前田整体院 トップ Q&A集 >全身を施術する理由について

 

どうして前田整体院では肩こりだけの患者にも全身を施術するのですか?
オステオパシーの基本原理として、身体の構造と機能は相互に影響しあっているので人体を一つのユニット(単位)としてアプローチしていくという考え方があります。解りやすく肩こりを例に説明すると、片側の肩こりがある人に骨盤調整や背骨の施術をして左右のバランスを整えるとそれだけで肩や首の筋肉の緊張がかなり取れる事がよくあります。首の可動域も広がり左右同じようになります。また、頭蓋骨の緊張から坐骨が歪み座った時の体の軸がぶれることで肩こりなどの不定愁訴が発症する場合もあります(坐骨のプログラミング障害)。さらに、後頭乳突縫合が緊張して頚静脈孔症候群で頚や肩がひどく凝る人もいます。現代医学では、ひとつひとつの症状に病名がついており、それぞれの症状の関連などはあまり考えられていません。しかし、人間の体は、足の爪から頭のてっぺんまでつながって影響しあっています。全身を検査して施術することにより今まで対応できなかったような症状の改善ができます。ですから主訴以外の場所を調整しないと改善しないことが多いので全身のアプローチをしています。若い頃は、いろんなことが解らなかったので本当に大変でしたが40歳を過ぎてからいろんなことを発見したり理解したりできるようになって全身の調整を続けてきて本当によかったと思っています。50歳を過ぎても大変なことはあるんですけどね。

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