My Weekly Journal第1編集室時事対談時事対談・20092009・総選挙総選挙−4

      維新・始動!= 2009・総選挙 C             

       新しい町づくり/未来都市/豊かな文化     

                        脱・経済原理の社会/利潤追求・企業は不要!

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  トップページHot SpotMenu最新のアップロード                            編集長 :   津田 真

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          社会形態の姿

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         極楽浄土のインフラ建設 

                 

 

No.1 〔1〕 新田開発/新しい町づくり・・・ 経済原理の企業は不要 2009. 8.22
No.2    < 〔人間の巣〕 ・・・ ハードウェアー/建築工学側面は? 2009. 8.22
No.3

   <〔人間の巣〕・・・ ソフトウェアー/社会工学の動向は?>

2009. 8.22
No.4 〔2〕 路頭に迷う/国民/・・・!  真に/国民/の側に立つ政治を! 2009. 8.24
No.5    無策政治の ・・・ 代償は!> 2009. 8.24
No.6    <カタストロフィー・ポイント/破局点・・・の回避!> 2009. 8.24

 

 

  〔1〕  新田開発/新しい町づくり・・・・・

                  経済原理の企業は不要

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ええ ...」津田が言い、マウスに手を置いた。「これは、前ページからの、支折さんの御指名で

す...

  ハードウエアー/建築工学としての〔人間の巣〕と...ソフトウェアー/社会工学としての〔人

間の巣〕に...分類整理するということですね...

  これらはすでに、《人間の巣の考察》で、縷々(るる)述べていますので、簡単に説明しましょう。

それと、ソフトウェアー/社会工学の方の考察は、上記・ウインドウの、《新・社会形態の姿》

考察を進めています。そちらも、ご覧ください...」         

「はい、」支折が手を組み、頭を下げた。「では、お願いします」

 

人間の巣・・・ ハードウェアー/建築工学側面は?

        

「まず、ハードウエアーとしての...

  〔人間の巣/・・・自給自足・農業社会の整備は...〔未来型都市〕入植する人たちの、

労働力建設・整備します。そしてその後も、入植者たちで改造・保守して行きます。自給自足都

ですから、原則・自前で行います。もちろん、構造材電子機器医療器材などは、自給自足

は難しいわけですが...」

「はい、」支折が言った。

「さて...

  〔人間の巣〕に組み込む未来型・都市システムなどは、土木工事の後、順次付加して行けばい

わけです。したがって、当初の〔人間の巣〕の展開とは、大半土木建築工事です。労働力

する大公共事業で、無駄な費用のかかるものではありません。

  そして、後には...〔未来型都市/千年都市〕と、周囲の〔基盤的・自給自足農業〕が残りま

す...それから、〔人間の巣〕には、多少の1次産業/2次産業生産・加工工場が、計画的

割り当てられるかも知れません...」

「はい...」支折が言った。

「これが、開放系システムとしての、外部との経済交流・資金になるわけですね。先ほども言った

ように、情報機器医療器材など、自給自足が難しいものもありますから、」

「それに...夏の海水浴や、外部への旅行などにも、多少の資金は必要ですわ」

「そうですね...

  ともかく...“しっかりとした設計図・・・”“しっかりとした指導者/組織・・・”“高度な情

報社会=透明な民主主義”のもとで...〔人間の巣〕を建設し...“共同社会のインフラ”とし

て整備して行きます。したがって、全ての作業は、“自らの都市建設活動”ということになります」

「はい!」支折が、嬉しそうにうなづいた。「〔人間の巣〕単位でなら、〔極楽浄土に近い社会〕

が、すぐにも、実現可能だということですね?」

「そうですね...」津田が、口に手を当てた。「そのためには、“透明な情報社会”と、しっかりとし

“慣習法の確立”が、非常に大事になります。ああ...“慣習法”というのは、何度も説明して来

ていますが、不文法の1種ですね。これが、“社会形成のエキス”になります」

 

「ええと...」茜が、手を上げた。「“慣習法”というものを、あらためて説明して置きますわ」

「そうですね...」津田が言った。「簡単にお願いします」

「はい...

  “慣習法”というのは...“勤勉/努力/勇気/立派な成果”...あるいは、“優しさ/真心/

誠意/社会貢献”などを...高く評価し、それを社会の骨格として組み込んで行くことです。“成

文法(文書の形式で示されている法)も、この“慣習法(/不文法)という基盤なしには、スムーズに動きま

せん。

  “慣習法”は、人間の世界でも、動物の世界でもそうでしょうが...“社会形成のエキス”にな

るものです。この“慣習法”を形成するには...“本能的な部分”もありますが...文明社会にお

いては、長い伝統的な時間と、文化的な熟成が必要になります。

  日本文化は、有史以来、千数百年の時間をかけ、これを営々と熟成してきました...それが、

日本民族の誇りでした...また、国宝重要文化財などが数々ありますが、この国の真の宝は、

その文化の中ではぐくまれてきた、日本民族の魂の中にあります...

  ところが、現代・日本社会は...悪フザケの中で...この“至宝(しほう)=慣習法”を叩き潰して

きました。“社会的エキスの輝き”を失った社会が、どうなったかは、ご存知の通りです...新し

い所では、“秋葉原の大量殺傷事件”を振りかえれば、その実態が分かると思います...

  それゆえに...現代・日本は、“歴史上・・・未曾有の大混乱の時代”と言われるわけです。“勤

勉/努力/勇気/優しさ/社会貢献”などを評価せず、“勝ち組”“負け組”を助長し、全てが

済原理にとって代わられました。

  そして、あえて“慣習法”を叩き潰した所に...マスメディアは...日本史上・前例のない大罪

をした犯したことになります...日本文化衰退には、文部省にも政治にも責任がありますが、

マスメディア故意に破壊したことが、非常に大きかったと思います...」

「そうですね...」支折が言った。

戦前は...」茜が言った。「“軍部の暴走”で、第2次世界大戦に突入しましたが...

  戦後60年の今...“マスメディアの暴走”で...“日本文化/日本の慣習法/日本の精神

的屋台骨”が...ズタズタに破壊されました。これは今も、重力崩壊を続けています...」

「はい...」支折が、うなづいた。

公共放送・NHKは、その本来の任務を果たしませんでした...でも、1つ希望があるのは、イン

ターネット時代になり、情報化時代が進展していることです」

「はい...」支折が言った。「それゆえに、“21世紀・維新!” となるということですね、」

「はい!」茜が、唇を引き結んだ。

 

「ええ...」津田が言った。「話を戻しましょう」

「あ、はい...」支折が言った。

〔基盤的・自給自足農業〕の方は...

  建設の時点で、すでに活動状態に入っている方が、回転がいいですね。その旗印のもとに入植

し、都市建設自給自足・農業を進めて行くわけです。それだけ、大きなゆとりと、一体感が生ま

れてきます。

  そこに、“仮設の町”ができるわけです。あらゆる職業の人々が集まって来ます。そして、〔人間

の巣/未来型都市/千年都市〕の完成を待って、そこに移り住みます。それは、半永久的に、

〔そこに住む人々の住処〕です...

  これで...“地球温暖化・対策”も、“海洋酸性化・対策”も、バッチリです。気候変動にも、自然

災害にも、感染症パンデミックにも、しっかり対応できます...これは、どんな健康保険社会保

にもまして、私たちの生涯を保障してくれます...それゆえに、〔極楽浄土〕にもなるのです」

「はい...」支折が、背筋を伸ばした。「余計なことかも知れませんが...大量破壊兵器も、大丈

夫ですね...彗星の衝突でも、大丈夫とか...」

直撃を受けなければ、」津田が言った。「大丈夫でしょう... 

  後は...未来型・都市システムを、時間をかけて整備して行くことになります。〔半・地下都市〕

の中に、街を整備し...病院施設を整備し...屋上の野外公共施設へのエレベーターや...

バイオマスなどの設置もあります...仕事は山ほどありますが、時間をかけて整備します...」

〔農場を含めた人間のエリア〕に...」マチコが言った。「柵を巡らすことも、重要よね...

  その他の大地は、大自然へ還して行くわけだし...人間はさあ、できるだけ、縄張りを小さくす

るべきよね。そして、は、大自然に還して行くべきよ...」

「そうですね...」支折が、マチコに言った。「それから...ええと...

  芸術的な面で言えば...象徴となる展望塔を建てるのもいいですね...河川を引いて来て、

周辺の農場の中に、水辺を整備するの1案です...このようにして、自給自足・農業社会を拡充

して行くことになりますわ...全て、〔人間の巣〕単位で、自治・独立して行くことになります」

「はい...」マチコが、スクリーン・ボードの風景画を見てうなづいた。

「前ページで、」支折が言った。「茜さんが説明してくれましたが...

  “共同社会/ゲマインシャフト”とは...血縁に基づく家族...地域に基づく村落...友愛に

基づく都市...などを指すのですね...

  これと、対になる言葉が...“利益社会/ゲゼルシャフト”です。私たちが提示した、〔標準型

=人間の巣〕は...“利益社会/ゲゼルシャフト”から、“共同社会/ゲマインシャフト”への回帰

になります。これが、つまり、“文明の折り返し”になります...そして、“反・グローバル化”にな

るわけです...」

「うん...」マチコが、うなづいた。

「もちろん、〔人間の巣〕によって、スタイルは自由です...

  また、現在のように、経済原理による流動性ではありませんが...別の〔人間の巣〕へ移動す

ることは...原則・自由です。若者は、〔学生都市〕〔芸術都市〕〔スポーツ都市〕で、羽を

伸ばすのは自由です。

  でも、それも...自給自足原則です...そこでの、自給自足農業には参加する方向ですね。

そして研修を終え、大概は、自分の故郷〔人間の巣〕に、帰って行くことになるのでしょうか、」

「そうですねえ...」津田が言った。「実際には、その生まれ育った〔人間の巣〕に、強いアイデン

ティティーを持つのだと思います。しかし、中には、放浪癖のある人間もいるわけですね...」

「うーん...そうよね...」マチコが言った。「山下清(放浪の画家)のように...」

 

「津田さん...」支折が言った。「農産物や、食料の加工工場は、どのようになるのでしょうか?」

「そこが...」津田が言った。「過渡期の問題として...既存社会との歯車の接点になります」

「はい...」

「まあ、できる限り、自給率を上げて行きます...

  食料品の備蓄・加工も進めて行きます。身の回りの道具調度品も、内部で調達するか、共同

作業場で自ら作製します。食器家具などの類ですね。もちろん、良質なものは、外部から調達

てもいいわけですが、生産性を第1に考える必要はありません。スロー・ライフということです...

  また、〔人間の巣〕は、開放系システムですから、外部からの導入はもちろん可能です。ただし、

条件を付けるなど、内部規定を設けるべきでしょう。そして、余剰生産物は外部に出し、情報機器

/医療機材/工業製品などを導入します...まあ、初期段階としては、こんな状況ですね...」

日本国内の、既存の産業は...どのようになって行くのでしょうか?」

日本国内の...基幹産業/基盤的産業は...もちろん必要です...

  過渡期の風景としては...メガロポリスの中に...〔人間の巣〕が展開して行くことになるの

でしょうか。メガロポリスは、逆に人口減少/過疎化が進み...給自足農業が展開できるように

なります。

  こうした、基幹産業/物資の流通/公益サービスなどは...などの、広域・行政組織

が担当することになります...国家は、防衛外交調整などを担当します...

  基幹産業を受け持つ〔人間の巣〕であっても...原則とする自給自足農業は、展開して欲しい

わけです。それは、観光地でもそうですし、行政中枢都市であってもそうです...

  全ての〔人間の巣〕が、自給自足して行くことが原則になります。そうでなくては、“支配階級”

が育って行くことになります。そのは、くり返さないということですね。“勝ち組”が発生し、身分

差別が生まれるなどは、いいことは何もありません。

  “勤勉”“努力”は、“慣習法”によって社会的に評価しますが、身分差別は認めません。高度

情報化社会の中で、“透明な=新・民主主義”が施行されます...こうした意味では、“プライバ

シーの幅”は狭まりますが...正しい情報なら...納得されるものと思います...」

「はい...」支折が、髪に手を当てた。「そうですね...

  で...そうした基幹産業/広域行政組織/国家組織には...それぞれの〔人間の巣〕が、

員を派遣するというわけですね...?」

「そうです...

  〔人間の巣〕を維持するには、様々な知識の導入が必要です。また、テクノクラート(高度の科学

知識や専門的技術を持つ・・・技術行政官)も必要です。したがって、そうした所に派遣し、鍛えることになりま

す。医師技術者も同様ですね...自前で育成し、配置して行くことになります...」

「はい...

  そうした自立に失敗している所には...広域行政組織/国家組織などが、自立支援をして行

くことになるわけですね?」

「そうです...

  いずれにしても...〔標準的=人間の巣〕では...経済原理からくるダイナミズムや、競争原

というものは、できるだけ排除したいわけです。大量生産・大量廃棄などは論外です...

  企画は必要ですが...現在のような、“利潤追求型・企業”は必要としないということです。

給自足農業も、極端に生産性を高める必要はなく、あえて労働集約型・農業を考えています。つ

まり、機械の導入ではなく、人力中心です。この方が、自然界/生態系の姿に近いわけですね」

「うーん...」支折が言った。「それでも...

  十分すぎるくらい...〔人間の巣〕豊かで...ラクに暮らして行けるということですね。自分

の好きな事をして...」

「そうです...

  そのゆとりが、人を優しくし...豊かな文化を育んで行くでしょう。また、そのぐらいの労働と、

共同作業をしなくては、社会的結束は保てないと思います。労働の苦労があるから、祭りは楽し

いものになるのです...社会を楽しく...時には悲しく...演出して行くことになります...」

「はい...そうした全てを、演出して行くことも、大事な仕事になるわけですね、」

「そうですねえ...」

 

人間の巣 ・・・ ソフトウェアー/社会工学動向は?

      wpe4F.jpg (12230 バイト)   

「次に...」津田が言った。「ソフトウェアー/社会工学の動向ですね...

  私たちは...“透明な情報化社会 = 新・民主主義/・・・共同社会”...の建設を目指し

て行くことになります。〔人間の巣〕という小単位でこそ、〔極楽浄土/パラダイス〕実現が可

であることは、《極楽浄土のインフラ建設》で考察しています」   ・・・・・詳しくは、こちらへどうぞ                        

「はい...」支折が、うなづいた。「これは、ともかく...やってみるほかは、ありませんね、」

「そうですねえ...

  くり返しますが...私たちの提唱する、【日本版/ニューディール政策/新・日本列島改造】

は...こうした〔人間の巣〕を、全国展開するための大公共事業です。

  全国各地において、膨大な労働力を吸収し...社会をも大変革して行くことになります。現政

の言うような、単なる景気回復ではありません。“維新・始動!” へ持って行くということです」

「うーん...」マチコが言った。「そうすれば...“日本中に活力”が生まれて来るわけね?」

「そうです...」津田が、うなづいた。「全国で...〔未来都市の建設/・・・新田開発=自給自

足農業の基盤整備〕が始まるということです...

  人が集まれば、食糧の提供医療の提供をはじめ、仮設の町が出現します。そしてそれらは、

最終的に、〔人間の巣〕に移行することになります...そして、そこで、超安定型自給自足/

農業社会として定着します。それから、次に、〔極楽浄土〕を目指して行くということになります」

「はい...」支折が言った。「〔極楽浄土〕は...

  〔浄土の器〕があり...皆がその気になれば...そこが〔理想郷〕なのなのですわ...後は、

“悟り/覚醒”の問題になります...でも、〔浄土〕は、その“器”そのものが“浄化して行く力”

持ちます...私たちにとっては、“未体験ゾーン”になるのでしょうか...」

「なるほど...」

「この辺りのことは...」支折が言った。「私には、まだよく分かりません...」

「はい...」津田が言った。「ええ...

  くり返しますが... 支配階級のない...共同社会/・・・自給自足型・農場社会ですから...

非常にラクに暮らして行ける社会です。衣・食・住〔人間の巣〕が保証します。子供〔人間の

巣〕アイデンティティーを持ち、〔人間の巣〕生涯を保障します。

  子供には、親の手はあまりかからないことになります。また一方、“みんなの子供”という感覚

が、生まれるでしょうか...これも、実際にソフトウェアーを動かしてみなければ分かりません。ま

た、バグ(虫/コンピュータープログラムの誤り)も発見できないのだと思います...

  ええ...ともかく、それに加え...“万能型・防護力”で、強力に防御されます。こうした、ゆとり

のある社会では...文化大きく花開いて行くのは、歴史の示す所です...」


            

工事には...」支折が言った。「どのぐらいの期間がかかるのでしょうか?」

「うーむ...」津田が、モニターから顔を上げた。「ソフトウェアー/社会工学よりも、やはりハード

ウェアー/建築工学の方に、話が戻ってしまいますねえ。

  まあ、まだ、〔人間の巣/未来型都市〕がで実体化していないから、仕方のないことかも知れ

ません」

「すみません...」支折が、口に手を当てた。「実際に、そういうことですわ」

「まあ...私は...建築の専門家でも、風水の専門家でもないわけですが...

  場所の選定...ボーリング調査...基礎工事などは別にして...都市建設が始まってしまえ

ば、それほどの期間はかからないと思います。

  これまでに、高速道路空港港湾...そして高層ビルなどを建設してきた実績があります。

技術的面での心配はありません。工事が始まれば、都市のハコモノは、2年もあればできるでしょ

うか。

  もちろん、規模の大小にもよります...ともかく、初期建設以降は、この方面のイノベーション

(技術革新)も進むでしょう。都市システムの面でも、材料工学の面でも、イノベーションが急速に進

展すると思います。

  しかし、一方...非常に質素な風景も、生態系によく調和しますねえ...いずれにしろ、労働

集約型・農業を推進するぐらいですから...便利・楽チン・早い...というのは、本来、必要のな

いものです。コンパクト高機能空間は、すでに十分に、その要求を満たしているのです...」

「でも...」支折が、モニターに目を落とした。「太陽光の、地下都市への導入は不可欠ですし、

クリーン・エネルギー・システムや、バイオマス・システムも...なくてはならないものですね。こう

したものは、最初から組み込んでおかなくていいのでしょうか?」

「もちろん、必要です...しかし、全部でなくてもいいわけです...

  また、そうした基盤システムは、技術者の養成も含めて、〔人間の巣〕として整備して行くこと

になります。ともかく、〔人間の巣〕全国展開は、【新・日本列島改造】になります。膨大な事業

になります。そうした意味で、費用もかかりますが、現在の日本なら、その力はあるでしょう...」

「うん...」マチコが、うなづいた。「国家予算はさあ...ここに使うべきよね!」

治山・治水も...」津田が、スクリーン・ボードの予想・風景画を見た。「本来の...大自然の姿

に還して行きます...したがって、その方面の整備費用は不要です...

  また、既存都市整備の費用は、激減して行くわことになります...水道電気・ガス交通機

関の整備は、ほとんどなくなります。高速道路も、改めて作る必要はありません。それから、消防

警察も、〔人間の巣・サイズ〕まで縮小して行くことになります...

  あと...“若者に支持されない・・・年金”も...〔人間の巣〕では、そもそも必要のないものに

なります。衣・食・住がしっかりと提供され、社会システムがしっかりとしていれば、金銭での保証

は必要はありません」

「はい、」

「ええ...

  こうした社会では...そもそも泥棒強盗詐欺のような犯罪は、皆無になります。コンパクト

高機能...穏やかな農業社会になりますから...福祉・教育・文化などは、経済原理ではなく、

社会活動の中で...心豊かに一体的推進されて行くことになります...

  それから...こうした社会状況においてなら、現在導入されつつある【裁判員制度】も、あって

もいいのかも知れません」

「はい...」支折が言った。「そうですね...

  居住スペース病院があり...しっかりしたコミュニティーと、ゆったりとした自給自足・農業

展開していれば...年金介護保険なども必要なくなりますね。こうしたものは、本来、企業/経

済原理で考えるものではなく、“慣習法”のもとで、共同社会として管理して行くべきものですね、」

「そう思います...」

保育園/幼稚園の話もそうですわ...

  教育全般の話もそうです...こうしたことは、お金を配分するのではなく、“心豊かな存在の器

/共同社会の器”として、整備して行くべきものですわ...

  ええと...“共同社会”は、最小のものは“家族”になりますね...こうした共同社会を、“高度・

情報化社会”の中で...“透明な情報化社会=新・民主主義社会”...として、確立して行くと

いうことが、非常に重要なテーマになって行きますね、」

「うーん...」マチコが、うなった。「でもさあ...どうして今まで、そうしなかったのかしら...それ

が、不思議よね...?」

「そうですね...」茜が、頬に自嘲的な笑みを浮かべた。「本当に...何故でしょうか...

  それから...これは別の話になりますが...〔人間の巣/千年都市〕のような...“半地下

の建造物”は...居住スペースとしても、城塞(じょうさい)/要塞(ようさい)としても、非常に有効なも

のです。

  でも...世界史の中には、現れてきませんわ。北国などでは、厚い土をかぶせてあるから、

は暖かく敵への備えも十分ですのに、こうしたものは発達しませんでした」

北海道アイヌ民族などでも...」マチコが言った。「無かったのかしら...?」

「ええ...」茜が、頭をかげた。

アメリカ/中西部竜巻地帯なんかはさあ...〔半・地下都市〕にするべきよね...こうした

ものは、発達しなかったのかしら...?」

「特に...」茜が言った。「そういう話は、聞いていませんわ...

  マジノ線(独仏国境に作られたフランスの要塞線)や、ジークフリート線(マジノ線に対抗して作られた、ナチス・ドイツの要

塞線)でも、こうしたものではないですね...」

「そういう発想が、無かったのでしょうな...」大川が言った。「ただ...歴史的に全くないかと言

えば、そうでもありません...

  古代の墳墓があります。玄室(棺を納める部屋)などは立派なものです。しかしこれには、莫大な富

がつぎ込まれています。そういう意味では、〔人間の巣〕とは目的の違うものでしょう...始皇帝

や、ピラミッドもその類ですが...」

「はい...」茜が言った。「戦国時代には、城塞は作っても...〔人間の巣〕のようなものは、あり

ませんでしたわ...

  仮に、どこかで、小規模なものがあったとしても、一般に普及はしませんでした...何故なので

しょうか...ピラミッドでも、明り取りの窓はありますから、その点は問題ないと思うのですが...」

「うーむ...」大川が、口に手を当てた。「確かに...

  東西冷戦下核戦略時代にも...核シェルターの建設や、小型核シェルター一般への販売

もありましたが...こうしたものが普及することはなかったですねえ...何故でしょうか...」

「はい、」

「そして...核弾頭無用の長物になった今...《当・ホームページ》で、考察を開始したわけ

ですねえ...

  それも、“地球温暖化・対策”という、別の目的で考察を始めました...まあ、間の抜けた話

すが...これが、“文明の折り返し/反グローバル化”の、パラダイムとして使えることを発見

したわけですな...」

「うーん...」マチコが言った。「ヤレヤレよね...」

「でも...」茜が言った。「考えてみれば...

  小動物たちの大半は、“土壌の中を住処”にしているのですわ...〔人間の巣/未来型都市

/千年都市〕は...当然といえば、ひどく当然のものではないかしら...」

「はは...その通りですなあ...」大川が笑った。

「だから我々は...」津田が言った。「〔人間の巣〕を展開することに...躊躇(ちゅうちょ)する必要

はないということです...

  自然界の、生態系の風景を受け入れればいいのです...この公共事業は、そもそも、失敗す

る類のものではないのですから、」

「そうですね...」支折が、ゆっくりとうなづいた。

 

  〔2〕  路頭に迷う 国 民 ・・・  

        真に 国 民 の側に立つ政治を・・・

              

「さあ...」津田が、スクリーン・ボードの方に目をやった。「職業安定所に行っても、もう仕事

無いようですねえ...

 (ちまた)には、どんどん失業者が溢(あふ)れてきます。そして、住処(すみか)を維持できない人々

は、路上に溢れることになります。公共の場/道路・公園しか、我が身置き場所が無くなって来

ています。こんな社会に、誰がしたのでしょうか。

  国家の最高意思決定機関/立法府責任は、これまでになく重大になって来ました。ともかく、

“30〜50年後の社会の器=将来展望の青写真”を、国民の前に提示して欲しいということで

す。“地球温暖化/気候変動の状況下”では、それがなくては、政治の話は1歩も進みませんね」

「はい...」茜が、胸にコブシを当てた。

「かつては、特攻隊までくり出し...

  “命”をかけて死守した日本の国土は、誰のものなのでしょうか。現在の日本は、非常に脆弱な、

おかしな社会/おかしな国家になってしまいまいた。

  “主権者/国民”...“官僚国家/財界天下のもとで・・・家畜も同然の姿”になり...

き使われ切り捨てられています...“冗談ではない”...ということですねえ、」

「はい...」茜が言った。「ええと...

  それに比べ...私たちの提唱する〔標準的=人間の巣〕は...支配階級のない、自給自足・

農業社会です。収穫はみんなのものです。飢饉に備えて備蓄し、みんなで病気に備え、スポーツ

芸術で競い、自分で、家具調度類も作ります。

  物質的には質素ですが...かつて確実に存在した、昔懐かしい私たちの原風景の社会と重な

ります。あ、それに、“万能型・防護力”〔未来型都市〕と、“文明の第3ステージ/意識・情報革

命”パラダイム・シフトが加わりますわ...これは、時代の流れです...」

現在...」津田が言った。「各政党が、“政策メニュー”を並べて競っていますが、私たちはそれ

を、否定するつもりはありません。ただ、それを自分たちの〔人間の巣〕で、実現して欲しいという

ことですね...」

「はい...」茜が言った。「ええ...

  〔人間の巣のパラダイム〕では...政策/社会スタイルを、争う必要はありません。それぞれ

に、〔理想郷/極楽浄土〕を実現できるということです。さあ、“20〜100年後”を遠望し、〔世界

市民〕は、どんな世界を選択することになるのでしょうか。私たちは、その返答も、迫られている

のです

「そうですね...」津田が、うなづいた。

             

「うーむ...」大川が、眼鏡を手に持ちながら言った。“日本丸 = 1億2000万人を乗せた船

の舵”を...日本の政治は、“航路図/・・・将来展望の青写真”も無いまま...それぞれが、

“オレに任せろ!” と息巻いていますなあ...

  一方...国民としては、非常に不安なわけです。さあ、どうしたらいいのでしょうか...官僚

官僚ですが、政治も国民から乖離しています。そして、まさに、“2009/総選挙”終盤という状

況ですなあ...」

国民は...」青木が、ため息まじりに言った。「せめて、“航路図・・・青写真を示せ!”と、言っ

ているわけです。しかし、何故か、政党/政治家/候補者ソッポを向いています。弱りました。

  “集中豪雨による・・・各地の土砂災害/地震による・・・東名高速の崩落”...にも目をつ

むり、子供アメ玉を配るのを競っています。まあ、こんな茶番劇は、いずれコケるわけですが、」

「うーむ...」大川が、両手で眼鏡をかけた。「それにしても、困ったものですなあ...

  “人口爆発=人口・過飽和”世界状況下で...食料自給率41%の日本が、“少子化対策

=人口増加政策”を取っているわけですねえ...これは、戦略的な失態でしょう...“呆れるほ

どの・・・政治・行政の無能ぶり” をさらけ出しています。

  そして、壊れたレコードのような議論をくり返していますねえ。国民は、完全に無視されています

なあ...はは...どうしたものでしょうか、」

「いや...」青木が、髪を撫で上げ、眼鏡の真中を押した。「本当に、弱りました...

  私は、もう少し、政治現実を直視するだろうと予想していました。ところが、この終盤まで...

“社会インフラの再構築!”や、“地球温暖化”の話は...まるで聞こえて来ませんでしたねえ。

  これでは、“国民と対峙する・・・総選挙にはならないだろう”と思ったのですが...何故か、

多大な犠牲を払って...“国民との乖離”を、強硬に押し通しています。

  私としては...これはこれで...恐ろしいものを感じますねえ。この国は、どうなってしまうので

しょうか、」

「はは...」大川が、笑った。「しかし...腐っても鯛...日本の国は、まだ豊かなのでしょう」

「弱りました...」青木が、渋い顔で首を振った。「政治が、幼稚化してしまいました...」

「まあ...豊かさも...この辺りが限度でしょうねえ...」

「いったい、何を考えているのか...この政治状況は、与野党のコラボレーション(共同制作)による

ものです...そして、マスコミも無関係ではありません...」

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「うーん...」マチコガ言った。「社会上流域/・・・司法・立法・行政・マスメディアの...“漫才定

(/ボケとツッコミのエネルギー)がさあ...中流域/・・・企業社会や...下流域/・・・庶民生活の領

域に感染拡大して.、日本中がすさまじく漫才化しているのじゃないかしら...

  これはもう、“お笑い”じゃないと思うのよね...“笑い茸(わらいたけ/毒キノコ)を食べて、苦しんで

いる症状じゃないかしら...?」

「うーん...“笑い茸”ね...」支折が、感心するように言った。

「私は...

   《永田町(/国会議事堂のある政治の中心)・妖怪憑依説》を、編集中だけど...事態はどんどん悪化

しているわよね。奈良時代“国分寺配置の結界”や...江戸時代“天海僧正の結界”が破

れてさあ...百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)跋扈(ばっこ)している感じもするのよね...

  こっちの方の仕事は、忙しくてあまり進んでいないんだけど...後は、ゲゲゲの鬼太郎さんか、

安倍晴明(あべのせいめい/平安時代中期の陰陽家。式神をよく使ったと言われる・・・)に出てきてもらうしか、ないの

じゃないかしら...」                           .....<関連データは、こちらへどうぞ>   

「うーむ...」津田が、笑いながらマチコに頭を下げた。「今後の...マチコさんの研究成果には、

大いに期待しています...いや、冗談ではなく、本当です、」

「そうかしら...」マチコが、津田を眺めた。

「うーん...」支折が言った。「原因が分からないとなれば...マチコの言うように、あらゆる可能

があるわけです...時代はすでに、“意識・情報革命”ステージに入っていますわ...

  つまり...私が言いたいのは...“物の領域”“心の領域”の、統合が動き出しているという

ことです。“過不足のないリアリティー”/【人間原理空間・ストーリイ】の中で...こうした“ストー

リイの断片”が...どういう位置/座標に納まるかは...大いに興味のある所です」

「そうですね...」茜も、口元をほころばせた。「マチコさんの感性に...期待していますわ」

「うん、」マチコが、口に手を当ててうなづいた。「でもさあ...本当に、不思議なことになっている

わよね」

「うーん...」支折が、頭をかしげた。「本当に...可笑しなことになっているわねえ」

 

無策政治の ・・・ 代償は!

                      

「さて...」津田が、笑いをおさめた。「話を戻しましょう...

  現在...“2009/衆議院・選挙=総選挙”の...終盤戦という状況です。“大量の失業者”

が、各地さざ波のように湧き上がっています。政治のやる仕事は、本当に子供手当などのバラ

マキ予算と、アテてにできない景気対策だけでいいのでしょうか...

  他に抜本的対策は無いのでしょうか...国民は、無策政治の犠牲となり、これから何万人

死んで行くことになるのでしょうか。それとも犠牲者は、桁が違うほど高まって行くのでしょうか、」

「うーん...」支折が、肘を抱いた。「どうでしょうか...

  目には見えない、つまり統計上表面化しない、非常に大きな犠牲が出ると思います。それに、

新型インフルエンザなどの感染症しだいでは、2つ3つも違ってくる可能性もありますわ。

  “強毒型・・・【H5N1型】/鳥インフルエンザ・ウイルス”の、ヒト型への変異/ヒトの新型インフ

ルエンザへの移行も、もう何時あってもおかしくない状況と言われます。これは、現在蔓延し始め

新型インフルエンザに比べ、強烈な打撃になると言われています」

「そうですな...」大川が、マチコが切り替えた、スクリーン・ボードを見上げた。「死亡率が50%

を超えているようですねえ...現代医療を駆使した上での、この数字のようですな。実際、パンデ

ミック/世界的大流行になった場合は、恐ろしいことになります。

  これは、ICBM(大陸間弾道ミサイル/戦略核ミサイル)以上の破壊力を持ちます。パンデミックになれば、

億単位の犠牲者も、十分に考えられますな...

  いや...脅すつもりはありません。タミフルリレンザという抗・インフルエンザ薬もありますし、

開発中の新薬も続々と投入されてきます。しかし、こんなことをしていて、様々な感染症圧力に対

し、今後も、100%、耐えられるのかということです。

  まさに...《危機管理センター》の、里中響子・女史の警告する通りですなあ...こういう時こ

そ、〔人間の巣〕“万能型・防護力”が欲しいですね。そして、根本的・解決策は、“文明の折り

返し/反・グローバル化”です...私たちは、はたして、間に合うのでしょうか...?」

「うーん...」支折が、目でたっぷりと微笑してみせた。「間に合うかも知れませんわ、大川さん、」

「ホウ...?」大川が、両ひざに手を置き、支折の微笑を受け止めた。

 

カタストロフィー・ポイント/破局点 ・・・の回避!

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「この...」支折が言った。「【H5N1型】/鳥インフルエンザ・ウイルス”が...響子さんの言うよ

うに...“地球生命圏のホメオスタシス/恒常性/治癒力・・・として発動し・・・人類分明に対峙し

て来るものなら・・・”...という条件付きですが...

  この場合は、〔人間の巣〕の展開は、ギリギリで間に合うはずです...そして、その可能性が、

思っているよりも、高いかのもしれません。もちろん、〔人間の巣〕が展開して行くという状況下で、

“ストーリイの変動指数”が低下するということです...」

「ふーむ...」大川が、ポケットに手を入れた。「何故...?」

「その方が...【人間原理空間・ストーリイ】の...整合性がとれるからですわ...

  “過不足のない・・・リアリティー世界の整合性”は...塾長が、“ポスト量子力学・・・物の領域

と心の領域の統合後”予想している...新しい力学の可能性です。まだ、カオスの状態だと

おっしゃってましたけど...そうした上位システム力学的予感です...予感の波ですね...」

「はは...最後は予感ですか...?」

直感/・・・直接的知識の獲得は...認識最後の拠り所ですわ」

「ふーむ...“ストーリイの・・・整合性”ですか...そんなものが、力学になるのですか?」

「もちろん...」支折が、指を立てた。「これは、時間と空間の関係式ではないようですね」

[あの...」マチコが言った。「私が今やっている...《量子もつれと・・・ベルの定理》...では

さあ...“量子もつれ・デバイス”というのが開発されていて...それは、“非・局所性”だというわ

よね。因果律/ストーリイ性が崩れているとか...そういう話なのかしら...」

「そうですね...

  ストーリイ性の発現/・・・1人称的・認識形式の爆発...そうしたものが、エキゾチック(異国的な、

異国情緒のある)量子力学的世界と、親和性を示してきているようですね...

  それと、もう1つ...私は、“上位システム/超越的領域”において...最後の審判で...今

回の“ホモサピエンスへの神罰”回避され...“もうしばらく様子を見よう”...ということになる

のを期待しています。

  今...〔人間の巣のパラダイム〕は...そうした意味で...非常に微妙な座標/位置にある

のかも知れません...地球環境が、カタストロフィー・ポイント(破局点)付近で、バタフライ型(蝶型)

モデル復元していく、主要因子になるのかもしれません...」

「なるほど...シミュレーションをやったわけですか?」

「はい...私たちなりにやってみました...茜さんと、厨川アンと一緒に...」

「ふーむ...私などには、考えの及ばない方向の話ですなあ...」

「ともかく...」茜が、指を立てた。「〔人間の巣〕展開の方向へ...人類文明シフトして行け

ば...生態系ホメオスタシス/恒常性/治癒力による...人類文明弾圧・淘汰の方向性

は...回避されるかも知れないということです...放っておけば、いずれそうなるわけですから」

「その方向の、ベクトルが発現すれば、ですか...」大川が、ポカンと口をあけた。

「そうですわ...」支折が言った。「いいかしら...

  もし、ガイア・フィールド/形態形成場のようなものが...発動しているとしたら...何も起こら

ないと考えるのは...むしろ安易な考えではないかしら...

  ホモサピエンスの文明もまた...ガイア・フィールドの中に...1つの動因として発現して来た

ものなら...それを見守る必要があります。でも、それが大きな害悪をもたらすとしたら、治癒力

による排除も、やむを得ないと思います。

  人体が、免疫システムによって、ガン細胞を排除するようなものですわ...」

「なるほど、」

「ともかく...」支折が言った。「〔人間の巣〕は...“地球温暖化”“文明の折り返し”の中で、

現在、微妙な座標/位置にあることは確かです。私たちは、これが良い方向へ動くことを、祈って

います」

「そうですね...」津田が言った。「しかし、ここは選挙ですから、私たちの意思で決定したいもの

ですねえ」

「はい...」支折が、口をすぼめて、うなずいた。

 

          

「ええ...」青木が、そっと眼鏡を押した。「我々国民にとって、今が最大の好機

す。政党/政治家/候補者に、くり返し質問して欲しいと思います。30年後の未来

は、本当に、どうなるのかということです...

 

          〔未来型都市/千年都市〕 の展開に・・・

          “賛成か?” ・・・ “反対か?”

       “他に 〔将来展望=青写真〕 はあるのか?”

 

  ...ということです。将来展望の用意がなくては、代議員になる資格は無いという

ことです。

  ええ、次はいよいよ、“2009/総選挙”に、どう取り組むか、“決断”します。どう

ぞ、ご期待ください!」

                                 

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       〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕


   “2009/総選挙” ・・・ どう取り組むか、決断!

         
 

 

 

  

 

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