My Weekly Journal第1編集室時事対談時事対談・2012師走・総選挙

          2012年師走・総選挙〔人間の巣のパラダイム〕


                共生社会への入口   脱/経済原理
 

 
原発増税TPP   新党みどりの風   に期待

 
 
 
             
   
 
                             北原 和也                      青木 昌一                        秋月 茜        津田 真
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 INDEX              

プロローグ          2012/師走・総選挙・・・ 短期決戦! 2012.11.26
No.1 〔1〕 〔50年後の共生社会〕から  ・・・ 現在を選択 2012.11.26
No.2      <“新党/緑の風”を選択・・・ “共生社会” ・・・ に注目!> 2012.11.26
No.3 〔2〕 決断! 2012/師走・総選挙 2012.12.11
No.4      <あの時・・・ 小沢一郎・総理が実現していたら・・・

              はたして・・・こんな
日本になっていただろうか・・・?>
2012.12.11

     


プロローグ    2012/師走・総選挙/短期決戦  

           
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「ええ...My Weekly Journal》/政治・部長の...青木昌一です...」

  青木は、丁寧に頭を下げると、小型マイクを取りった。そして、《赤い彗星ビル/3F》の南向きのベラ

ンダの方へ歩いた。南東方向に大きく開ける草原は、ススキの穂が白く輝いている。散在する灌木も、す

でに紅葉していた。低い雲間から淡い陽光が射し、草原の上で光が寒々と散っている。

  草原全体が風に揺れていた。その風のある空で、ヘリコプターが1機で飛んでいるのが見える。測量と、

機材運搬ヘリだ。草原では今、〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕の、プロトタイプ/基本型

が始まっているのだ。

 

「ええ...」青木が、振り返った。インターネット・正面カメラを一瞥(いちべつ: ちらりと見ること)した。そして、草原

を眺め、手元のマイクに向かって言った。「この、草原で...現在...

   〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕プロトタイプ建設が始まっています。測量地質調査のた

めの、ボーリング作業などが進んでいます。

  <地震災害/土砂災害/河川氾濫>などに備え...地形/地質/活断層/火山活動などの...

徹底した調査が進められています。また、〔自給自足・農業〕を展開する農業・基盤調査も、専門家を招い

て進められています。調査順調に進めば...来春には、本格的工事着工になると思われます...」

 

  青木は、ベランダに出るガラス戸を開けた。が、冷たい風が吹き込み、すぐに閉めた。

「近年...」青木が、ガラス戸越しに、草原を眺めて言った。「...まさに、日本中で...

  <豪雨水害/土砂災害/竜巻被害>続発する中で...“2011年・東北地方太平洋沖地震/

マグニチュード9.0”...という、<日本史上・最大クラスの大災害>発生したわけです。また、そ

<巨大津波災害>で、<世界・最大クラスの原発事故・・・レベル7>発生したわけです。

  したがって、日本列島において...“あらゆる災害に対処した・・・頑強なインフラ建設・・・万能型・

防護力を持つ・・・未来型都市/千年都市”...の全国展開は...喫緊の課題となっています。それに

対し、政治行政は、御存知のように...ほとんど無力でした。

  そこで...《当・ホームページ》/施設管理局が...この草原をベースとして...マンション規模/収

容人員1000人規模の...〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕の...プロトタイプ(原型、基本型)の、

実験的・建設に動き出したわけです。

 

  施設管理局の話では...これは、意外なほど安価なもので...特別技術機材は必要ないと言い

ます。基本的には、“頑丈な鉄筋コンクリートの・・・コンパクトな都市構造物に・・・適量の土壌を被せ

るだけ”...だそうです。後は...居住空間システムの組み込みであり、既存の建築物と変わらないと

言います。

  そして、このプロトタイプが動き出せば...〔未来型都市/千年都市としての・・・機能的な進化が、

開始されると言います。その段階で、“各種のクリーン・エネルギー”“バイオマス・エネルギー”システ

も、組み込まれて行くそうです.

  〔食糧の自給自足〕に加えて、〔エネルギーの自給自足〕可能となり...“万能型・防護力”/〔脱

・冷暖房〕の...〔高度な・・・循環型/孤立可能な開放系システム・・・人間の巣〕完成する...と

話していました。

 

  ええ...〔人間の巣〕が完成すれば...生態系の中で...〔1個の細胞のように・・・社会経済シス

テムからの・・・孤立・・・〕も、可能なのだそうです。これは、“感染症・パンデミック”“世界経済/金融

の破綻”に際しては...最大・防護力発揮する...と言います。

  それから、さらに...地質年代的な、“長期・気候変動”にも対応する、“万能型・システム”だというわけ

ですね。これは、第4紀/完新世(かんしんせい/Holocene:  地質時代区分(世)のうちで最も新しいもの。第4紀の第2の世であると

同時に、現代を含む。かつての沖積世とはほぼ同義)生態系保守と...“ホモ・サピエンスの・・・生き残り戦略”とい

うことになります...」

 

                   

 

  草原を眺めていると...ヘリコプターが、《航空宇宙基地/赤い稲妻管制塔の方へ...大きく旋

回して戻って来た。青木も、作業テーブルの方に戻った。北原和也と津田真が、モニターを見ながら話をし

ていた。秋月茜は、片手で空になったコーヒー・カップを集めながら、携帯電話で雑談していた。青木が戻

ると、それぞれ席に着いた。

〔1〕 〔50年後の共生社会〕から 現在を選択    

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「私は...」青木が、スクリーン・ボードの横に立って言った。「ご存知のように...

  最近は、“ミッション/永田町・考”に参加していました。ところが、風雲急を告げる事態となり、

永田町・周辺に張り付いていました。そして、ついに...11月16日...ドサクサの中で、“破れかぶれ

の解散//師走・総選挙”...になったわけです。

  事態は、急速に動いています。また、日々のニュースで、承知しているように、“政治は・・・国民の信

頼を失い・・・多数党に分裂し・・・基本政策もネジレが生じ”...事実上...“政党選択が・・・不可能

な状態...となっています。現在も、“離合集散で・・・刻々の流動化の様相”...ですが、政治はここ

まで劣化していたわけです。

  さて、現下の、“政治のパニック状況・・・国家信用システムの総瓦解の状況”...の中で、“短期決

戦//総選挙”...が迫っています。私たちも、“決断!”を急ぎたいと思います...」

 

「ええ...」青木が、自分の椅子に掛けて言った。「ともかく...“日本は・・・非常事態!” です...

 My Weekly Journal津田・編集長...そして、【茜・新理論研究所】秋月茜さん...それか

ら、My Weekly Journal第2編集部北原和也さん...今回は、急な<企画>になったわけです

が、よろしくお願いします」

「まあ...」津田・編集長が、固く両手を組み合わせた。「いよいよ、総選挙(衆議院議員・総選挙)ですねえ...」

「はい...」青木が、1つ息を吐いた。

“ミッション/永田町・考”よりも...」茜が、耳の後ろに手をやった。「こちらの方に、先に大津波が来て

しまったようですわ、」

「はは...」北原が、白い歯を見せた。「そうですねえ...

  しかし...美しい/晩秋の紅葉の季節になりました...はるかな昔の...防人(さきもり: 663年の朝鮮半島

における<白村江の戦い>以後の・・・西国の防衛にあたった)の時代の秋も...元寇(/鎌倉時代の蒙古襲来)の時の秋も...

昭和20年/敗戦の時の秋も...日本の紅葉の季節は...いつも私たち/日本人と共にありました...

  様々な...失敗/怒り/悲しみもまた...我々日本人は、俳句に詠み上げ...丁寧歴史を刻

んできたわけです...そして、私たちは今年もまた...日本列島美しい紅葉の季節と共に...大騒ぎ

をしながら...時代を彩り...歴史を刻んで行く...というわけですね...」

詩人ですね...北原さんは...」茜が、目を細めて、静かにうなづいた。

「一応...」北原が、前髪を払った。「文科系ですから...

  響子さんたちの、『万葉集』の考察》に影響されているようです。まあ、学生時代を思い出しますねえ」

「ほほ...」茜が、コクリとうなづいた。「そうですか...

  日本はまさに...“非常事態!” だと思いますが...紅葉した晩秋の日本の山河は...それでも

年美しく紅葉し...私たち語りかけますね...

  こうした、今年のような...説明不可能馬鹿げた風景も含めて...歴史落葉降り積り...さら

に、1000年2000年と...循環して行くのでしょう...その時は、私たちも古典になります...」

丁寧に...歴史を刻んで行く...わけですね、」

「そうですね...」茜が、小さくうなづいた。「おそらく...

   〔50年後の・・・私たちの子孫〕も...同じ晩秋の紅葉を...この付近の何処かで...眺めるこ

とでしょう...私たちが子孫に残して行く...未来への遺産となる...この場所何所かで...」

「ふーむ...」津田が、茫洋とススキの穂の光る草原を眺めた。「そうなのですが...さて、どうなるでしょ

うか...」

 

            

         選択 

“共生社会” 注目       

 

「さて...」青木が言った。「《当・ホームページ》では、秋月茜さんが...

   これまでに... 〔新党・茜〕(2010年)旗揚げし... 〔自民党総裁選〕 (2008年)党外・エントリ

(参加登録)出馬し...政治1身を投じてきたわけです。

  本来なら...政治・担当である私がやるべき仕事を、“華”があるということで、茜さん依頼してきた

わけです。大変な、ご苦労をおかけしてきました。

  その茜さんが、今回は...“新党/みどりの風”...を“強く推す”ことを、“宣言”されました。そこで、

我々としても、しっかりと検証してみました。まず...その辺りのことを、茜さんに聞いてみましょう...」

     

「はい!」茜が、テーブルの上で両腕をひらいた。コブシを、ギュ、と握った。「ええ、まず...

  公開されている資料によると...“みどりの風”新会派結成は...ええと...2012年7月...と

いうことです。まだ、3か月余りしかたっていません。女性4人/参議院議員で結成された会派です。

  そして...ええと...【党綱領】ができたのが...2012年11月15日...ということですから、今回の

“衆議院・解散”前日、ということですね。その日が...“新党/みどりの風”旗揚げ、ということにな

るのでしょうか...まさに、出来立て/ホヤホヤの、湯気の立っている肉まんのような新党です。

  でも...今回の選挙を目前にして、トコロテン式にできた多くの新党とは、その基盤/結党の理念が、

大きく異なっているようです。“新党/みどりの風”は...少なくとも3か月前には、新会派が結成されて

いるわけです」

「まあ...」津田が、腕組みをした。「私も【党綱領】に、ザッ、と目を通してみました...

  少人数での、急ごしらえにしては、一定の方向性をしっかりと打ち出していると思います。“共生社会”

という“方向性”も、大局的にみて、“間違いのないもの”だと思います。

  これは、現在の“経済原理型/競争社会”が、きな曲がり角に来ていることを、“明確認識したもの”

となっています。政治には、この“大局観・・・大局的・将来展望”が最も大事です。細かなアイデアを、大

声で言う政治家がいますが、そんなことは行政・技術/戦術の問題です。政治戦略肝要です」

「はい!」茜が、津田にうなづいた。「やはり、そこが大きいと思います...

  何故...私が...“新党/みどりの風”注目したかというと...今、津田・編集長も言われたように、

“共生社会”、という“1語”でした。この新会派結成当時ニュースでこの“1語”を聞き、ずっと注目して

来ました。

  これは、私たちの提唱している、〔人間の巣/未来型都市/千年都市・・・人間の巣のパラダイム〕

の...〔生態系と協調する・・・自給自足型・共生社会〕と、同一軌道のもの、と思ったからです。

  以来...注視していたのですが、党勢拡大を急ぐ、野合失着(囲碁で間違った手を打つこと)もなく、堅実

組織しているようです。【党綱領】も...私はその方の専門家ではありませんが...結党の趣意は大

いに賛同できるものです。

  ええと...谷岡郁子さん/行田邦子さん/舟山康江さん3人が...民主党を離れた経緯も...支離

滅裂民主党を眺めていれば、納得のいくものです。それから...同じく、与党/国民新党を離れた、

井亜紀子さんとで、新会派を結成したわけですね。

  その後、同じく...民主党/山崎誠さんが加わり...国会議員5名となって、政党要件(/①所属する国

会議員が5人以上 ②)直近の国政選挙での得票率が2%以上・・・このいずれかの要件を満たした政治団体が、“政党”として扱われる)を満た

し、“新党/みどりの風”旗揚げとなった様です」

「うーむ...」北原が、口を手でふさぎ、大きく頭を傾げた。「女性だけの...政党ですかあ...」

「あ...」茜が、指を立てた。「山崎誠さんは...男性ですわ...」

「まあ...」青木が言った。「それは、問題ないでしょう...

  これから、党勢拡大していくわけです。基本方針も...“脱・原発”/“反・TPP”/“反・増税”です。

<核兵器や・・・原発の保有>などの、右傾化とは対極にあります。また...<既得権の維持・・・現/

社会体制の堅持>という、<官僚的・体質>とも、対極にあるわけです」

「はい...」北原も、うなづいた。「まあ、そういうことですねえ...」

「本来...」青木が言った。「これらは...

  3年前までは...大政党民主党が、国民的・期待受け皿になっていたわけです。ところが民主党

は、“大きく・・・国民の期待を裏切った”...ということです。しかも、野田・政権の下で、“官僚ベッタリ

・・・右傾化”へと大舵を切ったわけです。与野党/政治全体が、沈没してしまったわけですねえ...」

「ふーむ...」津田が、顎を撫でた。「馬鹿げたことに、なったわけですねえ...ありえない、政治全体

迷走ですねえ...」

「以後...」青木が、続けた。「民主党を割って、外に出た...

  “新党/国民の生活が第一”は...“新党/みどりの風”とは...ほぼ同じ方向性にあるので、この党

が、新たな国民的・リベラル(政治的に穏健な改革を目指す立場)受け皿になることを期待されるわけです。

  しかし、茜さんは、今回は...新党/みどりの風”...の方に、期待するというわけですね。これは、

つまり...“共生社会”という“方向性”を打ち出している...“大局的・展望”にあるわけでしょうか?」

「はい!」茜が、コクリとうなづいた。「そうです...

  ホカホカ肉まんのような...“新党/みどりの風”ですが...“野合/離合集散党”ではなく...

“しっかりとした理念/方向性を持つ党”...とお見受けました」

「はい、」北原が、うなづいた。

「本来なら...」茜が言った。「民主党分裂/崩壊したなら...

  “社民党”“共産党”受け皿になるべきはずですが...どうもそうは、ならないようです。既成政党

評判は...“民主党”“自民党”“公明党”も含めて...総じて(かんば)しくないようですね。

  既成政党というのは...過去の様々な柵(しがらみ)があるようです。そういう、過去の人達関係性が、

色々とブラ下がっていて、“硬直化している”という印象でしょうか...ここにも、“既得権構造”があるの

でしょうか。

  特に...“社民党”などは、良い政策を打ち出していて、期待していたのですが、一向に党勢が伸びま

せん。本当に、どうなっているのでしょうか。そして、阿部知子さん離党したわけですが、それもよく分か

りません...」

「まあ...」北原が、上着のポケットに手を入れた。「そうですね...

  “社民党”離党した阿部知子さんも、いずれ、“みどりの風”合流することになるのでしょうか...あ

あ、そうそう...“新党/改革”舛添要一(ますぞえ よういち )さんも、案外、“みどりの風”に近いのかも知れ

ませんねえ、」

「うーん...」茜が言った。「どうなのかしら...

  【東京都知事・選挙】立候補したら...断然応援しようと思っていたのですが、立候補しなかったで

すね。非常に、残念でした...

  うーん...舛添さんが、“みどりの風”へですか。あの人は、“牛尾”になるよりも、“鶏頭”でいたいので

はないかしら...?」

「いや、そうではなくて...」北原が、白い歯を見せた。「“牛頭”に...なるという手もあるわけですから、」

「あ、そうか...」茜が笑った。「うーん...そうですね...」

「ともかく、」津田が言った。「“みどりの風”に、大躍進してもらうことが第一です...

  “支持政党ナシの国民”が...すべて...“みどりの風”支持すれば...【日本版/ニューディー

ル政策】が、本格的に動き出す可能性もあります。〔共生社会の入口・・・人間の巣/未来型都市/千

年都市〕全国展開/世界展開が...来年から動き出すかもしれませんねえ」

「はい、」茜が、両手を握ってうなづいた。「ここの草原では...

  早ければ来春から...〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕プロトタイプ/基本型が...着工

なるわけです」

「そういうことですねえ...」青木が言った。「“総選挙の公示”間近にして...

  政党の、第3極第4極離合集散加速していますが、“みどりの風”もその真っ只中にあるようで

す。私たちとしては、〔人間の巣〕展開する方向へ向かうのであれば、それでいいわけですね、」

「はい!」茜が、強くうなづいた。

〔2〕 決断 2012/師走・総選挙        wpe75.jpg (13885 バイト)   

           


「さて...」青木が言った。「選挙戦も、はや終局...“決断の時!”...です。

  “衆議院・解散”から...わずかの間に...“総選挙における・・・国民の選択肢”も、激変しました。

私たちは、“新党/みどりの風”の、大躍進に期待したのですが、この新党“日本未来の党”吸収

れ、選挙戦から、“みどりの風”政党名消失しました...非常に残念です。

  さあ、茜さん...これは、失着(囲碁で間違った手を打つこと)だと思うのですが...どう考えていますか?」

「はい...」茜が、目を閉じ、かすかにうなづいた。「...“新党/みどりの風”は...

  これまで...野合失着(囲碁で間違った手を打つこと)もなく...堅実政党組織しているようだ...と言っ

てきました。でも、政党にとって、“最大のイベント・・・総選挙”で...党名を消失させたことは、失着と言

えるでしょう。逡巡の挙句決断だったのでしょうが...非常に残念でした...」

「うーむ...その通りですねえ...」青木が言った。

現在でも...」茜が言った。「有権者半数近くが...まさに、投票先を迷っていると言います...

  私たちは、“新党/みどりの風”が...この、“支持政党ナシの国民”吸収できれば...【日本版

/ニューディール政策】が、本格的に動き出す可能性がある、と言ってきました。まさに、今回は、その

大のチャンスだったと思われたのですが...非常に残念です...」

女性中心政党では...運用は無理だったのですかね、」

「うーん...」茜が、アゴをひねった。「どうなのでしょうか...

  うまく...“国民的・需要”大吸収できれば...〔共生社会の入口・・・人間の巣/未来型都市/

千年都市〕全国展開/世界展開が...あったのかも知れません。でも、非常に難しい道だったのかも

知れませんね。ただ、可能性もあったわけですから...失着したとも言えるでしょう...」

「うむ...」

 「“日本未来の党”の...」茜が言った。「“女性・子供・少子化対策”というキャッチフレーズは...“す

でに・・・使い古されたもの”ですね。新党らしさは感じられません。それに少子化対策は、私たちとし

ては正反対の立場です。感性疑問符が付きます。

  これは、私たちとしては、何度も言っていることですが...地球生態系キャパシティー(収容能力)として、

日本列島キャパシティーとして...“人口爆発こそ・・・諸悪の根源”...になっているということです。

  これはすでに、人類共通の認識になっているはずです。“政党/行政/マスメディア”で...こんな

なことさえ、間違った方向性を打ち出していることに、日本の大混乱が象徴されます。各組織能力の

欠如を...如実に表現してはいないでしょうか。それを聞いて、国民は白けている...わけですから。

  ともかく...“人口爆発を止め・・・世界人口の半減は必至”...と考えています。でも、この問題では、

日本その方向で、人口は着実に減少しているわけです。問題はないと思います。日本に関しては、順調

に、良い方向へ流れていると思います。これを、騒ぎ立てる必要はありません。

  それから...問題となっている“TPP”(環太平洋戦略的経済連携協定)ですが...私たちは、“文明の折り返

し/反・グローバル化”...それを具体化するツール/〔人間の巣のパラダイム〕スタンスから...

明確に反対しています。

  “文明のグローバル化”は...“市場主義/経済原理”に乗っていて...明らかに地球生態系システ

の、“分化・多様性のベクトル・・・生命潮流”逆行しています。この逆流は...“生命潮流”停滞させ、

大きく撹乱する元凶になっています。だからこそ、“文明の折り返し”が必要なのですわ...

  でも...“TPP”経済原理のテーブルでのみ...損得勘定だけで...論争され...この問題も、ご

多分に漏れずに、パニくっています。

  “TPP”も...少子化対策と同様に...大局的視点が重要になります。この大局的視野が欠けてい

ては、〔維新の展望〕はとても開けてはきません。

  “日本維新の会”という新党がありますが...私たちから見れば...その射程距離/展望の視野が...

あまりにも短い気がします。“道州制”はいいとして...それよりも、30年後50年後100年後の、私た

ちの生活スタイルはどうなっているかを、明確に提示してほしいと思います」

「それで...」青木が言った。「まだ...“新党/みどりの風”を、応援して行くということですね...?」

「はい!」茜が、強くうなづいた。「“新党/みどりの風”が...

  競争社会卒業して、本格的“共生社会”を目指して行くというのであれば...私たちは応援して行

くべきだと思います」

「はい...」     

<あの時・・・〔小沢一郎・総理〕 が実現していたら・・・   

         はたして・・・ こんな日本になっていただろうか・・・ ? >  

               

 

「そうですねえ...」津田・編集長が、ベランダの窓で、草原の青空に目を細めた。

 

  広々とした南東の草原には、すでに大型重機が投入されている...〔人間の巣/未来型都市/千年

都市〕の、プロトタイプ/原型・基本型の、整地が始まっていた。

  〔原型/・・・人間の巣〕は、1000~2000人規模〔小都市空間〕だが、“災害対策・避難拠点”とし

て、“1万人規模収容の・・・高機能空間”が、追加になるという話だった。これは、別の方面からの実証・

施設の要請があり、“災害対策・避難拠点”としての実証・運用も、そこでやるということだった。そうなれ

ば、このあたりもだいぶ賑(にぎ)やかになる。

 

「ええ...」津田が、ベランダに背中を向けて言った。「“日本未来の党”は...

  小沢一郎・代表“新党/国民の生活が第一”中核の政党ですから、その意味ではブレるもので

はないでしょう。妙に、女性的な政党になってしまいましたが、引き続き応援して行きたいと思います。

  国会でも、司法においても、マスコミにおいても...“反・小沢/勢力という・・・得体の知れない妖怪”が、

形成されていたようです。思えば、その...“訳の分からない・・・妖怪のような力学が・・・現在の日本の弱

体化を招いた”...ことは間違いないように思います。

  “同様の妖怪”に...テレビ・メディアが...国民の支持とは別の所で...“お笑い文化を・・・推し進

めている姿...があります。また、春秋叙勲(国家又は公共のために、功労のあった者を対象に発令。 菊花章、旭日章、宝冠

章、瑞宝章などの種類があり・・・春と秋に実施)も、国民と乖離(かいり)した所で決定され...人間国宝国民栄誉賞

ども、国民的合意は...概して、おざなりです。

  こうした“妖怪の実態/妖怪の陰謀”が...“日本社会の・・・法治システム・・・文化/慣習法の執行

・・・社会的/信用システムの・・・大崩落”...を引き起こしています。まさに、世界的にも例を見ない

“珍妙な・・・未曾有の・・・国難”...を創出しています...」

「はい...」茜が、うなづいた。

 

「あの時...」津田が、作業テーブルに戻り、自分の椅子に掛けた。「民主党/鳩山代表後継が...

  小沢一郎氏で...小沢・政権が実現していたら...日本はそれなりに、“ドッシリとした・・・国体”

維持していたと思います。ここにも、あの、“反・小沢という・・・得体の知れない妖怪の影”...が見てとれ

ます。まさに、異色の...菅・政権と、野田・政権を創り出したのも...その“妖怪”だったわけですねえ。

  すでに終わったことを、グチるつもりはありませんが...反省すべき所はキッチリと反省し...次の事態

に備えて行くことが大事です。また、責任の所在を明確にし、処罰すべきものは処罰しないと、同質の過ち

が、ズルズルと継続して行くことになります。これは、官僚組織において、特に顕著ですが...」

 

「ともかく...

  政治全般信用を失っている状態です。ここはひとつ、逆転の発想で...小沢一郎氏に、この大混乱

となった日本社会の収集を託す...という選択肢も、あるのではないでしょうか...

   “日本未来の党”は、“女性・子供・少子化対策”などというキャッチフレーズを打ち出していますが...

基本政策は、“反・原発/反・増税/反・TPP”であり...国民的・大多数望んでいる方向にあります。

  やはり第3極として...“日本未来の党”小沢一郎氏豪腕を...大いに活用するべき時ではない

でしょうか。この際...“一度・・・抜刀し・・・切れ味を試してみる!”...というのはいかがでしょうか!」

 

「はい!」茜が言った。「ええ...

  “新党/みどりの風”も...“日本未来の党”に、を置いているわけですし....第3極として、“日

本未来の党”躍進に、期待します!」

「まあ...」北原和也が、腕組みをして言った。「 “新党/みどりの風”も...“日本未来の党”も...

  あまりにも時間が無く...あわただしく...“総選挙”に突入してしまったということですね。これは、

田・首相が、“日本維新の会”などの新党を牽制し...解散を仕掛けたなどとも言われます。ともかく、

憲状態“衆議院・解散”であり...まさに、格闘技のような“総選挙”になってしまいました...」

「そうですね...」茜が言った。

“総選挙・・・首相の解散権”は...」北原が言った。「...本来...

   “国民に丁寧に選択肢のメニューを提示し・・・清き1票の格差を是正し・・・国民の聖断を仰ぐ”...

というのが、本旨(ほんし: 本来の趣旨)のはずです。

  うーむ...民主党や、野田・首相が全て悪いわけではなく...政治を、ここまで捻じ曲げ官僚の姿は、

鏡の背後に引っ込み...マスコミ勢子(せこ: 猟場で騒いで、鳥獣を追い出したり、追い込む人)のように...漫才化

政治(はや)し立てるばかりです...なんとも...困った選挙になりました...」

「でも...」茜が言った。「選挙選挙ですわ...

  非常に大事な、日本の将来を方向づける、“総選挙”になります。私たちは、第3極として、“日本未来

の党”躍進に、期待しましょう!」

「はい!」北原が言った。「そして...この際...

  小沢一郎氏の、一刀流の、切れ味を試してみる...ということですね。菅さん(/菅・首相)“血刀”は、

鈍刀(どんとう: 切れ味の鈍い刀、なまくら)醜態をさらしましたが...小沢さん刀/政治力は、本物だと思いま

す!」

「そうですね!」茜が、コクリとうなづいた。

 

               

 

 

 

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