My Weekly Journal/第1編集室/時事対談/時事対談・2012/師走・総選挙 |
2012年/師走・総選挙/〔人間の巣のパラダイム〕 共生社会への入口 脱/(原発・増税・TPP)で ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 北原 和也 青木 昌一 秋月 茜 津田 真 |
トップページ/NewPageWave/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当 : 青木 昌一 |
プロローグ | 2012/師走・総選挙・・・ 短期決戦! | 2012.11.26 |
No.1 | 〔1〕 〔50年後の共生社会〕から ・・・ 現在を選択! | 2012.11.26 |
No.2 | <“新党/緑の風”を選択・・・ “共生社会” ・・・ に注目!> | 2012.11.26 |
No.3 | 〔2〕 決断! 2012/師走・総選挙 | 2012.12.11 |
No.4 |
<あの時・・・
〔小沢一郎・総理〕が実現していたら・・・ はたして・・・こんな日本になっていただろうか・・・?> |
2012.12.11 |
青木は、丁寧に頭を下げると、小型マイクを取りった。そして、《赤い彗星・ビル/3F》の南向きのベラ ンダの方へ歩いた。南東方向に大きく開ける草原は、ススキの穂が白く輝いている。散在する灌木も、す でに紅葉していた。低い雲間から淡い陽光が射し、草原の上で光が寒々と散っている。 草原全体が風に揺れていた。その風のある空で、ヘリコプターが1機で飛んでいるのが見える。測量と、 機材運搬のヘリだ。草原では今、〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕の、プロトタイプ/基本型の建 設が始まっているのだ。
「ええ...」青木が、振り返った。インターネット・正面カメラを一瞥(いちべつ: ちらりと見ること)した。そして、草原 を眺め、手元のマイクに向かって言った。「この、草原で...現在... 〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕のプロトタイプの建設が始まっています。測量や地質調査のた めの、ボーリング作業などが進んでいます。 <地震災害/土砂災害/河川氾濫>などに備え...地形/地質/活断層/火山活動などの... 徹底した調査が進められています。また、〔自給自足・農業〕を展開する農業・基盤調査も、専門家を招い て進められています。調査が順調に進めば...来春には、本格的工事の着工になると思われます...」
青木は、ベランダに出るガラス戸を開けた。が、冷たい風が吹き込み、すぐに閉めた。 「近年...」青木が、ガラス戸越しに、草原を眺めて言った。「...まさに、日本中で... <豪雨水害/土砂災害/竜巻被害>が続発する中で...“2011年・東北地方太平洋沖地震/ マグニチュード9.0”...という、<日本史上・最大クラスの大災害>が発生したわけです。また、そ の<巨大津波災害>で、<世界・最大クラスの原発事故・・・レベル7>が発生したわけです。 したがって、日本列島において...“あらゆる災害に対処した・・・頑強なインフラ建設・・・万能型・ 防護力を持つ・・・未来型都市/千年都市”...の全国展開は...喫緊の課題となっています。それに 対し、政治や行政は、御存知のように...ほとんど無力でした。 そこで...《当・ホームページ》/施設管理局が...この草原をベースとして...マンション規模/収 容人員1000人規模の...〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕の...プロトタイプ(原型、基本型)の、 実験的・建設に動き出したわけです。
施設管理局の話では...これは、意外なほど安価なもので...特別な技術や機材は必要ないと言い ます。基本的には、“頑丈な鉄筋コンクリートの・・・コンパクトな都市構造物に・・・適量の土壌を被せ るだけ”...だそうです。後は...居住空間のシステムの組み込みであり、既存の建築物と変わらないと 言います。 そして、このプロトタイプが動き出せば...〔未来型都市/千年都市としての・・・機能的な進化〕が、 開始されると言います。その段階で、“各種のクリーン・エネルギー”や“バイオマス・エネルギー”のシステ ムも、組み込まれて行くそうです. 〔食糧の自給自足〕に加えて、〔エネルギーの自給自足〕も可能となり...“万能型・防護力”/〔脱 ・冷暖房〕の...〔高度な・・・循環型/孤立可能な開放系システム・・・人間の巣〕が完成する...と 話していました。
ええ...〔人間の巣〕が完成すれば...生態系の中で...〔1個の細胞のように・・・社会経済シス テムからの・・・孤立・・・〕も、可能なのだそうです。これは、“感染症・パンデミック”や、“世界経済/金融 の破綻”に際しては...最大・防護力を発揮する...と言います。 それから、さらに...地質年代的な、“長期・気候変動”にも対応する、“万能型・システム”だというわけ ですね。これは、第4紀/完新世(かんしんせい/Holocene: 地質時代区分(世)のうちで最も新しいもの。第4紀の第2の世であると 同時に、現代を含む。かつての沖積世とはほぼ同義)の生態系の保守と...“ホモ・サピエンスの・・・生き残り戦略”とい うことになります...」
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