My Weekly Journal/第1編集室/時事対談/時事対談・2009/2009・総選挙/総選挙−5 |
維新・始動!= 2009・総選挙 D |
トップページ/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 編集長 : 津田 真 |
No.1 | 〔1〕 日本の政治は何処へ・・・・・ | 2009. 8.26 |
No.2 | <政治的動向とは別に・・・社会運動として展開!> | 2009. 8.26 |
No.3 | 〔2〕 選挙戦・・・終盤戦の分析! | 2009. 8.26 |
No.4 | 〔3〕 決断/投票!・・・・・“維新・始動!” | 2009. 8.26 |
「ええ、政治・部長の青木昌一です... いよいよ、決断の時が来ました。日本の政治は...“与野党ともに国民から乖離(かいり)”した まま...卓袱台(ちゃぶだい/4脚の低い食事用テーブル)に“各党のメニュー”を並べています。 どれも、簡 単な手料理の、“庶民好みのメニュー”を競っています... 国民は食えなくなっていますから...すぐに手を伸ばしたいのですが...しかし、“2009/ 総選挙=メニュー”は、1年もかけた予約で、“卓袱台・定食”を望んでいたわけではないのです。 国民は、“目先の一膳の定食”よりも...“将来的な・・・衣食住の骨格となるビジョン”を示 して欲しかったわけです。眼前で、まさに、“土砂災害で町が流されて行く”、という現実がある わけです。それを、子供にアメ玉をやることで、強引にごまかしていますねえ。こんなことが、本当 に通用するのでしょうか...
まあ、そういうわけで...“国民は・・・卓袱台をひっくり返えすべきか思案”...している状況 でしょうか。それにしても...腹もすいているし、後のこともあるし...ここが“思案のしどころ”で す...シェークスピアの、戯曲のクライマックスです... 『ハムレット』の名セリフ...“to be or not to be ”(生きるべきか、死ぬべきか)です。しかし、日本 国民はおとなしいですから、とりあえず...“卓袱台は蹴飛ばす”...ということでしょうか。 選挙は、民主党が圧勝する勢いのようですが...この後の“維新・始動!” が大問題となり ます...」
<政治的動向とは別に・・・
社会運動として展開!> 青木が、リモコンで、スクリーン・ボードの画像を切り替えた。支折の描いた細密線画で、上に 水彩したものだ。〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕の風景が、淡い緑の中に描かれてい る。何枚もの風景画が、切り替えて表示された。次に、細部や内部のスケッチも写されて行く... 「ええ...」青木が言った。「これが... 私たちの提唱している...“国家の将来展望・・・青写真”ですね...〔人間の巣/未来型 都市/千年都市〕の光景です...
〔人間の巣〕と、今回の“2009/総選挙”に関して言いますと...〔人間の巣〕は、政治的 動向とは別に...国民自身の手で、簡単に建造・維持できるということです。そうした、“孤立型 /開放系システム”の側面を持つということです。つまり、政治が動かなければ、自分たちでやる ということですね。 具体的に言いましょう...例えば...2000〜3000人の有志が集まり...人の住まなくなっ た過疎地に集合します。そこで、その一帯の土地を買い取ります。持ち主の分からない土地は、 事後処理するとして、適度の土地を占有します。 過疎地ですから、大した金額にはならないでしょう。占拠してもいいのですが、波風が立ちます ので、一応、買い取るという形です。しかし本来は、日本人として、過疎地を占拠する権利がある と考えています。 さて、そこで...これまで何度も説明してきたように...自給自足農業を展開し...地方自治 体ともリンクし...“新しい自立した町”を立ち上げます。 できるだけ、食料品、調度品、エネルギーの自給率を高めていくわけです。そして、場所を選定 し、〔未来型都市/千年都市〕を建造する、下準備を開始します。最初は、しっかりとした組織と リーダーが必要です。 また、これには国民的な支持と、ハードウェアーの構築/ソフトウェアーの構築に、強力なバッ クアップが必要になります...“2009/総選挙”後に...早々に、こうした社会運動が動き出 すべきだと考えています...そして、労働力を吸収していきます...」
「ええ...」青木が、眼鏡に手を当て、スクリーン・ボードを眺めた。「そうですねえ... くり返しますが...“2009/総選挙”で、政治が〔人間の巣〕の方向へ動かない場合...私 たちは、政治活動ではなく、社会運動として、こうした方向性を打ち出していくつもりです。〔人間 の巣〕は、政治が動かないのであれば、“国民が・・・動くシステム”だということです。 〔人間の巣〕は...政治や経済との連動がなくても...“細胞”のように孤立して、新陳代謝し て行けるのです。つまり、そうした意味で...“完璧に近い・・・孤立型/開放系システム”...だ ということですね。これは、生物体と同じなのです。 世界中どこでも可能な、生態系と強調する、〔未来型都市/千年都市〕なのです。これは、政 治と対立するというものではなく...“私たちの覚悟/実行力”を述べたわけです。政治が動くの であれば、それが一番いいわけですね...」
〔2〕 選挙戦・・・ 終盤戦の分析!
「ええ...」青木が、津田に笑いかけた。「編集長... 民主党が、圧勝のようですねえ...台風のようなこの強風は、このまま吹き抜けてしまうので しょうか?」 「うーむ...」津田が、脚を組み上げた。「そうですねえ... 民主党の政策は...いろいろ聞いてみると...やはり、財源という大きな不安材料があるよう です。“我田引水(がでんいんすい)”ではありませんが、“私たちの青写真=未来型都市/千年都 市・構想”が、一番よく見えますねえ...はは...」 「はは...」青木も笑った。「その意味では、各党の政策メニューは似たり寄ったりですか...」 「ともかく... この台風/強風は...自民党・長期政権による社会的大混乱を...政権交替で、何とかして 欲しいということでしょう。すでに、話題は、政権交代後に移っている観もあるようです。厚生労働 省のデタラメぶりを見ていれば...当然の反応でしょうねえ、」 「国土交通省や農水省、文部省も...国民の目から見れば、ひどいものですね...文化もメチャ メチャになってしまいました。しかし、民主党は、真にこの未曾有の国難を、乗り切っていけるのか ですねえ...」 「ふーむ...」 「何とか政権交代して...」青木が言った。「政治・行政に...新しい風を吹き込んで欲しいとい うのが、国民の選択のようです...厚生労働省に批判が集中しているようですが、官僚組織の 刷新はできるのでしょうか?」 「民主党は、ここに、力点を置いています... ま...これも私たちが提唱していることですが...日本の行政組織を一新するには、“国家・ 地方行政組織のリセット/基本ソフト(OS/operating system)をバージョン・アップ”...すること でしょう。これが、単純明快で、最も効果的な方法だと思います。 ぜひ、これも、組み込んで欲しいですねね。そうすることで、民間との垣根をなくし、人材交流を 活発にし、活力を循環させます。そうすれば、特権意識もなくなり、終身雇用制も解消して行くで しょう...」 「自治労に配慮ではなく...」青木が言った。「真に...主権者/国民の側に立つ改革をしなけ れば、すぐに矛盾が噴出するということですね。それでは、“維新・始動!” にはなりません」 「そうです...」津田が、脚を下ろした。「現在の日本は、そんな悠長なことをやっていられる状態 ではないでしょう... 場合によっては、次の選挙は、非常に近いのかも知れません。それは、おそらく、民主党の力 量にかかってくるでしょう。改革されていくという実感がなければ、その反動はすさまじいものにな ります」
「なんにしても...」青木が言った。「“国家の将来展望・・・青写真”が、欠如した選挙だったと いうことですね。民主党への台風並みの追い風も...国民の目は、非常に冷めているということ でしょう...選挙後が問題だと、待ち構えている状況でしょうか、」 「その通りです... 民主党が圧勝すれば、歴史的な政権交代となります。しかし、真の意味では、無駄な選挙/ 空虚な選挙だった、ということにもなります...そこで、政権交代後が問題だということです。 その、“約束の下で・・・民主党に追い風の台風を送る”...というのが、国民の気持ちではな いでしょうか」 「ええと...」青木が言った。「茜さん...ひとことお願いします」 「そうですね...」茜が、顎に指をあてた。「私は、以前から... “女性弁護士の先輩/・・・福島瑞穂/社会民主党・代表”を、応援してきました。今も、そ の気持ちは変わりません...政策的にも、当ホームページの“絶対平和主義=日本独自の国 際平和戦略”と、最も近いものです... 私たちは、この“絶対平和主義”は、〔人間の巣〕の世界展開によって、実現されると考えてい ます。現在行われている“戦争ゴッコ”を終息させるためにも...“万能型・防護力”を、早急に世 界展開させるべきです。また、“地球温暖化/気候変動”の根本的対策としても、急ぐべきです」 「はい... 編集長...我々は、政治的判断によって...これまでずっと、民主党を応援してきたわけです が、ひと言お願いします」 「ふーむ...」津田が、長い溜息をついた。「そうですねえ... ボス(岡田)は、民主党の党員です。私たちも、ずっと民主党を応援してきました。民主党の圧勝 は、非常に嬉しいわけですね。ぜひ、圧勝し、日本を洗濯して欲しいと思います。中途半端なこと ではなく、野党連合には圧勝して欲しいですね。それで、ダイナミックに変わって行くでしょう...」
〔3〕 決断/投票!・・・・・“維新・始動!”
「さて...」青木が言った。「決断ですが...やはり、民主党ということでいいでしょうか?」 「そうです...」津田が言った。「ともかく... “慣習法=有史以来の伝統的価値観”を破壊し、日本社会を未曾有の大混乱に陥れたという ことで、自民党は下野するべきでしょう。この歴史的犯罪の、責任を取ってもらうということです。 悪事をして、それを放置して置けば、社会の骨格がガン化/壊死して行くわけです。だからこ そ、犯罪には、厳しい処罰というものがあるわけです。 ともかく...政権交代以後は...私たち国民が、しっかりと見て行くということです。どの政党 も、“国家の将来展望・・・青写真”を示していないのですから、どうしようもありません。したがっ て、そういうことになりますね。 私たちとしては...民主党に、是非とも、〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕を実現して もらうという方向です。来年は、参議院選挙もありますし、いずれにしても、“維新・始動!” とい うことになるでしょう」 「そうですねえ...」 「それから、先ほど青木さんが言ったように... 政治がもたついているようなら、国民運動として、〔人間の巣〕を直接展開していく運びです。ま ず、モデルケースを動かし、国民的にバックアップしていくということですね。そして、〔人間の巣 /未来型都市〕を作ってみるということです。 その頃には...さすがに政治も動き出すだろうということです...こんな所が、私たちの判断 ですね」 「まず民主党に、圧勝してもらうということですね。300議席を超えていいわけですね。おそらく、 激動の事態になると思いますが...やらせてみるということですか...?」 「そうです!」 「茜さんも、最後に、ひと言...」 「はい...」茜が、うなづいた。「私は、バランスをとるためにも...社会民主党の議席が、もっと あっていいと思っています。 民主党は、自民党とあまり変わりがなくなってきましたが...社会民主党は、安定した庶民の 味方の党ですわ。何故、議席が減って行くのか、残念です。もう少し、応援してやって欲しいと思 います。それから共産党も、正しい事を言っていると思います。応援して欲しいと思います...」 「はい! ええ...こんな所が、当ホームページの結論です。民主党が、“勝ち過ぎても構わない!”と思 います。ともかく、政治をダイナミックに動かしていくことが必要です!」
「青木昌一です... ご静聴ありがとうございました。いよいよ、投票です。現在の政治状況に 絶望することなく、30年後、50年後を見据えて、政治を動かすことを考えて 欲しいいと思います。 おそらく、今回の選挙は、激動の第1弾という位置づけになるのかも知れ ません。しっかりと考えて、1票を投じて欲しいと思います...」 |