今日の訪問者 住友君 |
僕は31歳になる営業マンです。 僕の頭は偏平です。 なので頭上に大抵の物は、のせる事ができます。 自慢といえば自慢なんですが それが原因で、女房との間がギクシャクしはじめてるのです。 どうしたらよいのでしょうか? |
ゆっこ: |
ビール瓶はのっかりますか? |
住友君: |
その程度なら、お茶の子さいさいですよ。 |
ゆっこ: |
それは凄いなぁ・・・ |
住友君: |
ゆっこさんもトライした事があるのですか? |
ゆっこ: |
もちろんあります。大太鼓のバチなら楽勝です。高校時代、友達に見せびらかしていました。 |
住友君: |
それは感激だなぁ。 |
ゆっこ: |
他に何を乗せました? |
住友君: |
喫茶店で、コーヒーが入ったカップをのせた時は、まわりから歓声を賜りました。心に残る思い出です。 |
ゆっこ: |
す、すごいですね。では、うちのペン君はのっかりますか? |
住友君: |
やってみましょう、、ペン君、静かにしててくだちゃいね (住友君、軽々ペン君をのせてみせる) |
ペン君: |
ぺんくん!ぺんくん!(訳:わーいわーい) |
ゆっこ: |
ところで、悩みというのは何でしょうか? |
住友君: |
はい。実は最近女房に愛想尽かされているのです。 愛想尽かされたきっかけは、女房が買ってきた新しい茶碗でした。 その茶碗を食卓に出された瞬間、僕は思わず頭の上にのっけてしまったのです。 |
ゆっこ: |
奥様に貴方の癖がバレてしまったという事なのですか? |
住友君: |
その通りです。僕はずっと女房にかくし続けていました。しかし結婚6年という歳月がいつの間にか緊張感をなくし、ついついやってしまったのです |
ゆっこ: |
でも、人の噂も75日と言いますから、そのうち忘れられるのではないでしょうか? |
住友君: |
一度タガがはずれてしまった僕には、この先75日、物を乗せずにすごす自信がありません。 |
ゆっこ: |
では、万が一、頭に乗せたい衝動が押さえ切れなかった場合、 『あ!ぺんくん!』といって奥様の後ろを指差してみてください。 ちなみに私は『あ、仮面ライダーだ!』と言われて、思わず空を見上げてしまった経験があります。 |
住友君: |
女房の視線をそらすという事ですね。なるほど!使えそうですね! |
こうして住友君は安心した面持ちでお帰りになられました。 それにしても、相談中ずっと、住友君の頭上にはペン君がのっかっていました。 さぞかしペン君も楽しかった事と思います。 ちなみに、住友君が現在一度乗せてみたいとチェックしている物は、 ボーリングのピンだそうです。 いつもボーリング場に行くと、それが気になって、集中してプレイできないとのこと。 早く実現できるといいですね。 |