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ハッチョウトンボの棲む湿地はどんな地形なんでしょうか?比良の変電所を上ってゆくと、山なりに登山道が通っています。このまま、上って行くと、コッテージがちらほらあるんですが、その中腹にこの湿地はあります。入り口は低木が立ち並んでいて、その間をくぐっていくと、目の前が開けてきます。奥の山手から水がちょろちょろ流れて来ます奥の山手を上って行くと、小さな川があります。水は、その川から滲み出て来ている様です。背の高いすすき類も生えていますが、ほとんどは短い草で表面が被われています。撮影は8月だったので、モウセンゴケはもう生えてません。湿地の南斜面と西斜面が山になってます。東は低木の広葉樹の林になっています。林の中にポッカリ空いた空間で、鳥の鳴き声やら蝉の鳴き声が聞こえるばかりです。恐ろしいほどの静寂です。数年前、このすぐ西の養鶏場が熊に全滅させられたことを思うと、背筋がぞくぞくっときますが、こんないい天気の日は、下が湿ってなければ、寝転んで昼寝をしたいところです。

 

湿地 山の西斜面から水が流れて来ている 湿地 山の西斜面から水が流れて来ている
さて、最後にコモちゃんの紹介をしたいと思います。彼は、獣医さんで比良山麓で開業しています。病院はほとんど自分で作りました。湿地は病院から少し上に上がった所です。コモちゃんの腕は確かで、また、彼の性格のおかげで、動物病院は毎日大繁盛です。
コモちゃんの動物病院 建設中の湖西道路
前のページに戻るには、左のアイコンをクリックして下さい。 久しぶりに彼を訪ねたところ、彼の家のすぐ上で工事をしていててっきり湿地もなくなったかと思い、愕然としてしまいましたが、工事は湿地の百mほど下で助かりました。工事は湖西道路を志賀町から今津までの延長工事で、生活が便利になるのと引き換えに自然の犠牲も出て来ます。

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