

 小鹿から島を横断する林道を通って再び西海岸の仁田へ。林道らしい見通しの悪い狭い道だったが、距離も短く交通量も少ないので大したストレスにはならない。 ほどなく走ると仁田へ。そのまま突っ切って海岸沿いの道を志多留へ。今日は風が強い。 志多留はひなびた風景がよいらしい。集落に入ってもほとんど人気はない。もちろん観光客は皆無。 貝塚もあるが、観光用ではないらしい。

 仁田の郊外にあるラーメン屋で昼食の後、再び東海岸へ。見所はなかったが、淡々と走る。 R382に合流の後、東海岸の岬(島)、赤島へ。 尾根道を走り、眺めの良い瀬戸にかかる橋を2つ渡って赤島着。 神社に立ち寄り、バイクによる観光は終了。あとは厳原に戻って、厳原の町中を観光するのみ。

 まずは万松院。鎌倉時代から明治時代まで対馬を統治した宗氏の廟所である。 徳川歴代将軍の位牌もあった。杉林に伸びる石の階段を上った先には歴代藩主の立派な墓があった。 次に訪れたのは八幡宮神社。神社内に3つの神社?があって、祭神はそれぞれ戦国キリシタン大名の妻・小西マリア、安徳天皇&菅原道真、須佐男命とバラエティに富んでいる。

 県立対馬歴史民俗資料館では、朝鮮通信使の歴史展示を見た。今時珍しく入館料は無料。楽しみにしていた朝鮮通信使絵巻は一部の未公開で残念だった。 樋口一葉関連で半井桃水の生家にも行ってみた。このあたりは江戸時代の武家屋敷跡らしく、石垣がよく残っていた。ただ当時の屋敷は見あたらない。 少し離れたところにある武家屋敷跡を見学して本日の観光は終了。午後や早くに厳原に着いたので、こんなものだろう。

 給油:168.3km;6.8L;24.75km/L、走行距離:168.4km、オドメーター:13577km

2006年05月04日(木)「眺めの良い展望台&岬めぐり1」
 コースは、厳原→R382→県道24号厳原豆酘美津島線→小茂田(元寇古戦場)→県道24号→城山(金田城跡登山口)→R382→万関橋→メボシマ山(展望台)→ 浅茅パールライン→橋(展望)→鳥山(港行き止まり)→R382→豊玉→和多都美神社→烏帽子岳展望台→県道232号唐崎岬線→唐州(港)→廻(港行き止まり)→ 佐保→志多浦→小綱→銘(港行き止まり)→大綱→上里→R382→峰→県道48号→木坂→木坂海神神社→青海海岸→津柳→上県→女連→鹿見→県道189号→ R382→仁田→井口浜→千俵蒔山(展望台)→異国の見える丘展望台→井口→R382→佐須奈

 今日は対馬ツーリング第2日目。厳原から景色の良い展望台をたどりつつ北上して行く。天気も良くツーリングのハイライトとも言える行程である。 まずは、厳原のある島の東海岸と反対側の西海岸に向かう。厳原から西海岸へ島を横断する林道は通行止めなので、いったん県道24号経由で海岸線を通り小茂田へ。元寇古戦場を目指す。

 県道24号はしばらく2車線の新道が続いていたが、ほどなくすると1〜1.5車線道に。見通しも悪い。 救いは交通量の少ないこと。対向車にすれ違うことも少ないし、追い越す車はほぼ皆無だ。 海岸沿いの道から見える海はどこまでも青い。暑くもなく寒くもない。ツーリング日和。

 小茂田はひなびた漁港だった。漁港のすぐ側に神社があって、元寇古戦場の看板がいくつか立っていた。 神社の敷地には土俵があった。観光客は誰もいない。のどかな海を眺めていても、鎌倉時代に元の大群が攻めてきたことは想像できない。

 県道24号を引き返し、金田城跡へ。城山展望台と言って大変眺めがよい山の上にあるのだが、バイクを降りて徒歩で1時間以上かかるので入り口まで行って引き返した。 R382に戻って浅茅湾を周遊することにする。明治時代に海軍が掘削した瀬戸にかかる万関橋に寄った。 海岸線の入り組んだ浅茅湾は真珠の養殖も盛んらしい。複雑な海岸線を見渡すことのできるメボシマ展望台に登り、景色を楽しんだ。

 農道の浅茅パールラインを走る。走りながら景色の良いスポットは見つからなかったが、途中の橋からの眺めは大変良かった。行き止まりの港・烏山で折り返す。 豊玉の和多都美神社は鳥居が水没する。規模は違うが、世界遺産・宮島にある厳島神社の雰囲気を漂わせている。ここにも土俵があった。 裏山になる烏帽子岳展望台からの眺めはすごかった。この周辺の最高峰らしく、360°ぐるりと海山の景色を見渡すことができる。 リアス式海岸の浅茅湾が手に取るように見える、素晴らしい眺めだ。

 岬を目指す旅なので、浅茅湾の入り口の岬・唐州崎へ寄った後、峰町の木坂海神神社へ。 観光客はほとんど皆無。本殿は50mほど丘の上。雰囲気のある神社である。 青海海岸展望台からの眺めも爽快である。こちらは東シナ海を遠望。とにかく青い海だ。 丘陵地には段々畑や牧場もあり、そこから見える青い海も美しい。

 上県の千俵蒔山は標高287m。たいして高くはないが、海岸部から立ち上がった周辺の最高峰なので、頂上からの眺めは最高である。 風が強い所らしく、風力発電機のプロペラが2機、勢いよく回っている。 観光客は皆無。30分の滞在中、ツーリングのスクーター1台が訪れたのみだった。

 佐須奈の宿には早いうちに到着。まだ頭痛がするので無理せず落ち着いた。 今日も昼食もとらず、狭い道をひたすら走り回ったので疲れた。宿の人たちは素朴ないい人だった。

 給油:226.1km;9.7L;23.3km/L、走行距離:226.6km、オドメーター:13408km

2006年05月03日(水)「いざ対馬へ!」
 コースは、自宅→広島IC→山陽自動車道→山口JCT→中国自動車道→王子PA(給油)→九州自動車道→(事故・渋滞×2)→福岡IC(5350円)→福岡都市高速(600円)→築港IC→ 博多港10:35→(九州郵船フェリー)→対馬市厳原港15:30→厳原、厳原→R382→県道44号→上見坂公園(展望台)→厳原→県道24号→県道192号瀬浦厳原港線→ 瀬浦→県道24号→美女塚→豆酘→豆酘崎→豆酘→県道24号→浅藻→厳原

 いよいよ対馬ツーリングの始まり。離島ツーリングは本当に久しぶりになる。1994年の屋久島以来12年ぶりだ。 時間がたっぷりあれば壱岐も一緒に回ってやろうと考えていたが、時間不足のため断念。目的地を対馬1島に絞る。 天気も上々。3連休全てが晴れの予報なのでワクワクしてくる。

 5時25分自宅発。もう既に十分明るい。これから福岡まで一気に高速走行だ。博多港を10時に出航するフェリーに間に合えばよい。 山陽道を走っていくが、さすがにゴールデンウィーク。交通量が多いのでとても走りにくい。 ちょっとSAに寄ろうと思っても、SAの手前から4輪が数珠繋ぎで駐車場待ちをしている状態だ。

 結局、下松SAでの給油は諦めて王司PAで給油した。ここもPAのアプローチから給油待ちの4輪がいたが、頭を下げて途中に入れてもらった。 中国道に入っても交通量は多い。関門橋の入り口で渋滞。おかしいなと思っていたら、事故だ。7kmほど4輪の間を走行して抜けた。 疲れたなと思っていたらまた事故渋滞。次も7kmほど4輪の間を走行して抜けた。

 渋滞もあったせいか、博多港に着いたのは9:15分ごろで出港45分前だった。 ターミナルビルは出港を待つ人や車で相当ごった返していた。乗船手続きのため待ち行列に並ぶが、とても出港時間に間に合いそうにない。 ほどなくして係員が、バイク&自転車は桟橋へ誘導するアナウンスをした。それに従い桟橋に並ぶ。

 桟橋の係員が、現時点で乗船手続きが出来ていないバイク&自転車は乗船不可と言っている。 冗談じゃない。我々は係員の指示に従ったまでだ。聞くところによると、バイクを固定するロープの数が足りないらしい。 バイクと自転車を合わせて、あと1台か2台しか積めないらしい。これまでにそんなに多くのバイクを詰め込んだ訳ではないのに。しょうもない。

 CB750の兄ちゃんは、これらのやり取りに業を煮やし、かなりキレていた。そりゃそうだ。 このままだと本当に積み残されそうなので、旅行会社で事前購入しておいた旅客2等のクーポンを係員にちらつかすと、乗船させてくれた。 最後の最後にクーポンの威力が発揮された。

 船内に入ったら入ったらで修羅場が待っていた。2等船室は既に乗客で満杯。通路という通路も満杯。腰を下ろす所もない。 気温も低いので甲板には行きたくなかったがしょうがない。右舷前方に50cmの隙間を見つけてもぐり込んだ。 しかし寒い。常に風速10m以上の海風と波しぶきが当たって冷えまくりである。カッパをバイクに残していたので失敗だった。

 結局、1時間半ほど粘ったが断念。トイレのついでに場所を変え、室内で場所を探す。 しかし、まともな場所は空いていなかった。が、車両甲板へのアプローチの階段付近に2m×50cmのスペースを発見。 壱岐港に着くまでそこで横になっていた。薄暗く快適な場所ではなかったが、文句は言えない。寒くないだけマシだ。

 壱岐でかなりの乗客が降りたので、2等船室も十分に空いた。しかしまだ2時間あるので2等指定に追加料金800円を払って変更してもらった。 定員の半分程度の余裕状態で対馬厳原港まで過ごすことが出来た。海はよくうねっていて、船はよく揺れた。 下船前に車両甲板の船員に聞いたが、この時期にしてはよく揺れたとのこと。とは言え、まだまだ凪の部類らしい。恐るべし。

 厳原に着いて今日の宿・金石館を探す。地図で確認した場所付近で見つける。 チェックインしてまだ時間があるので、一服して走ることにする。 ロードマップを眺めて、厳原の近くにある展望台と南西海岸部の岬を目指して走ることにした。 寝不足のためか頭が痛い。

 まずは上見坂を目指す。舗装林道風のつづら折りを走る。4輪なら、とても走りたくはない道だ。 やはりSVで自走してフェリーに乗せて運んで良かった。こんな道はSVの比較的得意な分野である。 上見坂展望台はキャンプ場も含む公園の中にある。展望台に上れば、リアス式海岸で有名な浅茅湾の美しい眺めを見ることが出来た。 もやがかかっているので、はっきりくっきりとはいかないが、美しい景色である。

 次に島の南端部にある岬、豆酘崎を目指す。夕方になりつつあるが、日が長いので大丈夫だろう。 再び厳原を経由して南下していく。相変わらず道路事情は悪い。ただ交通量が少ないので比較的ストレスは感じない。 見通しも悪いが、1車線よりは広いので何とかやり過ごす。距離も短いので、四国山地を横断するR439や九州山地を横断する五家荘林道ほどのインパクトはない。

 陽がだいぶ傾いて豆酘崎着。展望台に人の気配がないと怖いなと思っていたが、駐車場には車が数台停まっていて安心する。 先に歩いて丘の上にある灯台を訪れ、次に岬の展望台に向かう。行き帰りで家族連れに会ったが、その先はずっと一人。 素晴らしい景色を独り占めで気分はいいが、最近は何が起こるか分からないので周囲に注意しながらくつろいだ。

 復路は、往路の山間部林道を通らず、海岸沿いを走ることにした。 往路に比べて距離は長いが道幅はやや広い。たまに2車線区間もあるし見通しも良い。ペースもだいぶアップできた。 日没頃には厳原の宿に着いた。今日はよく走った。

 給油1:209.4km;9.11L;22.99km/L、給油2:182.1km;6.30L;28.9km/L、走行距離:377.0km、オドメーター:13181km

2006年04月30日(日)「オイル&フィルター交換、点検」
 コースは、近所を周遊。

 しばらくSVを走らせていなかったが、連休に活躍してもらわなければならないのでオイル&フィルター交換をした。 ついでに簡単な点検もしてもらった。気温も上昇し、バイクを走らせるのに気持ちのよい季節になってきた。

 連休に高速連続走行を想定しているので、まだ交換距離まで達していなかったものの、オイルを交換したのだ。少し堅いオイルを入れてもらった。 ワイヤーなどの給油もしてもらった。これでツーリングの準備は万全。あとは安全に楽しんでくるだけだ。

 オイル&フィルター交換:2.9L;4640円+2000円+332円=6972円、走行距離:12.2km、オドメーター:12804km

2006年03月27日(月)「いつものルート」
 コースは、自宅→県道38号→県道268号・安佐動物公園前→R191飯室→R261→千代田→大朝→県道5号→県道79号→県道312号→ R433→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→ 県道38号線→R54→自宅。(旧町名)

 桜の開花宣言も済んで暖かくなってきた。今日も朝から晴天。気温も順調に上昇している。 いつものルートを走ってきた。前回、2週間前の走行は結構寒かったが、今日は暖かい。 山間部に入ってたまに見かける道路上の気温計は軒並み、14〜15℃を示していた。

 大朝から豊平にかけても暖かかったが、日陰の道路脇にはまだたっぷりと残雪があった。 マシンは快調。体の方も余分な力が入ることもなく快調である。

 給油:111.2km;3.93L;28.30km/L、走行距離:111.2km、オドメーター:12792km

2006年03月04日(土)「バッテリー交換」
 コースは、自宅→R54→西広島バイパス→宮島口→大野→大竹IC→山陽自動車道→宮島SA→広島IC→R54→自宅。

 実に久しぶりにSVを走らせた。前回の走行が10月9日だから約5ヶ月ぶりになる。長い冬眠生活であった。 その間、エンジンだけでもかけておこうとセルスターターを使ってみたが、バッテリーは過放電状態で弱々しく回るか回らないか。 バッテリーは新車からまる5年使い続けているので、もうここらで潮時と思い交換した。12432円也。

 気持ちよくエンジンも目覚め、しばらく暖機運転をする。 風は冷たいものの天気も良好で、重装備の服装なので止まっていると暑い。 しかし、市街地を抜けてバイパス走行になると、風もよく通り気分はよい。

 バイパスが終わると流れは遅くなりのんびりと走る。対岸には世界遺産・厳島もよく見える。 帰路は面倒くさいので大竹ICから高速を使う。風は一段と冷たく感じるが、重装備なので寒くはない。 慎重なペースでクルージングを続ける。

 マシンは快調そのもの。体も高速走行になじんできて、いい感じだ。 宮島SAで一服した後、再び走行。ややペースを上げて走行するが、これもなかなかしっくりときた。 広島ICで精算。料金は1350円也。結構高い。

 給油:85.8km;4.39L;19.54km/L、走行距離:85.8km、オドメーター:12681km

2005年10月09日(日)「いつものルート」
 コースは、自宅→県道38号→県道268号・安佐動物公園前→R191飯室→R261→千代田→大朝→県道5号→県道79号→県道312号→ R433→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→ 県道38号線→R54→自宅。(旧町名)

 昨日とは一転して朝から爽やかな晴天である。久しぶりに朝方の気温も下がり、秋らしい気候になってきた。 出発を昼前まで延ばしたので気温も上昇し、バイクで走るにはちょうどいい気温になっている。

 3連休の中日だからか普段の休日と比べて交通量は多め。流れは悪い。 R261千代田に入ったあたりでようやくマイペース走行ができた。 あとはいつものルートを安定して走行し、帰宅。

 給油:194.5km;7.47L;26.04km/L、走行距離:111.3km、オドメーター:12592km

2005年10月08日(土)「中秋ツーリング」
 コースは、自宅→県道37号→白木→向原→県道29号→吉田→R54→八千代→可部→R54→自宅。(旧町名)

 今日は終日曇り空で涼しい1日だった。夕方から走り始めたので峠越えの県道29号を走行中はヘルメットのシールドも曇るほど寒かった。 県道37号を通って向原に抜けるのは久しぶり。交通量も多く、快走は出来ない。

 R54を可部経由で南下するのも久しぶり。この2つのルートは終日渋滞が続くので、県北部へのアクセスには使わなくなって久しい。 R54の可部手前からやはり渋滞に巻き込まれ、しばらく辛抱して走るが、路側帯があるので意外と早く通過できた。

2005年09月30日(金)「初秋ツーリング2」
 コースは、自宅→県道38号→県道268号・安佐動物公園前→R191飯室→R261→千代田→大朝→県道5号→県道79号→大朝美和→県道40号→ R433→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→ 県道38号線→R54→自宅。(旧町名)

 前回の充電走行から中2週間あけての走行なので、さすがにバッテリーは元気満々であった。すぐにエンジンがかかり、暖機運転して走行開始。 身体の方も特に違和感なく走行に移れた。

 平日の昼前なので基本的に交通量は少ない。登坂区間でたまに運悪く大型車の後に続くこともあったが、R261も千代田を過ぎると快走できた。 大朝から先の県道5号線は、芸北美和スキー場前の県道40号に出る。以前、逆コースは走ったことがあったが、今回はその記憶すら忘れていた。 アップダウンも厳しくなく、適度なワインディングが続く快走路である。全くの新ルートのような感覚で楽しむことができた。

 県道40号から先はいつも通っているコース。急ぐこともないのでほどほどのペースで走り続けた。

 給油:127.7km;4.94L;25.85km/L、走行距離:127.7km、オドメーター:12400km

2005年09月17日(土)「初秋ツーリング」
 コースは、自宅→広島IC→山陽自動車道→広島自動車道→中国自動車道→戸河内IC→R191松原→R191戸河内町小坂→ 大朝鹿野大規模林道→R186芸北町荒神原→芸北町細見→県道40号→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→ 県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→広島北IC→広島自動車道→山陽自動車道→広島IC→R54→自宅。(旧町名)

 本当に久しぶりにバイクを走らせた。前回SVに乗ったのが5月末だから3ヶ月以上乗っていなかったことになる。 前日にバッテリーチェックのためセルモーターを回したのだが、失速寸前でエンジンはかかってくれた。 しばらく暖機運転をして今日の走行に備えていたわけだ。

 昨日の暖機運転が効いたのか、セルモーターは元気良く回り、すぐにエンジンはかかってくれた。一安心だ。 久しぶりにバイクに乗るとしばらく身体が慣れないものだが、今日はすぐに馴染んだ。ものの1kmも走れば慣れた。 天気は良好。天気予報でも終日晴れだ。街中は少々暑いが、絶好のバイク日和である。

 バッテリーの充電と時間短縮のため、短距離だが高速道路を走ることにする。 3ヶ月ぶりであるが、SVはなかなか快調である。ろくろくメンテナンスもしていないのに、かいがいしいものである。

 さて、戸河内からは一般道の走行。よく走るルートなので、不思議なことだが無意識のうちに走っている感覚がある。 ぼーっとしていると(本当はしていないはずだが…)、いつの間にか右折や左折をして目的ルートを走っている。 長い間に染みついたくせとは面白いものだ。

 三段峡を過ぎるとR191は登坂区間となる。ぐんぐん高度を上げるにつれて涼しくなってきた。 松原の三叉路からさらに高度を上げ、高原地の走行に。大規模林道に入ると谷沿いの快走ルートだ。 無理してペースを上げる必要もないので気楽に走る。 道端には、秋の代名詞であるハギの花、ススキの穂、人家の近くには稲刈り寸前の水田と彼岸花など、秋を感じさせてくれる風景が次々と現れてくる。 こういう景色を見ていくと、日本という国の美しさが実感させられる。

 R433から県道301号も毎度のルートだが、今日は交通量の少ない時間帯を走行したせいか、ずっとマイペースで走ることができた。 他者との間合いを考えずに済む単独走行はストレスがなく、大変気分がよい。 170km、2時間半の走行であったが、大して身体も疲れず快調に走ることができた。

 給油:172.2km;7.96L;21.63km/L、走行距離:172.2km、オドメーター:12272km
 高速道路通行料金:広島IC→戸河内IC=¥1050、広島北IC→広島IC=¥600

2005年05月29日(日)「中国山地は初夏の入口」
 コースは、自宅→県道38号→県道268号・安佐動物公園前→R191飯室→加計→戸河内→R191松原→R191戸河内町小坂→ 大朝鹿野大規模林道→R186芸北町荒神原→芸北町細見→県道40号→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→ 県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→県道38号線→R54→自宅。(旧町名)

 このところ距離が伸びずにいるSVである。天気も良く、気候も良いので中国山地奥深くまで走らせてきた。 広島市内を抜け、太田川沿いのR191をトロトロと走る。山の斜面には新緑の木々が生い茂り、初夏の装いである。 暑くもなく寒くもなく、まさにツーリング日和といった気候。言うことがない。

 三段峡から先のR191は登山区間となる。気温もぐっと下がり、身も引き締まるが、寒いほどではない。 爽やかな風を受けながら、緑の山々を見ながら、青空を見ながらの走行である。 このあたりまで来ると交通量もほとんど無くなり、マイペースでの走行が可能だ。

 深入山の麓を抜け、いつもの小坂で右折。大規模林道へ入る。 ここも交通量は皆無なので、マイペースで気持ちよく走る。ほどほどのペースだ。

 道路沿いの水田はほとんど全て田植えが終わっている。 春は終わり、夏への入口にいる感じだ。

 豊平に降りると一気に気温が上昇した。あとは走り慣れたいつもの道。 ほどほどのペースで走った。久しぶりに走ったわりには、マシンも身体も馴染んで走れた。

 給油:158.7km;6.19L;25.64km/L、走行距離:158.6km、オドメーター:12100km

2005年03月27日(日)「シーズンスタート」
 コースは、自宅→R2→R31→呉→R185→竹原→三原→R2→尾道→福山・松永→R2→尾道→R434→三原久井IC→小谷SA→広島IC→自宅。

 本当に久しぶりに長時間走行をした。福山までの往復で230kmあまりの走行。 国道メインで4輪追従走行のためペースは上がらず、体中が固まった。 おまけに久しぶりの走行でクラッチレバーの重さに耐えきれず、SVに乗り始めに感じたような手の痛みが再発。これが結構痛かった。

 朝から曇り空で、天気予報では午後から雨。本当は山陰へ行く予定が、悪天候のため距離を短縮して尾道のラーメンツアーに変更した。 太陽が出ていないため肌寒い。スロー走行が続くためリズムはいまいち。 リズムが悪いせいか、間隔がしっくりこない。

 尾道ラーメン御用達の、つたふじ本店は既に行列ができていたので、予定を変更して松永の朱華園に向かう。 R2は車の流れが悪かった。ほぼ行列もなく、チャーシュー麺を平らげる。久しぶりなので腹にしみる。

 帰路は雨中走行。尾道から抜け道を通って三原久井ICから山陽道へ入る。 山陽道は全線雨。見通しも悪い。おまけに寒い。 しかし、今日の高速走行はバッテリーの充電にはなっただろう。

 給油:243.1km;12.39L;19.62km/L、走行距離:232.3km、オドメーター:11936km

2005年01月15日(土)「バッテリー充電」
 朝から天気も良く、久しぶりに温かい陽気だったので、初走りをしようとセルスターターを回すのだが、元気がない。 「辛うじて回っています」程度の回りで頑張っているのだが、とてもエンジンをスタートできる状態ではない。 仕方がないので、バッテリーを充電することにした。 バッテリーの残り容量は約50%ぐらいなので、6〜7時間ぐらいかかる。

 充電完了後、マシンに接続してセルスターターを回すと元気良く一発でかかった。エンジンの様子も特に問題なく一安心である。 最近は走る機会もめっきり減っていたので致し方あるまい。しかし、新車から走り出してまる4年を迎え、もうそろそろこのバッテリーも寿命だろう。 3月の車検時には交換しないといけないか。

2004年11月07日(日)「晩秋ツーリング」
 コースは、自宅→県道38号→県道268号・安佐動物公園前→R191飯室→R261→千代田→大朝→県道5号→県道79号→県道312号→ R433→R433豊平東小前→豊平役場前→豊平・戸谷→県道301号→R191加計・安野→R191→飯室→県道268号線・安佐動物公園前→ 県道38号線→R54→自宅。

 約1ヶ月ぶりに走った。このところ暖かい日が続いていて、今日も11月とは思えないぐらい穏やかな日和である。 県北部の紅葉の名所では色づきも進んでいるらしい。

 日曜日の午前中ということで交通量は少なめだ。唯一、飯室R261の交差点の信号待ちで待たされたぐらいだ。 千代田→大朝と走り、いつもの県道5号からは普段より10km/hはダウンしてリラックスして走る。 落葉樹の紅葉はちょうど見頃のようだが、光線の加減か鮮やかな風景にはなっていない。

 マシンは快調。普段バイクといえばスクーターのAVENISを乗っているが、ライディングポジションの違和感も感じない。

 給油:111.4km;4.69L;23.75km/L、走行距離:111.4km、オドメーター:11696km

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